ハワイの将来を左右するのが鉄道問題です。日立は昨年2015年11月にイタリアの鉄道車両中堅会社を買収しました。イタリアの車両メーカーのアンサルド社は、業績は赤字、近年は他国の鉄道会社に納入した車両にトラブルが相次ぎ評判を落としていると言います。
ハワイの鉄道はこのアンサルド社が請け負って建設しています。一般公開された車両の前面の一番目に付くところには「HITACHI」とマークされていますが、日本製の車両ではありません。日立がアンサドル社を買収したものの、親会社というだけで日本の鉄道建設と考えたら大間違いです。
まだ電車がレールの上を走ってもいないのに、やっと路線の半分ができようとしているだけなのに、高架を支える支柱にひび割れが見つかったり、線路のレールを支える基盤部分に亀裂が見つかるとはこれからが思いやられます。重量のある列車がたくさんの人を乗せて毎日レール上を通過するようなった日には一体どうなるのでしょう?亀裂は線路の2%もに見つかっているそうです。
ハワイには、まだまだこれから乗り越えならないハードルがいくつもあります。そのハードルもその高さが問題になっています。建設費用の不足、たとえ建設が完了しても、その後の鉄道維持にも巨額の費用が必要になります。ホノルル市民1人に対して$10,000以上(100万円以上)の負担で建設される鉄道が、路線補修のため全面運転休止、臨時代行バスでその場をしのぐなんてことになったら笑うに笑えません。
多くの反対があって見切り発車した鉄道建設は、行き当たりばったりのその場しのぎのプランで建設を進めてきました。大幅に膨らんだ建設費用は、今のままでは空港先のカリヒ地区までしかありません。ダウンタウンからカカアコ、アラモアナSCまでの建設費がないのです。建設費が大幅に膨らむことは当初からわかっていたことです。ハワイ鉄道の迷走はいつ止まるのでしょう。
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