ハワイに10年住んでいても、ワイキキさえまだ知らない場所がたくさんあります。先日、ワイキキを歩いていてそんな空間に出会いました。


ビーチフロントやカラカウア通りの賑やかさとは違ったハワイを感じられる、古きよき60年代のハワイが存在する空間がワイキキにまだ存在する場所があります。そこには高層ホテルもなく、60年代の古いハワイで撮影されたテレビドラマ「ハワイ・ファイブ・オー」でも見られる低層の建物があります。


日本人の私たちにはあまり馴染みがありませんが、アメリカ本土やカナダからの長期滞在者に人気のある「ハワイアン・キング」。この古いホテルは、今流行のコンドホテルとして部屋が個人の持ち物になっている物件もあるようです。


並びにある「ホワイト・サンズ・ホテル」もいかにも60年代の古い建物です。こちらも立地がいいので、低料金のアパート感覚で宿泊する日本からのお客さんも少なくないようです。ロビーで、関西弁のおばちゃんに遭遇しました。


どちらのホテルも、緑の多い中庭には小さなプール脇にデッキチェアが置かれ、白い肌を夏の強い日差しにさらしている滞在者の姿があります。ハワイらしいビーチもダイヤモンドヘッドも見えないホテルですが、ワイキキにはまだ私の知らない世界があるのだと改めて知りました。


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