日本からのハワイのパッケージツアーは、午後のチェックインまでの時間つぶしにパンチボウル巡りがあった時代がありました。もちろん、私の初めてのパンチボウルは、そんなツアーでの大型バスでの観光でした。
メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の今日、本当に久しぶりにパンチボウル(国立太平洋記念基地)を訪れてみました。普段は静かなパンチボウルですが、一年で一番訪問者が多い特別な日です。今日は午前8時半から、遺族や軍関係者などが集まり、厳粛な式典がありました。式典では、空軍のF22戦闘機4機がパンチボウルの上空を''Missing Man Formation'(慰霊飛行)'で低飛行しました。
今日のメモリアルデーを前に、約5万の数のレイとアメリカ小旗が用意され、ハワイのボーイスカウトの少年らの手によって、パンチボウルの丘で眠る戦士の墓に、レイと小旗が捧げられました。レイは一般市民からのドネーションがほとんどです。今年も例年同様、ボランティアの人々が、ホノルルハレ(市役所)でたくさんのレイを作るなど、金曜までに3万以上のレイが集まりました。
私の母の兄(伯父)は1945年終戦2日前に、満州で戦死しています。日本では戦争は過去のものになっていますが、アメリカでは今でも毎日のように中東でのアメリカ兵の戦死者のニュースが伝えらています。伯父を始め世界の戦争で亡くなった人たちの冥福を祈らせてもらった、私のハワイのメモリアルデーでした。
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