ハワイにとって、とても大きなニュースが昨日ありました。アバクロンビー州知事がタートルベイの665エーカー(東京ドーム58個)の土地を開発から守る法案にサインしたのです。
インターナショナル・マーケットなど過去の古いものを潰して新しいものを造るワイキキの開発は驚くばかりです。ハワイの観光業の人気と共に、大きな本土資本の大型開発がこれから目白押しです。
開発はワイキキだけではありません。オアフ島の田舎だったはずのノースショアがこれから大開発されるのです。タートルベイのホテルは拡張して2棟の新たな建物の建設を計画しています。総客室数は全部で625室にもなります。
今回の州知事の決断によって、従来のプランは大幅に変更になります。タートルベイの隣カウェラベイには225のバケーションホーム、加えて近辺の840エーカーに500ほどのユニットの住宅などが計画されていました。建設にともなって、商業施設のリゾート型ショッピングセンターの建設も予定されました。
従来のプランが大幅に縮小されます。840エーカーが150エーカーに100ほどの住宅に変更されました。タートルベイの名前通り、海岸線はウミガメが産卵する場所としても知られています。また絶滅が危惧されているモンクシール(アザラシの一種)も生息しています。開発が縮小されても自然環境を変えることなり、ウミガメやモンクシールの生育に影響するでしょう。
州はノースショアを開発から守るために、48.5ミリオンドル(49億円)で土地を購入しなければなりません。州は歳入担保債を発行してお金を集めるようです。早ければ今年から開発が始まるはずだったのが、2年ほど工事開始が遅れそうです。
ハワイを訪れる観光者が増えることはハワイの発展にはとても重要なことですが、無秩序な大資本の開発だけは避けたいものです。ノースショアでは開発に反対するバンバースティッカー「Keep the country Country(ノースショアは田舎のままでいい) 」をよく見かけます。
ノースショアにのんびりした田舎の雰囲気がなくなったら、ノースショアの魅力がなくなってしまいます。たくさんの観光客がハワイを訪れても、ノースショアを第2のワイキキにする必要はありません。
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