あまり気にも留めていなかった、歯医者の待合室に置いてあった雑誌の広告ページに目が行きました。


雑誌は6月にカリフォルニアの世界でも屈指の名門ペブル・ビーチ・ゴルフリンクスで開催されたUSオープン・ゴルフの特集誌。ペブル・ビーチ・ゴルフ場ではプレーしたことはありませんが、カリフォルニアにいた頃一度訪れたことがあるゴルフ場です。その雑誌にマウイ・ジムのサングラスの広告が1ページにわたり大きく掲載されていました。マウイ島にある、ただのローカルのサングラスかと思っていたのが大間違いです。


ワイキキビーチを歩いてみると、ビーチのキオスク(売店)でマウイジムのサングラスが販売されています。ビーチで売れるのかと思ったりしますが、それなりに売れているようです。


サングラスのマウイ・ジムはハワイでデザインされ、フレーム・レンズは日本で造られているようです。このサングラスは日本製なのですが、なぜか日本国内では一切販売されていない不思議なサングラスです。フレームは福井県の鯖江市で造られ、レンズはニコン製のようです。


マウイ・ジムのサングラスは偏光レンズで、乱反射した光を遮断するので、目にやさしいそうです。普通のレンズでは、水面がキラキラ光っているのが見えます。偏光レンズでは 水面がキラキラしないので、裸眼では見えない海の中を泳いでいるホヌ(海ガメ)も見えるらしいのです。

裸眼では見えないリーフなどがしっかり見ることができるので、ダイバーなど海のコンディションを見たり、潜る場所をピンポイントで探したりする人には、その威力を発揮するサングラスです。水中を覗き、泳ぐ魚を見ながらの釣りもできます。


高い品質の日本製なので、お値段もそれなりにします。サングラスといえば、レイバンが一番かと思っていました。私も、浜田省吾気取りにレイバンのウェイ・ファーラーを長年使用していましたが、マウイ・ジムもよさそうです。マウイ・ジムのサングラスは、ハイビスカス、ホヌ、タートルベイ、マカハ、サンディビーチなど品番以外にハワイの地名であったり、ハワイにまつわる名前が付いています。


ハワイが誇るサングラスが世界11カ国でビジネスを展開しています。世界で認められているハワイのサングラスが日本製なのはうれしい気がしますが、少し複雑な気持です。
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