32年前、ミシガン州の田舎に住む6歳のトム(Tom Frosch)は父親に連れられてデトロイトの航空ショーを初めて見ました。ジェット機のアクロバット飛行にトムは口にできない感動を覚えました。その日がトムの一生を決めることになる一日になったのでした。
トムは高校を卒業すると、ためらうことなく海軍兵学校(US.Naval Academy)に進みました。兵学校では航空工学を学び、2年前に彼は夢を実現させましたた。32年前に空に憧れた少年が、ハワイの空をブルーエンジェルスの飛行リーダー(先頭1号機)として飛んだのです。32年前に航空ショーで感動したトムは、今度は会場を訪れた何人もの少年たちに忘れられない感動を与えたのでした。
ジョン(John Cummings)は、幼いころウィスコンシン州の航空ショーに毎年通いました。戦闘機のデモフライトにいつも感動したジョンは、航空機の電気技術者として仕事に携わります。ジョンに転機が訪れたのは13年前の9月11日でした。祖国アメリカのために空軍に参加することを決心しました。
ヴァージニア州の基地でパイロットと教官をしているジョンが、週末のハワイの空を自由自在に飛び回りました。音速の2倍以上の速さで飛ぶだけでなく、後退飛行もできる世界最強のF-22「ラプター」のデモフライトをしたのがジョンでした。
ハワイで開催された週末の航空ショーもきっと、何人もの子供たちの空への憧れを強くさせたのに違いありません。デモフライトに感動した子供たちの中から将来のブルーエンジェルスのパイロットが生まれることでしょう。ペンシルベニアからやってきたブルーの野球帽をかぶった少年は、ブルーエンジェルスの飛行の向こうにコックピットで操縦する自分の姿を見たのでしょうか。
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