アメリカ本土のひなびた町に行くと、必ず１軒はありそうなダイナーのダウンビート。チャイナタウンにあって異空間を感じる場所の一つがダウンビートだ。ハワイにいるのを忘れるような空間で、チャイナタウンの代表的なカジュアル・レストランとなっている。年に何度か利用してきた。

ランチだけでなく週末は午前４時までオープンしていて、ダウンタウン・チャイナタウンで夜更かしする人にはありがたいレストランとして、若い人を中心に人気がある。2011年のオープンからの店舗のほか、数年前にはビジネスを拡張して隣に夜にライブミュージックが聴けるバー空間もできた。

このダウンビートが今売りに出ている。オーナーがこの夏、経営を娘に託してやりくりを続けてきたものの、娘にはビジネスを続けていく気がないようだ。現在４件ほどの買い手からの問い合わせがあるようだ。経営者が替わると、今のままダウンビートが存続するかはわからない。

私のお気に入りのフレンチトースト、とろけるチーズのハム＆チーズのサンドイッチ、モンテクリスト（＄10）が食べれなくなると考えると寂しい。チャイナタウンで気楽に腹ごしらえするのに便利な存在だけに、今までのダウンビートが存続してくれることを願っている。

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ちょうど10日後にサンクスギビングデー（感謝祭）がやって来ます。それが終わるとハワイもクリスマス一色です。アラモアナ・センターの巨大サンタもすでに登場しています。

ダウンタウンの高層ビル群のなかでもデザインが奇抜で高さ１３１ｍのハワイ一高いビルがあります。ビショップ通りとキング通りの角に建つビルは、ハワイにふさわしく太平洋を航海する帆船をイメージーして造られたオシャレなビルです。ハワイで一番高いビルの屋上にも巨大なスターが飾られました。

間もなく12月7日からのホノルル市35周年のホノルルシティライツの準備が始まります。ホノルル市庁舎前に巨大な名物クリスマスツリーが備え付けられます。12月7日のツリー点灯式のあとは電飾パレードです。

街ではすでにクリスマスのカウントダウンが始まっています。クリスマスまでおよそ５週間、今年もあと６週間ちょっととなりました。すぐに新年です。ぐずぐずしていられません。



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アメリカでは退役軍人を称える「ベテランズ・デー」の週末に合わせて新作映画が公開されています。公開されて１週間経ったので、この週末に戦争映画「ミッドウェイ」を観て来ました。太平洋戦の大きな転換期を迎えるミッドウェイ海戦です。

昨年９月に映画「ミッドウェイ」の撮影がハワイでもありました。ワヒアワのドールプランテーション近くの道路が１日通行止めになって撮影されたシーンはわずか数秒で、1941年12月７日の真珠湾が攻撃されているシーンを車を停めて目撃する場面でした。

ホノルル空港の滑走路から飛び立ったばかりの飛行機が頭上に見えるローカルに人気のレストランがあります。サンドアイランドへの橋を渡る前に右に折れる小さな通路を入ると、隠れ家のように存在するのが「ラ・マリアナ・セーリング・クラブ（La Mariana Sailing Club）」。そこにはレストランもあります。

オーナーのアネット・ラ・マリアナさんは2008年に94歳で亡くなるまで、お店に毎日顔を出していました。1955年に始めた「ラ・マリアナ」は1975年に今の地に建てかえられてから、まるで時間が止まったように見えます。70年代のハワイにタイムスリップしたような錯覚を抱く空間です。ハワイで現存する最後の古いティキバーとも言われています。

レストランからはヨットハーバーが見え、爽やかな風がテーブルまでやってきます。頭上の大きなジェット音は気になりません。ローカルに人気があるだけに、料理の値段もワイキキとは比べると良心的です。店は窓のないオープンスペースです。クーラーがなくても汗をかきません。海上を渡ってきた爽やかな風がレストランの店内に入ってきます。

今年はリースの長期借地権が切れる年で存続が心配されましたが、５月にさらに20年のリース契約が延長されみんなを安心させてくれました。その存続の危機をネタにしたのが、この９月からシーズン２を迎えた私立探偵マグナムでした。

シーズン２になって、いつもマグナムの活躍を援助する友人の１人（オービル・リック・ライト ）がハワイ最後のティキバーを救済するために経営者になることになったのです。それ以来、マグナムを始め登場人物がリラックスする場所としてラ・マリアナが毎回登場するようになりました。

昨夜のシーズン２の８話のトップとラストシーンはラ・マリアナで演奏するトレインでした。トップはウクレレのストラミングが印象に残る大ヒット曲「Hey, Soul Sister」です。ラストは新曲の発表になっていました。トレインは９月１９日（木）にワイキキビーチで開催された番組の屋外プレミアショウでコンサートを公開しているので、その時期に撮影されたもののようでした。

交通の便が悪く観光客が気軽に行ける場所にあるラ・マリアナではありませんが、番組の人気と共にこれからは本土からの観光客の姿を見ることになるのでしょうか。

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今年になって366件目の複数の犠牲者がでる銃の発砲事件が発生している。学校での銃発砲によって犠牲者が出た事件としては18件目である。アメリカでは珍しくないニュースになっているのが悲しい。

昨日朝、ロサンゼルス郊外の高校で男子生徒（16）が銃を発砲した。16歳の女子生徒と14歳の男子生徒2人が死亡、3人がけがを負っている。男子生徒は自ら銃を頭に向け引き金を引いて死亡した。男子生徒の16歳の誕生日の朝の出来事だった。

男子生徒の名前と顔写真がすぐにニュースで公表されている。男子生徒はアメリカ人の父親と日本人の母親（55歳看護師）との間に生まれた。慢性アルコール依存症の父親は２年前に心臓発作で亡くなっている。16歳の自分の誕生日に学校で銃を発砲し、自ら頭を撃ち抜かなければならない理由は本人にしかわからない。

先週木曜日午後１１時過ぎに発生したカリヒ地区の強盗殺人事件の公聴会が昨日から始まっている。50歳の男性の家の敷地内に侵入した強盗容疑の４人の少年が事件当時の模様を伝えている。50歳の男性は侵入者に３発発砲して、１発が16歳の少年の命を奪った。少年の１人は空気銃を50歳の男性に撃返している。

どちらも尊い16歳の命が亡くなっている。無限の可能性を秘めた16歳の人生は始まったばかりなのに、とても残念なことで言葉もない。遠く想えば、自分が16歳の頃は何を考えていたのだろう？


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アメリカ本土では２億人がこの時期として100年来の寒さに震えている。昨日は150の都市で最低温度の記録更新をしている。異常寒波が原因で何人もが亡くなっている。

ワイキキビーチ・マリオットホテルを訪れると、朝からプールに浸かる人たちがいる。露出する白い肌はまだ日に焼けていない。アメリカ本土の寒さを逃れて、ハワイにやって来たばかりなのだろう。こんな光景を見ていると、本土の寒さが嘘のようだ。

朝晩めっきり温度が下がりハワイも冬を迎えている。街行く人たちの服装も冬を感じさせる。でも、ハワイの最低温度はまだ２０℃を切らなく、アメリカ本土の人にしたらハワイは楽園だ。

ハワイ列島に寒冷前線が近づいている。ハワイ列島が前線の熱い雲に覆われて、土曜から日曜日にかけて時に大雨になるところもありそうだ。日曜日にカネオヘのウィンドワード地区に行く予定はどうしたものか・・・



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近年の海面上昇や高波にうねりなどによってハワイの各地のビーチの浸食が激しい。先週からワイキキのクヒオビーチの一部が閉鎖されてビーチの修復作業が始まっている。

ワイキキは観光客にとってハワイの象徴で、ハワイ経済に年間＄２ビリオン（約2200億円）の経済効果をもたらしてくれる。世界からやってくる観光客をがっかりさせないためにもワイキキビーチの修復工事は必要だ。

ワイキキのビーチの回復工事は巨額が投じられ過去に何度も行われている。今回の工事は侵食防止工事の費用は、＄50万（5500万円）と過去と比べると巨額とはいえない。

ダイヤモンドヘッド沖の流域から砂を移送し、１個67ｋｇほどの土嚢を68個埋め立て、ビーチの下に壁のような構造物を造る工事になるようだ。工事期間は短く今月いっぱいで終わる予定になっている。

自然の力は想像もできないほど大きなもので、数年前の高潮時の高波にワイキキビーチが一瞬消えてしまったのには驚いた。ハワイのこの数年の侵食は激しく、きっと今回の工事も一時しのぎになるだろう。これからもワイキキビーチの回復工事は続くだろう。

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日曜日の午後１時50分、白昼堂々と２人の男がピストルを付きつけ金品を奪い車で逃げる強盗事件が発生した。カイルアのバス停でバスを待つ68歳の男性、63歳と44歳の女性が被害者になっている。

同じ日曜の午前１１時には、ダウンタウンに近いカリヒ地区で車で近づいてきた２人の男がピストルを見せ発砲して37歳の男の車を奪って逃げている。白昼堂々と実行されたピストル強盗の２人の男が同一犯なのかはわかっていない。

２つの事件に先立ち、木曜の夜にはカリヒ地区の自宅の窓から侵入され盗難にあった家主が複数の強盗を追いかけた。その際に犯人から空気銃（BBガン）を発砲され、応酬してピストルを発砲したところ16歳の犯人の１人に命中した。少年は死亡している。

ハワイに銃が100万丁もあれば、銃発砲事件は珍しくもないニュースだ。カイルアのバス停で待つピストル強盗事件の被害者が日本からの旅行者かどうかは明らかになっていない。カイルア通りのバス停ならば日本人が被害者の可能性もある。最近のホノルルは物騒になっている。ハワイはアメリカであることを忘れず、用心するに越したことはない。



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アロハシャツは、１００年以上前に日本からやって来た移民の浴衣などを再利用して出来たと言われています。ハワイにはさまざまなアロハシャツが存在します。ハワイ初心者、ハワイに初めてやって来た人たちがカラカウア通りを着て歩いているので一目でわかるのが、ABCストアなどのお土産やで販売されている派手な色のサンセット柄のアロハシャツ。

ホノルルのダウンタウンの銀行街などのオフィスで着られているは、もちろんABCストアのアロハとは違います。ビジネスマンに人気のブランドがあります。とても特徴的で、ネック後のブランドマークを見ないでもアロハシャツを見るだけでおよそどこのブランドか見分けが付けられます。

私の好きなブランドに1956年創業のハワイのアロハシャツ・ブランド、レイン・スプーナー(reyn spooner) があります。リバース・プリント（裏地使い）の草分けで、ボタンダウンのプルオーバー・スタイルを生み出したブランドとしても知られています。

また同じ1956年にハワイで創業されたトリ・リチャード（TORI・RICHARD）は高級感がある繊細な素材のアロハで、ファション性があふれたメーカーです。品質とデザインは高級デパートでも目を引くものがあります。落ち着いたデザインは大人のアロハを感じさせます。

1936年創業のハワイの老舗ブランド、カハラ（KAHALA）が私は好きです。当初はトロピカルなプリント柄のカハラ・スポーツウェアとして生まれた会社でしたが、すぐに人気を博しハワイだけでなく本土のデパートでも販売されるようになりました。

最近はレイン・スプーナーよりも、カハラやトリ・リチャードをよく着ています。少し厚手の生地のレイン・スプーナーよりも、カハラやトリ・リチャードの方が薄いコットン生地で着心地がいいのです。最近の蒸し暑いハワイでは綿素材が一番です。

このハワイで、綿素材ではなく化学繊維のレーヨン100％のアロハシャツだけを販売しているのが１年前にオープンしたユニクロです。レーヨンは水に弱く、またシワになりやすい特徴があります。昔のハワイのアロハシャツにはレーヨン製も多くありましたが、今ハワイで一般に好まれて着られるのはやはり綿製のアロハです。

日本の和柄やハワイを意識したデザインのユニクロのアロハシャツの値段は＄29.90とお値打ちですが、ワイキキのノードスローム・ラック（Nordstrom Rack）のレイン・スプーナーやカハラのアロハシャツよりも高くなっています。今のユニクロのアロハシャツなら、きっとプレゼントされても私は着ないでしょう。


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