今日(2日前)のハワイの新たな感染者は69人、オアフ島で55人、ハワイ島で1人、マウイ島10人、カウアイ島2人が確認されている。これまでの感染者数の合計は32,110人となった。新たな死亡者は3人、死亡者合計は482人。
オアフ島:24,670、ハワイ島:2,683、マウイ島:3,345、カウアイ島:225、ラナイ島:111、モロカイ島:37
この1年以上、映画館に一度も足を運ばなかった。アメリカ国内の映画館がすべて閉鎖しては行こうにも行けなかった。規制が緩和されても密室での2時間は死のガス室のようで行きたい気も起きないし、これと言って命を引き換えに観たいと言う作品もなかった。
例年ならば、ハリウッドのドルビーシアターに大勢のゲストを入れて1年に一度の映画祭典アカデミー賞授賞式を世界に中継してきた。今年度はコロナ禍で、ロサンゼルスのユニオンステーション(鉄道駅)の待合室に舞台を移し、MCも生オーケストラの伴奏もなく、メリハリのないダラダラとしたつまらない受賞式となった。
会場は照明が悪くて暗くて人の顔がはっきり見えない。肌の色の黒い人はなおさらだ。カリフォルニアのハリウッドは元々、民主党支持者の多い世界だが、プレゼンターの何人かが人種差別問題のスピーチをして授賞式をさらにつまらなくさせた。
「毎日3人が警察に殺されている、その犠牲者のほとんどが黒人だ」 こんな出鱈目なリベラル発言が許される授賞式が楽しいわけない。もちろんコロナで映画界の環境が変ったのも原因だが、観ている人たちは正直で史上最低の授賞式になった。
調査会社ニールセンの発表によると、授賞式の平均視聴者数はわずか985万人という悲惨な結果だ。昨年のアカデミー賞授賞式でさえ過去最低記録の2,360万人だったのに、今回は視聴者数が約58%も減少している。
作品賞、主演女優賞、監督賞の主要3賞を受賞した「ノマドランド」は、車上生活をするホームレスの物語だ。NHKが昨年、日本の車上生活者を追ってドキュメンタリー番組を放映したが、そのアメリカ版のような映画だ。映画では実際の車上生活者が何人か出演している。
主演男優賞は、アンソニー・ホプキンスが史上最高齢(83)のオスカー受賞だった。彼の真に迫る演技は、すでに何本もの作品で実証済みだ。次第に自分自身や家族のこともわからなくなる認知症を患う父親を作品「ザ・ファーザー」で演じている。「羊たちの沈黙」以来の2度目の受賞となった。「ノマランド」と「ザ・ファーザー」は是非観てみたい作品だ。
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