寒かった日本もやっと春らしくなってきたようだ。この数日の気温の上昇できっと日本全国の桜の蕾も大きく膨らんでこれから開花していくのだろう。桜が満開の４月の入学式では、希望に満ちあふれた新入生たちが新しいスタートを切る。
アメリカにない日本のスタートの春は、日本らしく桜がそのスタートを飾ってくれる。日本の桜便りを聞きながら、遠い過去の桜の季節を思い出す。実家には大きな桜の木が一本ある。その桜も咲き始めたようだ。私が高校を卒業する時に、学校からもらった一本の苗木が今は巨木になって実家の春を演出してくれる。
随分長い間、日本の桜を見ていない。最後に見たのを覚えていない。20年くらい前だろうか？日本ではこの春の時期は花粉症がひどくて、帰国する予定を立てないできた。これから20年日本の桜を見なく過ごすことは、何か損をするような気がしてきた。円安で日本の美味しい料理が腹一杯食べられる。
今年はさておき、来年は桜を見に帰国を考えてもいいかなと思えてきた。久しぶりの花粉症を体験して、桜舞う中で豆腐田楽を楽しむのもいいかもしれない。そんなことを考えるだけで、気持ちが明るくなる。来年は是非、日本の桜を見たいものだ。
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