毎週のようにハワイのどこかで水道菅が破裂している。50年以上も前の水道菅の老朽化によるものがほとんどだ。道路のデコボコにハンドルを取られて危ない思いをした人もいることだろう。ハワイの古いインフラは限度を迎えている。鉄道建設に巨大な借金を抱えるホノルル市にインフラの整備などに予算を回す余裕はない。
オアフ島のダウンタウンとカイルアを結ぶパリ・ハイウェイで18日に地滑りが発生し、ハイウェイが上下自由に通行できない状況となっている。ハイウェイのトンネル入り口付近で2箇所の地滑りが発生して、多量の土砂がハイウェイになだれ込んだ。土砂と一緒に大きなな岩も落下している。
ハイウェイを通行していた車に乗っていた40歳の女性と子供2人が負傷している。高速で通行するハイウェイでの土砂崩れで死亡者がでなかったのが不思議なくらいだ。パリ・ハイウェイ付近の土砂崩れはこれが初めてではない。去年から小さな土砂崩れを何度も起こっている。昨年8月にはトンネル前で岩の落下があり4台の車に被害を与えている。
地滑りが発生した場所の周辺斜面には、車ほどの大きさのある岩石もある。いつ土砂崩れが起こるかもしれない。土砂崩れのあったトンネル付近の山の斜面の修復と安定化が早急に始まっているが、簡単に修復できるものではない。トンネルを長くして事故のリスクを減らすとなると数年の月日が必要になる。
現在パリ・ハイウェイのカイルアからダウンタウンへ向かう車両は午前5時から9時まで通行が可能で、またダウンタウンからカイルアへ向かう車両は午後3時から午後7時まで通行ができる。週末は全面通行禁止になっている。
修復工事が終わり安全が確認できるまでは数ヶ月が必要なようだ。毎日およそ5万台の車両が利用すると言われるパリハイウェイだが、通勤などで利用する人はこれから少しの間不便な生活を強いられることになりそうだ。
パリ・ハイウェイのトンネルは1959年に開通して今年で60年になる。ハワイ住民の生活の安定と安全のために古いインフラの整備は第一の優先で取り組まなければならない。鉄道建設よりも大切なものがハワイにはまだいっぱいあるはずだ。
*レインボーカウント: 今日は午後4時半に目撃 2019年 15日
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