2017年01月

2017年01月31日17:00

寒いハワイ

カテゴリ: 住

北風がビュービュー吹いてハワイは寒くなっています。ここにきて最低温度は連日７０度（21.1℃）を切って、ハワイ住民は震え上がっています。

夏はあんなにうっとうしいと思っていたまとわり付く猫が貴重な存在となっています。一緒に寝ると今は気持ちいい暖かを感じます。甘えんぼのティギは気持ちいいのか機会あるごとに私の膝の上で丸くなっています。

暦の上では週末はすでに立春です。一年で寒い時期はもう少しです。もう春はすぐそこまでやって来ています。寒さもあと少しの辛抱です。

今晩から水曜日にかけてはこの冬一番の寒さの６３度（17.2℃）になるようです。信じられないかもしれませんが、ハワイでもコートにブーツで防寒する人がいます。寒さに慣れていないハワイ住民は、気温以上に寒く感じるのがハワイです。

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2017年01月30日17:00

マクドナルド歴史物語

カテゴリ: 映画・演劇

５２歳のセールスマンがカリフォルニア兄弟が経営する小さなハンバーガーショップを世界最大のファーストフードチェーン店にしました、そのセールスマン（レイ・クロック）の成功物語「The Founder（創設者）」が映画になったので観てきました。

時代は１９５４年、売れないミルクシェイク製造機のセールスマンが６台もの注文を受けました。注文した兄弟のハンバーガー店マクドナルドを訪れます。セールスマンはそのハンバーガー店に大きなビジネスの可能性を見出します。マクドナルド物語の始まりです。

自宅を抵当に銀行から融資を受けて、フランチャイズ・ビジネスが始まります。始まりからすべてが上手くはいきません。チェーン店は増えていくのに利益が出ません。３ヶ月の融資返済が遅れて自宅を失う可能性も出てきました。

レイ・クロックを演じるマイケル・キートンが語る成功の秘訣は、学歴でも才能でもなく、一言「persistence（諦めないこと、粘り強さ）」だと断言しています。信念と継続がすべてだと言っています。レイ・クロックが今も生きていて、ハワイのスパムと白米のセットを見たらどう言うでしょうか？

マイケル・キートンの映画ポスターを見て苦笑いしました。自信に満ちた彼の背中には羽根が付いているように見えます。２０１４年のアカデミー賞作品賞を受賞した「バードマン」を連想させます。意図したポスターなのでしょうか？

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2017年01月29日17:00

トヨタのミニカー（サイオン）

カテゴリ: 住

最近ハワイの路上からサイオン（Scion）の車を見かけなくなったと思ったら、昨年２０１６年９月にサイオン・ブランドが廃止されていた。全く知らなかった。

トヨタ自動車はアメリカでは大衆車「トヨタ」と高級車の「レクサス」のブランドを持っていたが、顧客層を伸ばそうと若者をターゲットにした新ブランド「サイオン」を２００３年に北米のアメリカとカナダで開始した。私がハワイに移ってきた翌年のことだ。

そんな消えつつあるブランド「サイオン」の車「iQ」を見つけた。ハワイでは見かけたこともない車種でついカメラを向けた。狭いハワイのことだから、きっと数えるほどしかない車種だろう。日本の軽自動車よりも全長が短く３ｍもない。ドイツ車のスマート・フォーツを彷彿させる。駐車が簡単そうだ。

アメリカでは若者をターゲットにした「サイオン」ブランドだけれど、この「iQ」をドライブしてきたのはとうに７０歳は過ぎていそうな熟年の男性だった。狭いハワイならば１３００ｃｃのこの「サイオン」でも十分に活躍しそうなのに、廃止とは残念なことだ。

ちなみにサイオン（Scion）の意味は、１．（貴族、名門の）子孫、後裔　２．（接木の）接ぎ穂、若枝　となっている。サイオンがトヨタの後裔（こうえい）になれたのもわずか１３年の短い間だった。

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2017年01月28日17:00

これからのアメリカ、ハワイ

カテゴリ: 住

堅調な企業決算とトランプ新政権への期待から、ついにＮＹダウが史上初の２万ドルを超えました。マーケットには将来を楽観的に観る人が多いようです。日本株もアメリカの株高に支えられ、もう間もなく東京株式市場も２万円台に到達しそうな勢いです。

始まったばかりのトランプ大統領の新政権ですが、アメリカ＆ハワイのこれからの将来が気にかかります。歴史は繰り返すと言いますが、過去のアメリカを顧みると興味ある数々の事実が存在します。

就任式から新大統領に対する抗議デモが首都ワシントンを始めとして世界各都市で行われています。抗議デモはまだ収まっていません。トランプ大統領は就任式の翌日に初めてしたことが、CIA本部を訪問することでした。抗議デモ自体を恐れたわけではないでしょうが、新大統領は目に見えない反対勢力を恐れているはずです。

トランプ氏が大統領に立候補した昨年、トランプ氏の名前が刻まれた本物の墓石が用意されました。ニュースにもなって覚えている人もいるでしょう。今はトランプ大統領側にいる勢力、あるいは中立な勢力がこれからの大統領の政策によっては、大統領を力づくで失脚させる（暗殺？）ことも、投資家たちの中では有り得るリスクとして考えられています。

トランプ大統領が闇の触れてはいけない部分に触れてしまうと、７代ジャクソン大統領（未遂）、１６代リンカーン大統領、２０代ガーフィルド大統領、２５代マッキーリー大統領、３５代ケネディ大統領、４０代レーガン大統領（未遂）のように暗殺されてしまう可能性があります。

最初にCIAの訪問や外交的措置として英国首相との会談を設定しているのは、先代の大統領たちが倒れたような事態を避けたいための大統領の考えがあるように見えます。トランプ大統領はバカではありませんから、先先を読んでいるはずです。

歴代のアメリカ大統領は誰もが「アメリカ・ファースト」の国策を取ってきたわけですから、新大統領の「アメリカ・ファースト」は全く画期的ではありません。抗議イベントで乱闘騒ぎをしても、世界は何も変わりません。ビジネスマンであるトランプ大統領の決断力は従来の政治家にないものがあります。マイナス点ばかりを見ていても先に進みません。静かに新大統領の手腕に期待したいと思います。

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2017年01月27日17:00

キングス・ビレッジの開発が保留

カテゴリ: 住

１９７２年から４０年以上、ハワイの風景になってきたワイキキのキングスビレッジ（King's Village）が高層高級ホテルコンドに開発されるプランがありました。キングスビレッジ向かいのカイウラニホテルの高層化、モアナサーフライダのホテルコンドの高層化など、この付近の景色が大きく変りそうでな大きなプロジェクトです。

海側のハイアットホテルの建設と共に生まれたキングスビレッジですが、８０年＆９０年代の賑わいはありません。２０１２年にキングスビレッジが転売された時には、開発の波に姿を消すのではないかと危惧されました。キングスビレッジの３５店舗のオーナーたちの不安が的中しプランが発表されたのが２０１３年の年の瀬でした。

開発者はキングスビレッジ近辺の土地建物も買収して、高さ350フィート（約106ｍ）の高級ホテルコンドの建設計画を着々と進めていたようでした。ほとんどの店舗も移転して、早ければ昨年の２０１６年には建設工事が始まっているはずでした。

その開発計画が、建設費の高騰などを理由に一時的に保留となっているようです。関係者は建設費が適正価格まで下落するまで工事は着工しないと言っていますが、下落しなけば計画は白紙になるのでしょうか？行き過ぎのあるワイキキ周辺の開発計画も見直しの時期に来ているのかもしれません。

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2017年01月26日17:00

ハワイはリタイアに向かない

カテゴリ: 住

ハワイは確かに楽園ですが、長い仕事を終えてリタイアしようとするにはあまり向かないと言われています。先日発表された金融サイトのWalletHubの調査によると、ハワイはリタイアするのに向かない州の中で下位の５位になっています。

生活費、平均寿命、犯罪率など２８項目からなるランキングの分析によると、全米５０州の中で一番生活費が高い州になっています。窃盗犯罪も高いランキングがついています。一般的に生活するのにはかなり厳しい環境です。

一般的に、仕事を２つも３つも持って生きていかなければならないのがハワイです。リタイアに向かないどころか、定年の歳になってもなかなか余裕をもってリタイアできないのがハワイです。

経済的な余裕があれば確かにハワイは楽園です。安定した気温による天候のおかげで、全米の州の中で平均寿命が一番高いだけが救いです。時々訪れるのがいいのがハワイかもしれません。

2017年01月25日17:00

サロンパスとハワイ

カテゴリ: 住

７７歳からホノルルマラソンを始めて９１歳まで連続１５回も完走した日本の人がいます。５年ほど前に１０６歳で亡くなっていますが、ホノルルマラソンにはさまざまな参加者がいるものです。その高齢マラソンランナーは完走したあとの足腰のケアはきっと「サロンパス」を貼られたことでしょう。

珍しく九州の佐賀県鳥栖市に本社がある世界的な東証一部企業があります。サロンパスを販売している久光製薬です。２０１６年まで売上高が１５年連続で過去最高を更新しています。もちろん久光製薬の主力製品は貼る鎮痛消炎剤、一般用湿布薬「サロンパス」で、その売り上げが伸びているのです。

この数年のアメリカでのマーケット戦略が売り上げに大きく貢献していることは確かです。CNN,ABC,CBS,NBC などアメリカの主力テレビ局のゴールデンアワーのコマーシャルに、「サロンパス」をよく見かけるようになっています。アメリカでは筋肉痛などでもアスピリンなど飲み薬が主流で、「サロンパス」のような貼る湿布薬が新鮮でアピールしているのでしょう。

日系人の多いハワイのドラッグストアには「サロンパス」と「トクホン」が仲良く並んで販売されていましたが、最近は「サロンパス」しか見かけなくなっています。大手の小売ディスカウントストア、ウォルマートでも「サロンパス」だけが販売されていました。

７７歳でホノルルマラソンを始められたのが「サロンパス」を開発した先代の久光製薬社長の中冨正義さんです。元気で長生きする秘訣は「サロンパス」だったのかもしれません。それにしても、一般的に毛深いアメリカ人ですが、サロンパス剥がす時大丈夫なのでしょうか？

＊YouTube　はアメリカのコマーシャルではありません。（アクセントから英国か豪州？）

　
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2017年01月24日17:00

ウクレレにスラックキーギターを（ビートルズ・Junk）

カテゴリ: ビートルズ（リバプール）

新年もすでに１ヶ月が過ぎようとしています。新年を迎えて秘めた決心をしていました。まぁそんな大したことではありませんが・・・　今週中にその決心を実行しないと計画倒れになってしまうので、やっと今日のアップになりました。

今年は一ヶ月に一回はウクレレとギターで、ハワイアンとビートルズナンバーなど私のお気に入りの曲を紹介したいと思っています。今更の感がしますが、そんなことを新年の目標に掲げてみました。余暇にウクレレやギターを手にしていますが一向に上達しません。いくらハワイでもダラダラやっていたら、短い人生、あっという間に終わってしまいます。

上達しない理由は明白です。明確な目標がないからです。ゴールを設定しなくては、たとえ短距離でもゴールにたどり着けません。もともと複雑な演奏はできないので、できるだけシンプルに演奏することです。私の演奏がきっかけでウクレレやハワイアンに興味を持ってもらえる人が一人でも現れれたらそれで大満足です。

大好きなビートルズですが、今日はポール・マッカートニーの曲を紹介します。ビートルズのメロディメーカーのポールは幼少のときからウクレレを弾いています。父親がセールスマン兼アマチュア・ジャズ・ミュージシャンであった影響で、ポールの家庭にはウクレレがありました。

ビートルズが解散後の１９７１年の２枚目のソロアルバムには、自らウクレレを演奏した名曲「ラムオン」があります。「C」と「F」を含んだシンプルな４つのコードで繰り返し演奏される曲は一度聴くとなかなか耳から離れません。世界のウクレレ演奏曲のベスト３に入るでしょう。

ポールとウクレレの結びつきは幼少にまでさかのぼりますが、ポールは昨年のコンサートでもウクレレを演奏しながら２曲を歌っています。ウクレレが大好きだった故ジョージ・ハリソンを偲んで「サムシング」そして自作の「ラムオン」です。今年４月に日本にやって来るポールですが、東京公演でもウクレレを弾きながら歌うポールが見れるかもしれません。

今日はそのポール・マッカートニーの曲を弾いてみました。ウクレレではありません。昨年から久しぶりにギターを弾いています。ビートルズが解散後の１９７０年の初ソロアルバムからの「ジャンク」です。ビートルズ時代の１９６８年に４人で行ったインドで生まれた曲ですが、ビートルズのアルバムに収められないまま解散してしまいました。ポールのファンでなければあまり知られていない曲です。９６年のトムクルーズの映画「ザエージェント」でも流れていた名曲です。ポールをまねて左利きでギターを弾いてみました？？？

これからの演奏はワンコーラスで続けるつもりです。長く続けるには無理はしないことです。次の来月の演奏はウクレレで「アロア・オエ」をアップするつもりです。（今日の画像はリバプールのビートルズ博物館を訪れた時の写真です）

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2017年01月23日17:00

ダウンタウンでよく見かける風景

カテゴリ: 住

１年ほど前、北海道の観光地になっている美瑛町で写真撮影の名所となっていたポプラの木が伐採された。北海道の広大な大地に１本だけポツリと立っている「哲学の木」と呼ばれるポプラの木の写真を撮るために、マナーの悪い観光客が無断で畑の中に入り込むのが絶えなかった。土地の所有者は伐採するしかなった。

ダウンタウンの待ちの中ででハネムーンの写真撮影が始まったのはそんな前のことではない。ローカルのファッション雑誌撮影の影響からだろう、日本人の結婚記念撮影はこの数年のブームのようだ。少し前はほとんどが「HAWAII」のサインがあるハワイシアター前の撮影だったのが、このごろは周辺にまで広がって撮影されている。

ブームに火がつくとあっという間に広まるのが日本の常。そんなハネムーンの撮影隊は９９％が日本の業者で、日本人カップルを伴って撮影にダウンタウンを訪れている。古い街並みがある旧ダウンタウン地区は異国情緒が溢れて日本で撮れない記念写真が撮れる。

ダウンタウンでハネムーンの記念写真を撮ろうというのは悪くないけれど、時々マナーの悪い一部の人たちがいる。古い街並みを背景に横断歩道を渡るカップルの撮影などは、通行車両や通行人の邪魔になる。実際に車が徐行しなければならなかったり、撮影のために車が止まったりしている。狭い歩道で我が物顔で通行人の邪魔は許されない。

一般道での撮影は当局の許可を得て撮影をしなければならないだろう。一般道を利用しての営業活動は許可が必要のはずだ。ハワイシアター前からだんだんと撮影区域が広がって、大胆な撮影が始まっている。度が過ぎるとどんなことでも規制が入るものだ。マナーを守るのは一般観光客だけではない。業者の常識（マナー）もこれからは問われるだろう。

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2017年01月22日17:00

ホノルル春の気配

カテゴリ: 住

暦の上では二十四節気の大寒ですが、ハワイは春の訪れを感じる季節になっています。今日のハワイは春一番を思わせる北からの強風が吹く荒れた一日でした。

ホノルルで春を感じるのは、やはりチャイナタウンの春節前です。春節に備えてチャイタウンの店頭には春を感じさせるものが並びます。春節には春の花「スイセン（Narcissus）」が欠かせません。

日本名の「スイセン」は中国名「水仙」の音読みしたものですから、昔に中国大陸からに日本にはいってきたものと言われています。スイセンと言えば、英語名のNarcissus の由来になったギリシア神話を思い出します。

ギリシア神話の美少年「ナルキッソス」は水面に映る自分の姿に恋してしまいます。水辺で自分お姿を覗き込むようにして咲くスイセンの名前の由来です。花言葉が「自己愛」に「うぬぼれ」になっています。

太陽が沈む地点はすでに折り返して季節は着実に春へと向かっています。驕ることない水辺の仙人の境地に達するのはまだまだ遠い道のりがあります。

プロフィール

tigger

２００２年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。