ダウンタウンから、カハラモール行きのバス#1に乗り込むと、私より遅れてバスに乗り込んだ老女がいた。私の隣に腰掛け、ささいなことがきっかけで話をすることになった。
私のことをボーイと呼ぶ東洋人の老女に
「How young are you? 」
と問いかけると、笑いながらマイナス5と返事が返ってきた。即座にマイナス5の意味がわからなかった。
シャレた帽子を被った95歳の老女は、耳の聞こえもよく、少し足が悪く杖が必要な以外は、一人でバスに乗ってダウンタウンにショッピングに来れるほど元気である。とても、95歳に見えない。
「Are you Chinese? 」「No, Japanese.」
私が日本人とわかると、会話は日本語になり、話が弾む。
「あなた、どこ出身?名古屋?愛知県ね、行ったことないけれど徳川家康の出身のいいとこね!」
ヨシコさんと言う95歳の老女は、日本語しか話せない九州出身の両親から日本語を教わったハワイ島生まれの日系2世。もっと会話をしたかったのに、残念にも私はすぐにバスを降りなければならなく、お互いの健康と再会を祈って、私はバスを降りた。
「また会いましょう」と言ったヨシコさんに、また会える気がする。
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