今朝のチャイナタウンは明日に春節(旧正月)を迎え、最後の買い物をする人々でごった返していました。いつもの3倍以上の人出がありました。日本の大晦日のような、チャイナタウンが春節の買い物客で一番にぎわう春節の前日でした。
チャイナタウンには、この春節にしか見られないものがあります。八百屋でも今日だけは春節の付き物グラジオラスが販売されています。春節の家庭を飾る花は、水仙、桃、ネコヤナギ、グラジオラスなどがあります。今日は普段見られない赤いグラジオラスの束を抱えて買い物をする人の数が少なくありません。春節の花は縁起ものです。
春節に欠かせないのは、縁起のいい花だけではありません。春節料理の代表は斎(ズァイ、ザイ)と呼ばれる、僧侶が食べる精進料理を食べます。元旦くらいは殺生しないように肉類は食べません。この時期、チャイナタウンのレストランでも特別料理としてメニューにもある料理です。「斎」と「災」とは発音が似ていることから、「災」を食べてしまえばこの一年は平安だと言われています。
「斎」は白菜、木耳、椎茸、人参、春雨、銀杏、そして湯葉などが入っています。味付けもあっさりして、日本人でも美味しく食べられます。もちろん、先週末のチャイナタウンの春節のイベントの屋台でも見られた春節料理です。
春節に食べられる食物に、年糕(ネンガオ:略してガオ)と呼ばれる餅があります。日本人同様に中国の人は縁起をかつぎます。そのため、春節には縁起のいい食べ物として年糕(ネンガオ)を食べます。その発音である「ネンガオ」が、中国語の「年高」の発音であるネンガオと似ているため、縁起をかついで年糕を食べます。餅の粘つきは、家族の結びつきを表し、形の円形は家族の円満を表します。甘さは、人生の甘さ、ゴマは子宝を表します。中央の赤いプラムは、幸運を表します。
この餅は、もち米、小麦粉、ブラウンシュガーを円柱の形に蒸したものです。サイズは色々あるようです。興味ある味の方ですが、これは味も食感も日本のウイロウによく似ています。日本人の私たちには、とても食べやすい懐かしい味です。ホノルルのチャイナタウンの春節には欠かせないネンガオ。日本の鏡餅みたいなものと言えるのかもしれません。
年中無休のチャイナタウンのお店も明日の春節は例外で閉店です。去年より今年はもっと向上すると言う意味の「年高(ネンガオ)」と同じ発音の「年糕」を食べて、馬年もいい年になりそうです。
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