楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

2018年06月

カカアコ暴行事件の背景と謎

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今月に飛びぬけてアクセスの多かったのが6月4日に紹介した「カカアコ日本人暴行事件のその後」でした。事件を知って検索から私の記事にたどり着いた人が多いようです。人々の関心の高さが知れます。

5月28日(月)に4人の親子がカカアコにやって来ました。子供2人がカカアコの壁画の写真を撮っている間に、父親(44歳)が公園にある公衆トイレを利用しました。この公園のトイレは6月よりメインテナンス閉鎖が決まっていたものです。

父親はトイレに入ると4人組の男がたむろしているのに気づきました。ナイフで左目の上を切られ、歯も根元から折れるほど強打されています。人相が変るほど酷い暴行です。母親はトイレからなかなか出てこない父親を心配して男性トイレに近づき声をかけると、後ろから羽交い絞めにされ暴行され気を失いました。

男たちは違法薬物注射を施用中であったと思われると日本国総領事館は発表していますが、ホノルル警察は日本国総領事館の発表は正しくないと述べています。警察は、カネオヘの20歳の容疑者の身柄を拘束しています。暴行事件は20歳の男の単独犯で、薬物の使用には何の証拠もないと述べています。

ホノルル警察と日本領事館の事件の見解がかなり違います。何かすっきりしない事実が隠されているような気がしてなりません。ホノルル日本国総領事館は被害者本人から日本語で事情を聞いているはずですから、それが間違っていると言うホノルル警察に対して疑問を抱きます。

被害者が動揺していてはっきり状況を認識ていなかった?動揺していたにしても、単独犯か複数人による犯行かはわかるでしょう。被害者は1人ではありません。2人の被害者です。容疑者が1人捕まったら、芋づる式に共犯者がすぐに見つりそうなものです。

ここで事件のあった5月28日の背景を考えてみましょう。翌週に日本から秋篠宮ご夫妻がハワイを公式訪問されています。訪問先の一つにカカアコにある「えひめ丸」の慰霊碑への献花がありました。それに先立ち慰霊碑周辺のホームレスの立ち退きが実施されています。事件のあったトイレは6月1日から閉鎖が決まっていました。

秋篠宮ご夫妻がハワイを訪問される直前の日本人観光客が巻き込まれた凶悪暴行事件でした。事件の6日後の6月3日(金)に容疑者が公表されました。6月4日(日)に秋篠宮ご夫妻がハワイ入りされる直前です。建前では事件解決で、ホノルル市の面目が立ちます。

長期間にわたる民主党独裁のハワイと警察の腐敗は今に始まっていません。容疑者の身柄拘束は建前でスケープゴートのように感じてしまい、本当に犯人なのかと思うのは私だけでしょうか。政治的な大人の事情が背景にあるように思えてしまいます。

そんな気にさせる謎の一つに、ローカルテレビニュースでは一番人気のKGMBがこの事件に一切触れていないことです。不思議です。ローカルテレビニュースを製作している他のテレビ局のKHONとKITVは事件を報道しています。(事件後のニュースはすべて録画チェック済)

自由な発言が許されるアメリカですが、自分の身の安全のためにはこれ以上追求しない方がよさそうです。(この記事が訂正されたり消えたりする可能性もあることを述べておきます)

*トップ画像はカカアコの壁画画家がワイキキに描いたもの


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ハワイから教師が逃げていく

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ハワイで教師の職に就く条件はアメリカで一番悪いとランクされている。職業的な条件、アカデミックな職環境や給与を含めて最悪なのがハワイだと言う。ハワイは教師になるには適していない州のようだ。

ハワイの教師の平均的な年収は$55000(約600万円)でアメリカ本土の平均年収よりも$15000から$20000(約220万円)少ない。ハワイの家賃を始めとする物価高では安月給ではやってゆけない。

ハワイの公立学校から教師が辞める数が尋常でなくなっている。2010年の辞職者数が211人、昨年はその数が411人にも増えている。2010年以来84%にも上る数の教師が辞めている。

辞める数だけでなく教師になる人の数も減っている。条件など魅力のない教師職をめざす若者が少なくなっている。2010年度には545人が教師になったのに、毎年その数は減って昨年は400人を切って387人と激減している。

学校の現場は教師を確保するだけで精一杯で、補助教師の資格しか持たない者が正規教師の穴を埋めている学校もある。アメリカ一物価の高いハワイで、アメリカ一安い給料では基本的な生活がままならない。ハワイから本土に移っていく教師たちを止めるすべは今のハワイにはない。

すべてが悪循環だ。教師の質が低下しては、子供たちの学力が伸びないのも仕方ないことだ。ハワイの未来を背負う子供たちの学ぶ環境がこれでは、ハワイの未来は決して明るくない。



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厳しいハワイの飲食業

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ハワイに世界からやって来る観光客数は年間750万人、ハワイ州全体の人口が136万人でワイキキのオアフ島には90万人しか住んでいません。ハワイでは最近の家賃の高騰などの物価高で、この小さな島々で飲食業を長く続けることは至難の業です。


昨年9月にオープンしたばかりのインターナショナルマーケット・プレイスの3階(グランドラナイ)にある日本の炉辺焼きをテーマにしたレストラン「バク・ワイキキ(Baku Waikiki)が今月閉店しています。わずか9ヶ月の営業でした。

日本のラーメンやうどんを提供するレストランが雨後の筍のようにオープンしています。ハワイにまで来てラーメンやうどんを食べたいと思う人は多くないでしょうが、経営者はそうは考えていないようです。数年後に残るのは丸亀製麺と数店のラーメン屋くらいでしょう。

チャイナタウンのフレンチ・ラテン料理の「グロンディン(Grondin)」が24日に閉店しました。狭い店内で隣のテーブルとの距離が近いので行かずじまいでした。4年間の営業でしたが、きっと家賃の値上げなどが閉店の理由でしょう。家賃の値上げによって賃貸契約ができない閉店はハワイではよくあることです。

ワイキキ周辺では新規のレストランのオープンが続いています。こんな場所にオープンして大丈夫?と思うようなレストランはほとんどが短期間で閉店に追い込まれています。物価の高いハワイでは飲食業の営業は大変なのです。


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マイケルの命日

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昨日はマイケル・ジャクソンの命日だった。衝撃的なニュースからもう9年も経つ。ハリウッドの観光名所「ウォーク・オブ・フェイム(Walk of Fame)」では、亡くなった今でもマイケルのスタープレートに世界から人が集まる。

9年前マイケルの訃報を聞いて、ショックでしばらく言葉が見つからなかった。同じ世代で、同じ時代を生きてきたマイケルの死は、エルビス・プレスリーやジョン・レノンの死とは違ってとてもショックだった。


同じ世代だけでなく、マイケルはとても身近な存在だった。私が住んでいたカリフォルニアの自宅から車で30分くらいで行けた所にマイケルが住んでいた「ネバーランド」があった。我が家から歩いて数ブロックにはスキャンダルでマイケルが何度も出頭した裁判所があった。

マイケルの半生を描いたブロードウェイ・ミュージカルが2年後の2020年に上演されると言う。ピューリッツァー賞受賞の脚本家とトニー賞受賞歴の振付師によるマイケルのミュージカルはヒットしてロングランになることは確かだ。

生きていたらもうすぐ60歳になるマイケル・ジャクソン、冥界に行かなかったらどんなマイケルになっていただろう?2年後にはブロードウェイ・ミュージカルで再会できるのが楽しみだ。



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話題のテレビドラマ「イエローストーン」

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モンタナ州は日本より広大な面積にもかかわらず人口はわずかに99万人、どこまでも続くハイウェイを飛ばしてもすれ違う車はありません。時速70マイル以上(120km)で何時間と進んでも風景が変わらないため、スピード感がまったく感じられません。狭いハワイや日本では体験できないものです。

アメリカには日本では観られないテレビ用に撮影される映画や連続ドラマがたくさんあります。その製作規模は映画並みで、内容も映画を遥かに超えるような作品が少なくありません。昨年の秋はナショナル・ジェオグラフィックの「The Long Road Home 」にはまり、毎週の放映を楽しみにしていました。

広大な青空でよく知られた「ビックスカイ・カントリー」と呼ばれる雄大な自然のモンタナ州を舞台にしたテレビドラマ(10話)が始まりました。20日の第1話の放映は2時間の特別編でした。続きがこれから始まります。(水曜日午後7時#141パラマウント・ネットワーク・チャンネル)

ケビン・コスナーが初めてテレビドラマ「イエローストーン」に登場します。自らプロデューサーだけでなく、主演を努める作品で放映前からさまざまなメディアで紹介された話題の大作です。パラマウント映画会社のケーブルテレビ放送としては、異例の視聴率を獲得してこれからも楽しみです。

作品はモンタナで大きな牧場を経営するケビン・コスナーが、イエローストーン国立公園に隣接する牧場周辺の土地を開発しようとする業者、インディアン居留地などとの土地を巡る争いをします。現代カウボーイの物語です。テレビドラマにするにはもったいなく、映画として世界に向けて公開すればヒットしそうな作品です。


*トップ画像は2年前のモンタナで撮ったもの



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もうすぐクリスマス?

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大谷翔平のぬけて面白みが欠けたエンゼルスとブルージェイズのゲームがカリフォルニア州アナハイム球場で開催されていました。球場の入り口にはクリスマスツリーが飾られ、バックスクリーンには巨大なクリスマスリースが飾られています。

6月にクリスマス?アメリカでは半年後のクリスマスまでの折り返し点として、この時期にクリスマスが話題になります。半年後の今日はイブで明日はクリスマスです。

つい最近まで寒いといっていたですが、ハワイはこの数週間ですっかり夏のハワイになっています。この半年が過ぎるのがなんと早いこと。半年前のクリスマスが数週間前のように感じます。

後半の半分は前半に比べて早さが加速度します。6ヵ月後にはクリスマスではなく、感覚的には夏が過ぎたらすぐにハロウィーンにサンクスギビングにクリスマスがやってくるでしょう。もたもたしていられません。



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ハワイも紙ストローに

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ハワイでは7月1日からレジ袋がすべて有料になります。2020年からはレジ袋は廃止されます。環境問題に取り組むハワイの姿勢の一つです。

環境にやさしいと言われる紙ストローもハワイのレストランで見られるようになりました。先月までプラスチック製のストローだったノースショアのチョロズが紙のストローに変っていました。

イギリスのマクドナルドはプラスティック製ストローを段階的に廃止し、5月からイギリス国内の1300店舗のいくつかで試験的に紙のストローを使用しています。

シアトルは,7月1日より,レストランやカフェなど食品サービス業でのプラスチック製ストローを禁止します。アメリカでは1日に5億本のプラスティック製ストローが消費されていると言われています。

プラスティック製ストローと違った紙ストローの感覚を今日初めて経験しました。長く慣れ親しんだプラスティック製ストローの感覚とは大きく違います。紙を口に含む感覚はドリンクの味まで変えるような錯覚をします。紙がドリンクを吸収して味覚を変えるような気がしました。

紙ストローの中には内部がプラスティックコーティングされたインチキ製品もあるようです。紙もよく考えれば原料は木です。たくさんの木を伐採して紙を作るのですから、紙の消費は山林の減少になります。

ハワイは環境問題を本気で考えるならば、もっとリサイクルすることを考えたほうがいいように思えます。日本を見習って、ゴミの分別の細分化をもっと徹底させたほうが環境にやさしい気がします。

*レインボーカウント: 今日は午後5時過ぎに出現 2018年 31日




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今週の事件はナイフと銃

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楽園ハワイでもさまざまな犯罪事件が発生しています。観光ガイドブックでは紹介されない事件です。今週はワイキキの中心で観光客の通行も多い場所での事件がありました。

18日(月)午後6時13分、日の入りまでまだ1時間もある明るい時間の事件でした。クヒオ通りとシーサイド通りの交差点角に建つロイヤルクヒオ前で44歳の男性がナイフのようなもので腹を刺されています。詳しい経緯やその後の報告は発表されていませんが、被害者は重傷のようです。

ロイヤルクヒオは日本人の所有する部屋も多く、また短期から長期まで利用する日本人も少なくありません。また100mほどダイヤモンドヘッド側に行けば、うどんの丸亀製麺があります。この交差点の向かい角の路地では、昨年に拳銃殺人事件も発生しています。

同日の午後7:50分にはワイキキから少し離れたパールシティのアイエアで3人の男が銃で武装して店舗を襲っています。レジの現金を奪って逃げようとしたところ、店舗に居合わせた男性客が強盗に立ち向かい、銃で腹部を撃たれました。重傷ですが命に別条はないようです。男たちは現金を落として逃げています。

ハワイには100万丁の銃が存在します。ハワイでは銃が絡む事件は決して珍しくありません。銃がなくても殺意があれば、簡単に人を刺したり大きな傷を負わせることができます。ハワイは日本ではないことを忘れてはいけません。



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キラウエア火山を見世物に?

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ハワイ島キラウエア火山の噴火から7週間を迎えようとしています。その勢いは衰えません。60mもの高さまで吹き上げるレイラニ住居地区から噴出している新火口のマグマは8マイル(13km)以上の長さのマグマの川を形成して別荘の多いカポホ湾をすっぽり飲み込んで海上に土地を広げています。(サッカー場370個ほどハワイ島が大きくなっています)

噴出している一番大きな火口#8付近ではマグマの川は400mの広さで、時速20マイル(32km)ほどのかなりの速度でゴウゴウと流れています。流れるさまは集中豪雨後の濁流の川を彷彿させる1200℃の火の川です。

今日現在598の住居が消滅しています。住む家を失った人など2000人がまだ避難生活をしていますが、家を失った人たちのなかに自殺者も出ています。レイラニ地区に住む男性が避難所で首を吊って亡くなっているのが見つかっています。

マグマが消滅させたのは人が住む家屋だけではありません。ハワイの80%を生産するというパパイヤ畑や切花のオーキッド畑も消滅させて、関係者は途方にくれています。

過去に何度も噴火を経験しているハワイ島の今の映像を見ていると、私たちは過去から何も学んでいないのではないかと考えさせられます。家がマグマに飲み込まれていく過去の映像を見ていると、今回の噴火と映像がダブります。

マグマの通り道の危険地区と指定しながら、そこに人を住ませる行政の開発に疑問を抱きます。レイラニ地区に住む人の多くは90年代にアメリカ本土から土地の安さに魅せられてきた人たちです。マグマの噴出によって、行政は住民たちからの巨額の固定資産税を失うそうですが、もともとそこに人を住ませることが間違っています。

今日の新聞によると、州知事はマグマの川が見物できるプラットフォームを建設しようとしています。キラウエア火山国立公園が閉鎖され、ハワイ島を訪れる観光客の見世物の目玉にしようと計画されています。

キラウエア火山付近では毎日600以上の地震が記録されています。今日は649の地震があり、最大のものはマグニチュード5.4でした。キラウエア火山の従来の火口が見えるジャガー博物館は現在閉鎖されていますが、火口は日々拡大して博物館が火口に飲み込まれる可能性があるようです。

そんな状況にもかかわらず、観光客にマグマの川を見せようとする州知事の計画は信じられません。火山の恐ろしさはどこにいったのでしょう。固定資産税の喪失を嘆いたりマグマ見物場を建設する前にしなければならないことがたくさんあるはずです。自ら命を絶った犠牲者の冥福と、これ以上の自殺者が出ないことを祈ります。

*トップ画像は噴火4週間目にレイラニ地区の火口東3km付近で写真家・橋本直樹さんが撮られたもの


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ハワイからビーチが消える日

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ワイキキのビーチは、6年前に250万ドル(2億8千万円)の経費をかけてビーチの砂を補充する大規模工事が実施されたばかりです。この6年のビーチの侵食は激しく、ビーチの砂に隠れていた70年前のコンクリートの基礎部分がむき出しになっています。コンクリートの壁や鉄筋がむき出しになっています。

世界のサーフィンのメッカであるノースショアのビーチが大変なことになっています。サンセットビーチの海岸侵食が深刻化しています。サンセットビーチが消滅しようとしているのです。侵食はこの6年ほどの間にますます大きくなっています。

サンセットビーチからロッキーポイントにいたる海岸線に建つ家のいくつかは、冬になると高波が寄せてくるのを恐れています。ノースショアのサンセットビーチ小学校近くのビーチでは、海岸に建つ家の裏庭にあったプールが大波の浸食でさらわれ、家の土台がむき出しになっています。広い裏庭があった家は、海岸線が家のすぐ近くまで迫っています。

この海岸侵食問題は地球の温暖化が大きな原因だと言われています。このところの満潮が、3インチから6インチも(7.5cm~15cm)異常に高いのが記録されています。ワイキキでも去年から高潮に大きなうなりが加わるキングタイドが訪れています。ワイキキのビーチの侵食も深刻化しています。ワイキキの目抜き通りカラカウア通りが冠水する日も遠くありません。

月曜日発表された環境専門家の報告によると、30年後には世界の31万の海岸線に建つ家屋が慢性的な浸水に見舞われると予測しています。地球温暖化による海面の上昇によって、世紀末にはマイアミ、ニューヨーク、サンフランシスコが海面下になるリスクをはらんでいます。

ワイキキやノースショアの変化など少しずつ忍び寄る大災害に人々が気づき始めています。30年はあっという間にやって来ます。30年後のワイキキを想像すると怖い気がします。



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