楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

2019年08月

ホテルのアメニティが変る

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レストランからプラスチック製のストローがどんどん消えている。「スターバックス」は来年から世界の店舗でプラスチック製ストローを廃止することを決定している。コスコのストローも紙製に変った。今世界ではプラスチックごみが海に流れ込んで深刻な事態をもたらしている。

プラスチックで出来ているのはストローだけではない。世界最大のホテルチェーン、マリオット・インターナショナルが使い捨てのアメニティー容器のシャンプー&リンスなどのミニボトルを廃止すると発表した。

従来よりも10~12倍入るポンプ式のボトルを採用して客が持ち帰れないように壁に設置する。変更によって、5億個の小さなプラスチックボトルがごみにならなくなる。マリオットは昨年すでにプラスチック製のストローを廃止している。

大きな一企業が率先して環境問題に取り組むことは大切なことだが、環境問題は世界が団結して取り組まなければならない。プラスチック製のストローの廃止から始まった環境への関心が、世界のレジ袋、ペットボトルにも向けられて廃止されるようになるだろうか?(有料化は甘い)


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ハワイであおり運転

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日本では「あおり運転」が問題になっていますが、路上を走る非常識な人間はハワイでも少なくありません。ドライバーが車の運転中に割り込みや追い越しなどに腹を立てて、過激な報復行動を取ることを、アメリカでは「ロードレージ(Road Rage)」と呼んでいます。日常的で決して珍しいことではありません。

毎年発表されるニュースによると、ハワイはロードレージの全米ワースト1になっています。2位はカリフォルニア、3位はニューヨークになっています。人口や車の多いカリフォルニアやニューヨークと違って、人口や車が少ないハワイの不名誉なワースト1は、困ったものです。


ちょっとした運転行為があるドライバーの逆鱗に触れ、命に関わる大きな事件にも発展することがあります。オアフ島の高速道路ハイウェイ3号では、高速で走るトンネルの中で狂ったドライバーが車をぶつけながら被せて相手の車を停車させています。

この日曜日にはハイウェイ1号で、37歳の男性が高速で走行中の2台の車の前に停車して、24歳と25歳のドライバーをナイフで何ヶ所も刺しています。刺された2人は重傷を負いました。驚くことに37歳の男性の助手席に居たのは母親でした。

腹を立てたドライバーが車から降りてきて銃を取り出し発砲する事件もハワイでは起きています。日本と違って、パンチだけではすまないのがハワイです。慢性的な道路渋滞やアメリカ一高い物価などに絶えずカッカしているドライバー多いのでしょう。

ちょっとしたことがきっかけで、ロードレージに化する「怒れるドライバー」がハワイでは少なくありません。割り込みされても笑顔で接する余裕を持たないと命を失います。ハワイで車を運転する場合は、あおり運転は日本だけはないことを忘れてはいけません。



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2人の挑戦、パドルでハワイに航海

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世の中にはさまざまなことに挑戦する人がいるものだ。一つ間違えば、それは命を落とすことになる。そんなことに敢えて挑戦するのだ。私にはとても出来ないし、挑戦しようとも思ったことがない。

今日は、そんな挑戦者が1人亡くなっているのがニュースになっている。オレゴン州にある砂漠でジェット戦闘機を改造したジェットカーに乗り、自分が持つ4輪自動車としての最速記録(717km/h)更新に挑戦した女性ジェシー・コムズが事故で亡くなった。

サーフィンの板(ボード)に立って、一本のパドルで左右を交互に漕いで水面を進むスタンドアップパドル・サーフィンでサンフランシスコからワイキキにやって来た人がいる。スペイン人のアントニオ・デラロッサがサンフランシスコを出発したのが6月9日、76日かけて2900マイル(4640km)の単独横断に成功した。

ジェットカーならばわずか6.5時間で横断できる距離を2ヶ月以上かけて黙々と一人でパドルを漕ぐ。頼りなのは自身の腕の力だけ、嵐にあったらひとたまりもない危険と隣り合わせ。地上を時速717kmで走ることも、4640kmを単独で漕いで横断することも常人にはできない。

明暗を分けた2人の挑戦、どちらの挑戦にも拍手を送りたい。ジェシー・コムズの冥福を心から祈りたい。



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まだ暑いハワイ

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日も短くなり朝夕はすっかり秋の気配がするハワイですが、まだ連日90度(32.2℃)を越えて暑い日が続きます。湿気があり体感温度は95度(35℃)にもなります。しばらく貿易風が止まり、この暑さはまだ来週まで続くようです。

この夏は暑いものの安定した天気で、ハリケーン続きの昨年と比べたら、今年の夏の旅行客にはストレスのない天気に恵まれました。この夏はいつもある朝夕のシャワー(お湿り程度の雨)も少なく、今月はレインボーを見る機会もとても少なかったです。

暑く雨量が少なくて犠牲になったのが池のカモ(アヒル)たちでした。7月からカピオラニ公園などワイキキ周辺の50羽ものカモたちが死んでいます。高温多湿で雨が少なく、池の水がよどみバクテリアの発生などで不衛生になり、感染症の神経を麻痺させるボツリヌス症が発症しているようです。

気候のわずかな変化が野生動物にどれほどの影響を及ぼしているのか、私たちはもっと真剣に考えることが必要なようです。私たちは人間の英知を持って動物を救わなければなりません。カモの大量死が私たちに訴えることを決して無駄にしてはいけません。


*レインボーカウント: 今日は午前8時に出現 2019年 40


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高騰するアヒ(マグロ)

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ハワイではマグロのことをアヒと呼んでいます。ハワイの代表的な食べ物の一つになっているのがアヒポキ(ポケ)と呼ばれる、ぶつ切りにした生マグロを醤油や胡麻油でマリネしたものです。ハワイではローカルに人気の庶民の料理です。

ハワイ沖にはマグロの漁場があり、毎日新鮮なアヒがホノルル港の市場に並びます。しかし、最近になって、そのマグロが捕れなくなっています。市場に並ぶマグロの数が極端に少なくなっているのです。

新年に家族でアヒを食べるハワイでは、一時的に年末になるとアヒの価格が高騰します。需要と供給のバランスが崩れるのですが、毎年のことで問題はありません。でも、この時期にマグロが捕れないのは珍しいことです。

今年は、例年のこの時期のアヒの価格と比べて3倍にもなっているようです。店頭には高価なアヒが並び、手ごろ価格のアヒは冷凍マグロのようです。マグロが捕れないのは海水温度と関係があるのかもしれません。庶民の食卓からアヒが消えるようなことにはならないでほしいものです。



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オアフ島にもカエルの合唱?(コキガエル)

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ハワイは昨年、ハワイ王国と徳川幕府との間で交わされた公式移民の180名から150年を迎えました。1868年の明治元年に初めてハワイにやって来た日本人移民を、後に「元年者」と呼ぶようになりました。ハワイでは日本人移民の歴史150周年を祝ってさまざまな行事が行われました。

ワイキキを見下ろすことができる小高い丘、タンタラスに上がるとほんの少しだけ高い(海抜614メートル)だけで空気の温度の差を感じます。東はハワイカイのココヘッドから西はパールハーバーからコオリナまで見渡せる何のさえぎるものがないパノラマの風景には息を呑みます。耳を澄ますと、どこからかウグイスの泣き声が聞こえることがあります。

ハワイにウグイスがいるの? いるんです。ハワイのウグイスはモノの行き来がゆるかった戦前の船旅で日本の移民と共にハワイにやって来たと云われます。日本からハワイにやって来たのは人だけではありません。さまざまな物がハワイに持ち込まれています。

毎週のように私のブログのアクセス解析にかかる人気記事があります。2013年11月7日に紹介した「ハワイのヘビ」を紹介したものです。ハワイではいないはずのヘビがよく見つかります。ペットとして飼育されていたヘビが逃げ出したり、投棄されて見つかるニュースをよく耳にします。もちろんハワイでヘビを飼うことは違法行為です。

この水曜日にも、オアフ島のワイピオ地区でハワイ州への持ち込みが禁止されている違法爬虫類のイグアナが捕獲されました。体長3フィート(約90㎝)のイグアナでしたが、イグアナは人間並みの大きさの6フィート(約1.8m)に成長する爬虫類です。こんなニュースを聞くと、ハワイのジャングルに入れば映画ジュラシック・パーク並みにヘビやイグアナなどの爬虫類がうじゃうじゃと云う日がやって来るのかもしれません。

そして先日発表されたニュースでは、ハワイ島で騒音問題などを引き起こしている「コキガエル」がオアフ島パロロ地区で何匹も発見されています。小指ほどの小さなかわいいカエルが腹を膨らませて夜な夜なに大きな声で鳴くのです。このカエルも元々はハワイにいなかった外来種で、その昔船荷とともにプエルトリコからやってきたとされています。

楽園ハワイに住みつくのは世界からの人々だけではありません。人間にとっても楽園なハワイは、動物たちにとっても楽園であるのでしょう。ハイキングしていて人間の背丈ほどの巨大ヘビやイグアナには遭遇したくありません。違法爬虫類は厳しく取り締まるべきです。それは映画ジュラシック・パークの世界だけで十分です。


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ワイキキの豪華ホテル

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アメリカ一高いハワイのホテル料金ですが、ハワイのホテル料金の値上げが止まりません。今年上半期のアメリカ全土のホテル料金のランキングで堂々1位になっているのがハワイです。ハワイの1泊の平均料金はホテル料金が高いと言われるサンフランシスコ($256)やニューヨーク($237)の更に上をいく$280(約3万円)となっています。

ハワイの高いホテル料金が話題になる中、9月7日(土)にワイキキ一高いホテルがオープンします。カラカウア通りの低層ホテルが$25ミリオン(28億円)で売却され、$50ミリオン(55億円)かけて改装されました。各階には1室しかなく、わずか9室超豪華なホテルに生まれ変わりました。ホテル料金は1泊$3,000 ~$10,000(110万円)と庶民には縁遠い価格になっています。

ホテル名はアストン・ワイキキ・ビーチサイドホテルからエスパシオ(Espacio,the Jewel of Waikiki)と変更になります。所有者は名古屋市中区錦に本社をもつ興和株式会社です。繊維問屋から総合商社になり、医薬品ではコルゲンコーワ、キャベジンコーワなど薬局の店頭の緑色のカエルのマスコット「ケロちゃん」を思い浮かべる人も多いでしょう。

地元名古屋では名門の名古屋観光ホテルとナゴヤキャッスルを持ちます。名古屋の老舗百貨店丸栄を持っていましたが昨年閉店しています。数年前に名古屋市中区のリゾートトラストがカハラホテルを買収したのとは違う、名古屋の会社の新たなホテル経営です。ワイキキ一の豪華ホテル(ケロちゃんホテル)、上手く経営していけるのでしょうか?


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私立探偵マグナム P.I. 撮影中

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この3週間の金曜日のCBSテレビのゴールデンアワー(午後7時から午後9時)はアメリカ全国にハワイが流れました。ハワイを舞台にした「ハワイ・ファイブ・オー」が先陣を切ります。その後に、これから売込もうとする「私立探偵マグナム(Magnum, P.I.)」が放映されました。

もちろん、どちらも数ヶ月前にシーズンを終了していますので、1ヶ月後の新シーズンの始まり(9月27日)を意識した過去に流れた人気のエビソードの再放送です。ハワイの自然を背景に撮られたドラマは、ハワイの観光促進に大いに役立っていることでしょう。

ホノルルのダウンタウンには古い建物が残っている一角があります。日の出前からあたりに大型のトレーラーが何台も駐車して、人が忙しく働いています。マーチャントストリートは数ブロックの短い通りですが、古い建物が建つ通りはよく映画やテレビドラマに使用されます。

「ハワイ・ファイブ・オー」では、この周辺では数え切れないほどのエピソードで登場しています。先日の撮影でもこの一角で撮影されました。この火曜日の早朝から撮影があったのは、赤いフェラーリは見ませんでしたが「マグナム P.I.」の撮影でした。

トップの画像はマーチャントストリート角にある古いホノルル警察署の建物です。向かいには戦前は横浜銀行だった古い建物が建っています。シーズン2ではどのようにこの付近が出てくるのでしょう。

「ハワイ・ファイブ・オー」の室内セットはダイヤモンドヘッド・フィルムスタジオにありますが、「マグナム P.I.」の室内セットがあるのはカポレイにあるカロエロア・フィルムスタジオです。屋外の撮影がカポレイ付近でよくあるのは、撮影基地のあるスタジオが近いのが理由です。

「私立探偵マグナム(Magnum, P.I.)」の放映日が来月の新シーズンから変更になります。月曜日から金曜日と「ハワイ・ファイブ・オー」の放映日と同じになります。この3週間に2つのドラマが連続して放映されたのは、暗に視聴者に知らせる意図もあったのでしょう。

新シーズンの第1回の放映はともに9月27日(金)となります。俳優が舞台挨拶するレッドカーペットのプレミアショウは9月19日(木)に予定されています。


*レインボーカウント: 今日は午後5時半に出現 2019年 39


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ハワイはリトルリーグが熱い

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日本の夏の風物詩になっているのが甲子園で開催される高校野球選手権ですが、アメリカの夏にも熱狂する野球選手権があります。リトルリーグのワールドシリーズ(世界大会)です。

毎年この時期に行われていて、大会はほとんどの試合をESPN(スポーツ専門チャンネル)が生中継しています。日本の高校野球の夏の甲子園のように人気があるのがリトルリーグの大会です。

1947年からワールドシリーズが開催されているペンシルベニア州ウィリアムズポートの人口はわずか約3万人ですが、大会期間中はその10倍以上の30万~40万人もの人が集まります。メイン球場のラマデ・スタジアムは最大収容人員4万人と言いますから、その人気のほどがわかります。

11年前はオアフ島ワイピオのチーム、昨年はホノルルのチームが世界一の名誉を獲得しています。今年はマウイ島ワイルクのチームがハワイ代表になっています。5日から始まったアメリカ西地区の代表チームを破ってハワイが西地区の代表になっています。

予選を勝ち抜いたアメリカ8地区からの8チームによるアメリカ代表と、世界の予選を勝ち抜いた8チームの代表とが優勝決勝戦を行います。ハワイはすでに2試合に勝って24日のアメリカ代表の決勝に臨みます。決勝戦はルイジアナのチームです。

日本からの代表は調布チームが南朝鮮(韓国)を7:2で負かして、決勝戦はカリビア海のキュラソーとの戦いになります。24日(土)のアメリカ決勝はハワイチームが出場するので地元KITVで朝9:30からテレビ観戦できます。

2017年のワールドシリーズは日本がテキサス州に勝って優勝しています。昨年はハワイが優勝。今年のワールドシリーズはアメリカ代表ハワイと世界代表ジャパンの決勝戦をぜひ観たいと思っています。

*24日結果:ハワイも日本も負ける。3位決定戦は日本がハワイに勝つ。



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ダウンタウンに新たな道路標示

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今週になってホノルルのダウンタウンの歩道に見慣れない表示がペイントされています。キングストリートとベセル通りの交差点の歩道に突如現れたのは「LOOK ALL WAYS」(四方をしっかり見て)のサインです。

ホノルル市は65歳以上のシニアが道路を歩行者中に事故に遭う最も危険な街にランクされています。不名誉なランク入りです。ホノルル市は歩行者を守ろうと歩道上に強く注意喚起するサインを、今年2月から各地にペイントしています。

歩行者だけでなく車のドライバーにも注意喚起を忘れてはいけません。昨年ホノルル市は3,999人ものドライバーを飲酒および薬物の影響下での運転により逮捕しています。また、スピード違反や信号無視などの違法運転も大きな事故に繋がります。

交差点の監視カメラが信号無視の車を捉えてドライバーに違反チケットを送ることもこれから始まるようです。横断歩道前の車道を隆起させて通過する車両に上下の振動を及ぼすことでドライバーに減速を促すハンプ(hump)が、先日ファーリントン・ハイウェイに設けられました。

日本よりもずいぶん狭いハワイ、そんなに急いで何処へ行く!歩道を渡る時は、左右(右側通行だから日本と逆)四方をよく見て、青でも信号無視の車がいないか確認して渡ることが大切です。



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