ドラと太鼓に合わせて獅子が舞います。爆竹のけたたましい破裂音がチャイナタウンに響き渡ります。チャイナタウンの道路が通行止めになり、春節のお祭りの始まりです。
１月２８日の春節（旧正月）を控え、中国各地ではこれから帰省ラッシュが本格化します。「民族大移動」とも言われる帰省シーズンは１ヶ月以上続き、故郷に帰る出稼ぎ労働者など延べ３１億万人が移動する大イベントの始まりです。春節の始まりです。
ホノルルのチャイナタウンは、春節前の週末に街をあげて春節を祝います。チャイナタウンが一年で一番にぎやかになります。獅子舞（ライオンダンス）の太鼓とドラ、爆竹の炸裂する音でにぎわっています。
午後６時、チャイナタウン商工会のあるヌアヌ通りとキング通りの交差点に何十という獅子が集まります。水仙クイーンと商工会の会長が春節祭りの宣言をすると、爆竹が炸裂して獅子が舞い始めます。
このビルの一階には、私がハワイに引っ越して以来お世話になっている銀行があり、毎年プライベート・パーティに招待されます。ハワイでよく言われる、オハナ（家族、仲間）の精神があふれた気持ちのいい銀行です。チャイナタウンの獅子舞を一番最初に見られる一等席です。
爆竹は「魔除け」の意味があり、爆竹の炸裂するすさまじい音に驚いて悪魔が逃げるとされています。幸運をもたらす獅子が爆竹と共に舞います。銀行店を隈なく舞い、福をもたらしてくれます。銀行のカウンターの中でも獅子は舞います。
お店によっては、５０００連発の爆竹を１０個以上炸裂させるお店もあります。今晩は、何十万発の爆竹が炸裂したことでしょう。午後６時から９時まで、爆竹と獅子舞の太鼓とドラがチャイナタウンに響きまました。春節を迎える一番の夜が終わりました。
明日からの週末は、主役ドラゴンのパレードに、マウナキア通りが終日ブロックパーティになります。ワイキキにない春節を楽しむのならば、チャイナタウンまで足を運んでみてください。
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