オアフ島の真ん中あたりに位置する町ワヒアワ、ノースショアへ行く途中に寄ってもいいところです。ワヒアワはハワイ語で「騒音の場所」という意味で、かつて遠く離れたノースの波の音などがここまで聞こえたと言われていました。

19世紀後半にアメリカ本土カリフォルニアから13人の農業主がこのワヒアワにやってきました。町の中心を南北に走るメイン・ストリートであるカリフォルニア・アヴェニューがその名残を示しています。この辺りの赤土がパイナップルの栽培に適し、パイナップル畑が誕生します。20世紀にパイナップル産業が盛んになると、「パイナップルの町」と呼ばれる時代もあった日系人の移民の多い町です。毎年「パイナップル・フェスティバル」が5月に開催されます。

最近はレンタカーで移動するハワイ旅行の人たちが地図片手に町を移動している姿を見かけるようになりました。観光客の人が目指すのは、日本のガイドブックに載っているB級グルメの「サニーサイド」や「キラニベーカリー」です。以前ローカルの知り合いに連れらて来たことがあるのですが、どんなものだったかのか覚えていません。すでに昼を済ませていたので、ここではデザートをいただきました。

ワヒアワは人口1万6千人の小さな町です。この2つのお店は、歩いてもいける距離にあるキラニ通り沿いにあります。まずは、「サニーサイド」で評判の「チョコレートバイ(1ドル50セント)」を食べてみました。お店は、昼時とあって店内は満員で100%ローカルの人たちがランチを取っていました。「チョコレートパイ」と「アップルパイ」を食べてみたのですが、以前の記憶が残っていないのと同じように今回も「こんなもの?」と言う私個人の印象でした。

この「サニーサイド」がローカルに人気のあるのは、とても安くそれなりに食べられるという点です。日本の世界一美味しいスイーツに食べ慣れた日本人には、ワイキキから遠く離れた田舎町ワヒアワで食べることに意味があるように思います。地図片手にお店を探し、やっとガイドブックに載っているパイにありつける、ちょっとしたゲーム感覚で楽しめます。日本語のガイドブック片手にお店の前でデジカメを構える若いカップルを後に、次のお店に移動です。

「キラニベーカリー」は、飾り気もないお店で、注意して捜さなければ通り過ごしてしまいます。早朝4時半開店、午後7時閉店、年中無休のパン屋さんです。1959年創業ですから、もう50年以上もの長い間、地元の人々に愛されています。ブラウニーが有名ですが、マラサダ(89セント)とエクレア(1ドル75セント)を食べてみました。飾り気も何もない、ショーケースだけの、のどかな田舎のパン屋さんのようです。

どちらも、ワヒアワで食べるから意味のある、美味しいスイーツでした。美味しいものがいっぱいある日本で、このスイーツを食べても話題にもならないかもしれません。でも、はるばる日本から地図片手にワヒアワを訪れることに意味があり、楽しいことになるのでしょう。どちらもワヒアワ植物園から遠くありません。「楽園ハワイ」の名のテーマパークでは、ノースショアの途中に立ち寄るのではなく、ワヒアワが目的で、一日過ごすオアフの旅があってもいいでしょう。

Sunny Side
1017 Kilani Ave, Wahiawa, Hawaii
(808) 621-7188

Kilani Bakery
704 Kilani Ave. Wahiawa, Hawaii
(808) 621-5662

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