楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

2025年04月

未だホノルル鉄道建設の用地買収完了せず

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昨年このブログでも伝えた、ホノルル鉄道(スカイライン)の主要請負業者(日立鉄道)がホノルル交通局に対して起こした324ミリオンドル(470億円)以上の訴訟は最終和解に近づいているそうだ。日立に鉄道建設を進めてもらうために、勝ち目がないホノルル市が日立の要求を飲むことになるだろう。

政治家や役人たちと建設会社などが主導して始まった利権がらみの巨大公共プロジェクトだが、その建設プランはお粗末そのもので、無いに等しいプランでは建設も前に進むはずもない。わずか18.75マイル(30km)の建設はすでに14年が経とうとしている。

14年前に決定され建設が始まった時点で、鉄道建設の用地買収は誰もが終了していると思うだろう。驚くことに、まだ駅建設の用地の買収がすべて終わっているわけではない。ダウンタウン地区の何件かの不動産が買収できなく、最終的には公共事業に基づく収用権で強制的に差し押さえされることになることが今週ニュースになっている。

現在運行されている4両編成のホノルル鉄道(スカイライン)の平均的な乗車数はわずかに19人。乗車率はわずか1.5%で、乗客一人当たりの運営費は5万ドル(700万円)以上になるそうだ。今年秋には空港を通過してカリヒのバスターミナルまで軌道が伸びる予定だが、当局が予測するように乗車数は大幅に伸びるだろうか?

カリヒのバスターミナルから先の鉄道高架建設はまだ下準備で、高架道建設はまだ始まっていない。2031年のカポレイからダウタンタウンまでの全面開通まであと6年、ホノルルの人口が昨年100万人を切って減少しているが大丈夫だろうか?


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今年2度目のバズるブログ

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SNSでこの数年よく聞く言葉で「バズる」という言葉がある。英単語の「BUZZ」は、ハチなどがブンブンと音を立てる、人々がガヤガヤと話す、ざわつく、うわさなどが飛び交うなどの意味を持つ動詞だ。その英単語を起源に日本語として使用されているのが、ひとつの話題に多くの人の注目が集まっている状態を示す「バズる」という言葉である。

一昨日のブログ「厳しいワイキキでの飲食業」が久しぶりにバズった。普段は一日2,000前後のページビューが突如15,376と7倍以上になった。その前日のブログ「久しぶりのワイキキで思うこと」が6,487
がバズるきっかけになったようだ。10年ほど前にお盆時のハリケーン情報を流したところ、一日に15,000超えのページビューがあったが、今回はなぜバズったのかよくわからない。

ゴールデンウィーク前で日本からの訪問客がネットでハワイ情報を検索しているのだろうか?今年のこれまでの日本からの訪問客数は昨年とあまり変わりなく、2019年度比ではまだ40%減でこれから劇的にその数が増えるとは思えない。以前ほど日本人の姿が少ないワイキキの風景は変わらないままだろう。

バズるブログは狙って書けるものではないが、皆さんに読んでもらえることは嬉しいものだ。今年2度目のバズるブログだったが、2度あることは3度もあるだろうか?これからもバズる日が増えるようなブログを書いていきたいと思う。


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ダウンタウンがゴーストタウンに変わる

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NHK World(NHK海外英語放送)で放映されている番組で私のお気に入りがある。「世界ふれあい街歩き(Somewhere Street)」がその一つだ。 世界の街を訪れ、歩きながらその街の日常を紹介している。

世界の街でのさまざまな人々とのふれあいを紹介して、ガイドブックでは味わえない街の顔を見せてくれる。この番組にはふざけた芸人は登場しなく、カメラが自分の目になってまる自分がその街を歩いているような気分にさせる。

番組では世界の都市の旧市街のにぎわう庶民のマーケットを紹介することが少なくない。その都市に住む庶民の活気ある生活に引き込まれていく。ホノルルのダウンタウンにもまだ20年ほど前は、世界に誇れる庶民の商業活動があった。モールには屋台が出て、ライブの音楽が街に流れていた。人を惹きつける魅力があった。

今のホノルルのダウンタウンはこの100年で一番活気のない街となってしまった。タウンの一番の繁華街の中心地に残っているのがマクドナルド、丸亀うどん、ダイソーくらいとは情けなくなってくる。歴史がいっぱい詰まったダウンタウンには、世界に紹介できる魅力があるのに、行政の無計画な都市計画が街を壊していく。

ホノルルのダウンタウンが、「世界ふれあい街歩き」で再び世界に紹介される魅力ある街に変わるだろうか?

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厳しいワイキキでの飲食業

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先日ワイキキに行って、何年かぶりにロイヤルハワイアン・ショッピングセンターのフードコートを覗いてみた。私が知る店々がほとんど消えて、新たな店がオープンしている。

ここにフードコートが出来てから今も存続しているのは、中華のパンダ・エクスプレスぐらいだろう。この数年でほとんどが変わっている。ワイキキで利益の出る飲食業を続けることは至難の技だと言われている。

ワイキキでも一等地のフードコートは、きっと店舗料も安くないはずだ。人件費や食材費の高騰で、開店以来一度も黒字を見ずに閉店していく店舗もあるという。加えて、日本からの観光客の減少はこのフードコートに影響を与える。

マラサダと言えば、レナーズのマラサダが美味しくいつ行っても行列ができているが、このフードコートのマラサダ専門店「ペニーズマラサダ」は閑散としていた。ノースショアでフードトラックから始まったビジネスのようだ。単価の低い商品で売り上げを上げるのは簡単ではないだろう。


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久しぶりのワイキキで思うこと

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車でわずか20分走ればワイキキに来られるのに、この前にワイキキのビーチフロントに立ったのがいつだったか忘れてしまうほどだ。体調が良くなかったこともそうだが、外出するのが億劫になってしまった。

ワイキキはやはり生活感のない異空間だ。ビーチには水着一枚で横たわる観光客たちがハワイを楽しんでいる。サンスクリーンのココナッツオイルの匂いがビーチから微かに漂ってくる。

ビーチ沿いのホテルの海の見える静かなソファに腰掛け、読みかけの長編小説を取り出した。ストリーの世界に引き込まれ、時間が経つのを忘れてしまった。海からの心地よいそよ風が、私を現実に戻してくれた。

時間とお金をかけてハワイにやってくる人たちは、この贅沢な空間を求めてやって来るだと改めて思う。わずか20分でやって来れる贅沢な空間に、私も時々足を運ぼうと思った一日だった。


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アメリカで一番税負担が高いハワイ州

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アメリカでも物価高で有名な厳しい経済環境にあるハワイ州は、州議会議員の給与を32%引き上げて、2027年1月1日から現在の74,160ドルから97,896ドルに増額することになっている。

その後、議員は2年間で毎年4%の昇給を受け、さらに2030年1月1日に8%の昇給を受け、6年間で合計48%の昇給を受ける予定だ。議員たちで構成される給与委員会が昇給を決め、議会で成立する。民意と政治はかけ離れたものであるのは、今も昔も東西を問わずどこでも一緒のようだ。

ハワイは物価の高さだけでなく、私たちが払う税金もアメリカで一番高いのを知っているだろうか?WalletHubによる最近の州別総税負担調査では、私たちの所得に対してアメリカ国内で最も高い関税が課せられている。収入の13.92%が市と州に支払われている。

ニューヨークやカリフォルニアより税負担が大きいにも関わらず、ハワイ州民はどんな生活環境を得ているのだろう?ホームレスの増加でホノルル中心街から撤退する店舗が止まらない。穴だらけの劣悪な道路も誇れるものではない。低所得層向けの住宅を約束しながら、建設されるのは庶民の手の届かない高級コンドの建設が進む。

予算超過で遅延する先の見えない鉄道建設でハワイ州民は更なる税負担が見込まれている。全米一高い税負担を強いられているハワイ州民の多くは、物価が安く所得税を払わなくてもいいワシントン州、ネバダ州、テキサス州、フロリダ州など8州に移住する他ないのだろうか?

Overall Tax Burden by State(WalletHub)
1 Hawaii  13.92% 
2 New York  13.56% 
3 Vermont  11.53%
4 California  11.00% 
5 Maine  10.64% 
6 New Jersey  10.30% 
7 Illinois  10.22% 
8 Rhode Island  10.08% 
9 Maryland  10.04% 
10 Connecticut  9.90%

Hawaii has the highest overall tax burden, while Alaska has the lowest.
Vermont has the highest property tax burden, while Alabama has the lowest.
New York has the highest individual income tax burden, while eight states (including Texas, Florida and Washington) have none.
Hawaii has the highest sales and excise tax burden, while New Hampshire has the lowest. 


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Happy イースター!

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アラモアナセンターでは、デパートのメイシーズを始めいくつものお店が今日は営業をしていない。フードコートでも営業していない店舗もある。今日はキリスト教のクリスマスに次ぐビッグイベントであるイースター(復活祭)だ。

簡単な英語でイースターが説明されている動画を見つけた。英語を勉強中の人は、ヒアリングの練習にどうぞ!




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地獄の沙汰も金次第(チャイナタウン)

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ホノルルのチャイナタウンの雑貨屋の店頭に乱雑にドル紙幣の札束が段ボールに置かれていた。$100紙幣の札束の厚さは100枚はありそうだ。1万ドルの札束が$5.99で売られている。

なんちゃって$100紙幣やこども銀行の紙幣と違って、現在使用されている紙幣にそっくり裏表がコピーされた紙幣だ。少し色が違うものの、よく出来た中國製の偽札である。

なぜ偽札がチャイナタウンで販売されているのか? チャイナタウンの北、ククイ通りには何軒もの葬儀屋がある。そして、近くには葬儀に必要な物を販売する葬儀専門店もある。チャイナタウンでも葬儀用品が販売されているのだ。

中國式に人をあの世に送る時、あの世で困らないようにと遺族が棺桶に1万ドルの偽札束を忍ばせるのだ。「地獄の沙汰も金次第」は日本の格言だが、中國では冥途の閻魔さまは本物と偽物の区別が付かないのかもしれない。あの世へ行ってまでも、お金の心配なんかしたくないなぁ。

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ハワイの物価はまだ上がる

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週末の今日はイースター前のグッドフライデーで証券取引所や銀行が休業して、ショッピングセンターは駐車スペースを見つけるのにも苦労するほど人が出ていた。

この数年の物価上昇には驚くばかりだが、その上昇はまだ終わっていない。つい最近値上げされたばかりだと思っていると、また値段が上げられていて驚くことが少なくない。

カハラモールのカリフォルニア・ピザ・キッチンでランチを楽しんだ。テーブルに着くと真新しいメニューを渡された。嫌な予感!いつも食べる料理の値段が上がってる。どうも今月から値上げされたようだ。

先週はアラモアナセンターの日本のパン屋「ブルク(BRUG)」でいつも購入しているパンの値段が上がっているのに気づいた。ここもこの1年の間に、2度の値上げがされている。ハワイの物価はまだまだ上昇中だ。

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ホノルル今と昔(36)ダウンタウン・ニミッツ周辺

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上の写真は60年ほど前の1960年代の写真だ。右側の特徴ある4階建ての建物は、1929年に完成したイタリアン・ロマネス様式のディングハム・トランスポーテーション・ビルだ。並びに建つ、以前このシリーズ9回で紹介したアレクサンダー・ヤングホテルも奥に見える。

この交差点はビショップストリートとニミッツハイウェイの交差点である。ビショップストリートの左奥に見えるのは1929年に完成した今も現存するアレクサンダー&ボールドウィンの建物の横側が見える。この写真を撮った左背後には1926年に完成したアロハタワーがある。

順調に工事が進められれば、間もなくこのニミッツハイウェイ上にホノルル鉄道スカイラインの高架道の建設が始まるはずだ。高架工事が終わればこの写真が撮られた場所のすぐ右側にダウンタウンの鉄道駅が建設される。

ダウンタウンの次のシビックセンター駅が終点となるが、そこまでの開通予定が2031年となっている。今までの経過から考えれば完成はきっと遅れるだろうが、完成されたらこのあたりの風景は大きく変わることは間違いない。



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プロフィール

tigger

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。
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