楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

2012年01月

チャイナタウンを歩くツアー



本日は、福井県と静岡県からお越しの田中さん、ゆかさんをチャイナタウン・ウォーキングツアーにご案内しました。


先週末に、大イベントのブロックパーティ(歩行者天国)とドラゴンパレードがありましたが、ホノルルのチャイナタウンはまだ「春節」を祝うイベントが開催されています。


イベントはチャイニーズ・カルチャルプラザで夜遅くまで開催されています。明日が最終日になります。今ホノルルに滞在されている方、チャイナタウンの「春節祭」はいかがですか?ワイキキからは、ザ・バス(2.5ドル)のエクスプレスB、19,20,42に乗れば会場のすぐ前まで来れます。


年糕(ニエンガオ)を食べながら、本日のツアーの案内をさせていただきます。中国の「春節」には欠かせない餅です。今はチャイナタウンどの店頭にも、年糕(ニエンガオ)と呼ばれる餅をが並んでいます。ダウンタウンのロングでも販売されています。見た目は?ですが、もち米、小麦粉、ブラウンシュガーを円柱の形に蒸したもので、日本の「ういろう」に似て日本人の私たちも美味しくいただけます。中国のお正月には、幸せを象徴するお餅は欠かせません。


幼稚園児くらいから小学生低学年くらいの子供たちが、白い小さなティッシュをひねったような物を放り投げています。地面でパッチンと炸裂します。さほど力はいらなく、ちょっとした衝動で炸裂しています。会場で3個1ドルの中国的かんしゃく玉「ポップ・ポップ」を購入して、私たちも楽しみました。いい大人3人が童心に戻って、中国的祭りを楽しみました。幼い頃、日本の夏祭りで花火遊びをしたのが思い出されます。


中国では春節に斎(ズァイ、ザイ)と呼ばれる、僧侶が食べる精進料理を食べます。この時期、チャイナタウンのレストランでも特別料理としてメニューにもある料理です。「斎」と「災」とは発音が似ていることから、「災」を食べてしまえばこの一年は平安だと言われています。


会場では、国際佛光会の斎(ズァイ、ザイ)の入った5ドルの弁当が食べられました。肉類は一切ありません。ベジタリアン向けの料理です。大根と人参の煮物、ピーナッツと椎茸の煮物、そして「斎」を入れてもらいました。「斎」は白菜、木耳、椎茸、人参、春雨、そして湯葉が入っています。味付けもあっさりして、日本人でも美味しく食べられます。田中さんは、「美味しい!」を連発されましたが、完食されませんでした。密かに口に合わなかったのでしょうか?私は美味しい斎(ズァイ、ザイ)を食べて、今年も災難のない年が迎えられます。


ハワイは長い滞在だそうですが、お二人はこんな体験は初めてだそうです。年に一度の「春節」のこの時期は、チャイナタウンで異文化を体験するのもいいでしょう。また違ったハワイを楽しめます。



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ハワイのカリフォルニア(モントレー)



パールリッジSCにあるシーフード・レストランの「Monterey(モントレー)」。名前の通り、カリフォルニア州にあるモントレーが名前の由来です。サンフランシスコの南にある、ジョン・スタインベックの名作「エデンの東」の舞台となった場所です。ジェームス・ディーンの映画にもなりました。カリフォルニアに住んでいた頃、何度も訪れたことのある思い出の地です。


レストラン「モントレー」は、カリフォルニアに2店舗、そしてハワイに1店舗をもつレストランです。名前に魅かれて、ずいぶん以前に一度訪れたことがあります。ごく普通のアメリカのどこにでもありそうな大衆レストランで、長く再び訪れることもありませんでした。久しぶりに行ってみました。


レストランの入り口までの長い回廊が特徴のレストランです。この回廊は、CBSテレビドラマ「ハワイ・ファイブ・オー」でも登場しています。やはり特徴ある建物は、撮影ロケに使かいやすのでしょう。食事は、可もなく不可もないシーフードが食べられるレストランです。私は、野菜とエビが程よく食べられるシュリンプ・ステアフライ(13.95ドル)をいただきました。それなりに美味しくいただきました。


場所柄、観光客よりもローカル、ミリタリー関係のお客さんが多いレストランです。遅いランチでした。ブロンドの髪をポニーテールにした迷彩服のメグライアン似のお母さんが、5歳くらいの女の子と隣席にすわりました。ブロンドの髪の美しさがどこか非現実的で、一瞬コスプレのお姉さんかと思ってしまいました。ハワイでは、仕事場に制服を着ていく人を見かけるはよくあることです。でも、愛嬌のある子供の表情とは対照的に、クールに迷彩服でビールを飲むお母さんは少し異様に見えました。


きっと仕事を終えて、デイケアで娘をピックアップした帰りでしょう。よく考えるまでもなく、迷彩服姿でビールはよくありません。車を運転してきているはずです。たった一瓶とはいえ、飲酒運転には違いありません。日本では見られない日常の光景でした。


このレストランを訪れると、カリフォルニアのモントレーの光景が甦ってきました。映画「エデンの東」のオープニングでテーマ曲と共に映し出されるのが、モントレーの海岸です。モントレーは、このレストラン名のように魚の缶詰(Bay Canners)が有名でした。このハワイのモントレーからは海が見えませんが、モントレーの海の見えるレストランを思い出した一日でした。



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ハワイの免許申請法改正



先週ハワイ州運輸局から免許の申請法の改正が発表になりました。地元では、さっそく大きなニュースになっています。3月5日よりハワイ州の運転免許の申請方法が大幅に変更になります。新しい申請手続きは、初めて免許を取得する場合のほか、免許の更新にも適用されるようです。


現在は、誰でもIDカード(パスポートなど)があれば簡単に運転免許が取れるのが、これからは今までのようにはいかないようです。発表された申請法は複雑で、実際実施されなければ、まだわからない部分があります。


運転免許の申請を行う際に必要とされる書類が大幅に増えそうです。免許申請時には、ソーシャル・セキュリティー・カードのコピーのほか、パスポートや出生証明書、帰化証明書または永住権(グリーンカード)などの書類が必要になります。また、結婚して名字が変っている場合は、結婚証明書が必要となります。他の州から移住してきた場合には、他の州に在住していたことを証明するための書類が必要になりそうです。


今回の申請手続の大幅変更は、2005年に発令された連邦政府のテロ対策や不法滞在者の取り締まりを目的としたリアルID法に基づいて実施されるそうですが、7年も遅れての実施です。


日本人観光客の免許取得のサポートをビジネスにしている人は大打撃を受けるでしょう。実質、日本観光客の免許証取得・更新は不可能になります。テレビニュースのインタビューに応えていたDMV(運転免許証申請所)の人々は、複雑な申請は誰も歓迎していないと眉をしかめていました。運良く私は1年ほど前に更新を済ませましたが、2019年の更新にはさらに複雑にならないように祈るだけです。


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オアフのトレイルに挑戦

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今できることをする。これから体力も落ちて、できないことが出てきます。昨年は、オアフ島の5つの植物園を廻りました。今年は、オアフ島の初心者向けのトレイルに挑戦していこうと思っています。


まずは、マウナウィリ・フォールズ(Maunawili Falls)トレイルに挑戦です。強い風が吹き上げるあのヌナヌパリの展望台の東部に位置するマウナウィリの初心者向けのトレイルです。ダウンタウンからパリハイウェイ2つのトンネルをぬけて、坂道を下りていき、カイルアに入る前に右手の山に向かって入っていくとトレイルの入り口に着きます。ラニカイでお馴染みのザ・バス#70がカイルアからトレイルの入り口近くまで来ています。


コオラウ山脈の裾野にある滝を目指す熱帯雨林の中を歩くトレイルです。入り口では、鳥のさえずりに混じり、すでに渓流の水が流れる音が聞こえます。コオラウの山にぶつかってできた雲から落ちてくる雨のしづくが渓流を作っているのでしょう。トレイルの途中には、足場もぬかるむ所があるようです。


この日は、後にトレイルに挑戦するための下見でした。トレイル入り口付近で、すでにたくさんの蚊に遭遇。トレイルには、虫除けスプレーが必要です。初心者トレイルといえ、やはりそれなりの装備はしてきた方がよさそうです。軽装ではなく、長袖、長ズボンの方がいいかもしれません。

そうそう、最近観光客の皆さんにも人気のマノア・フォールズのトレイルもまだなので、こちらも挑戦したいと思っています。今週は、トレイド・ウインド(貿易風)がぴたり止まり、コナ・ウインド(ハワイ島からの風)がボグ(火山灰)と湿った空気をオアフに運んでいます。まだ、しばらく安定しない天気が続きそうです。ハワイの山の美しさは、海の美しさに負けない魅力を持っています。オアフの天気と相談しながら、今年はオアフのトレイルに挑戦していきます。



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カイムキでイタリアン



カイムキのあの長い一本道の坂道ウィルヘルミナ・ライズを下りたところにあるレストランテ「ヴェルバーノ」。


何度か「ホノルル一番のイタリアンレストラン」に選ばれたこともある、ローカルに人気のイタリアンです。レストランの「 Verbano(ヴェルバーノ)」は、北イタリアのマッジョーレ湖の別名から取られたものだそうです。 ハワイではローカルの人々に人気があり、3店舗を構えています。カイムキのココヘッド・アヴェニュー店は初めてでした。


先回のキング・ストリート店では、茹ですぎのパスタが多いアメリカでは珍しい「少し歯ごたえのあるアルデンテ」で、麺は細いスパゲティーニでした。ホノルルの人気レストランに選ばれるだけあります。


先回と同じく、ひき肉たっぷりのミートソース(10.90ドル)とカルボナーラ(10.90ドル)をシェアしていただきました。カルボナーラは、何か足りません。お店を出て気づきました、ベーコンとハムが入っていませでした。どちらも、美味しくいただけたキングストリート店と違います。この日は食材が足らなかったのでしょうか?パスタも違っていて、幅広のパスタ・フェットチーネでした。


お店の正しい評価をするのには、何度か足を運ばなければなりませんが、どうしてもキングストリート店と比べてしまいます。3店目のパールリッジSCの入り口にあるお店も、いつか近いうちに訪れてみたいと思っています。


店内はカンツォーネではなく、程よい音量のジャズが流れています。ウィークデイの夕方の5時開店に行きましたが、時間が少し早いのか、お客さんは私たちだけでした。静かに美味しいイタリアンがいただけました。


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チャイナタウン廃屋のネオン



ブログを始めてから度々紹介してきた1997年に閉店したチャイナタウンの廃屋は、どうなっているのでしょう?長く荒れるままに放置されてきた廃屋が、去年から手が入りきれいによみがえり、テナントを待っているところまで紹介しました。


チャイナタウンの廃屋がずいぶんきれいになりました。昨年の年初から、少しずつ改装され夏に完成されました。一時は壁に草どころか、小さな植物が何本も成長するまで放置されて荒れ果てた廃屋でした。歩道の上のひさし屋根も取り替えられてきれいになりました。ホノルルで一番のネオンに選ばれたあの「Club Hubba Hubba」 のネオンは温存しての改装でした。


夏に内装もすべて終わり、「テナント募集中」のサインが長い間、虚しく窓に掲げられていました。夜になると、建物の入り口はホームレスの寝床になり、酔っ払いなどが立小便を引っ掛ける始末を何度か見てきました。このままでは、せっかく廃墟をよみがえらせたのに台無しになってしまいます。


10月のある夜、建物の中に灯がともり人が出入りしています。チャイナタウンの街復興するチャリティの会合が、チャイナタウンの復興の象徴でもあるこの建物で行われたのでした。これからテナントも決まって街が変わっていくのかと期待を持って見守ってきましたが、その後は相変わらず「テナント募集中」のサインが掲げられたまま変化はありません。


建物の行方が気になって、週に何度か前を通りますが、何の変化もありませんでした。年が変わってびっくりです。12月下旬まで建物の象徴である、あのホノルル一番の「Club Hubba Hubba」 のネオンがあったのに、今はありません。たとえ改装中でも決して外されることもなかった歴史的ネオンサインがありません。ネオンがあってこそ建物の価値があったのに、今はタダの古い建物になってしまいました。


ネオンサインの撤去は、落下するかもしれないという安全性に問題があったのかもしれません。それとも、ネオンを蘇らす作業のため一時的に外されたのかもしれません。ネオンサインのある建物のファンとしては、後者であってほしいと思います。チャイナタウン知る歴史的建物として、後世まで長く残してほしいものです。


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チャイナタウン春節祭り

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ドラと太鼓に合わせて獅子が舞います。爆竹のけたたましい破裂音がチャイナタウンに響き渡ります。ハワイのチャイナタウンの春節のお祭りが昨日始まりました。今日は祭りのメイン、ドラゴンが舞うパレードがありました。このパレードは、ハワイではもう30年も続く伝統になっています。


ホノルルのチャイナタウンは、春節前の週末に街をあげて春節を祝います。今日一日は、チャイナタウンが一年で一番にぎやかになる日です。今日は家族連れも楽しめる歩行者天国のパレードでした。マウナキア通りは、終日通行止めになり沿道にはさまざまな屋台が出ていました。日本のお正月、春祭り、夏祭り、秋祭りが一度に訪れるというのが、ここホノルルのチャイナタウンの庶民のお祭り「春節」です。


春節にちなむ中国料理などを楽しむこともできました。中国では春節に斎(ズァイ、ザイ)と呼ばれる、僧侶が食べる精進料理を食べます。この時期、チャイナタウンのレストランでも特別料理としてメニューにもある料理です。「斎」と「災」とは発音が似ていることから、「災」を食べてしまえばこの一年は平安だと言われています。


「斎」は白菜、木耳、椎茸、人参、春雨、そして湯葉などが入っています。味付けもあっさりして、日本人でも美味しく食べられます。もちろん、屋台には日本の餅の起源になった餅類も並びます。


3時半からはホテルストリートでパレードです。沿道にはどこから集まってきたのかと思う、普段の土曜の午後のチャイナタウンに見られない人が集まりました。春節のこのお祭りに参加するのはローカルが多いのですが、アメリカ本土だけでなく、遠くヨーロッパから来ている人もいるようです。


たくさんの獅子が舞い、そして最後は龍の舞いでパレードは終了しました。パレードが終わっても、午後10時過ぎまで、チャイナタウンからはいくつかのステージで演奏されている音楽がきこえてきました。一年に二度正月を迎えられる私は幸せ者です。今年も「斎」をいただき、この一年災難のない一年がすごせそうです。




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ハワイに春節到来

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ドラと太鼓に合わせて獅子が舞います。爆竹のけたたましい破裂音がチャイナタウンに響き渡ります。チャイナタウン中が通行止めになり、春節のお祭りの始まりです。


1月23日の春節(旧正月)を控え、中国各地ではこれから帰省ラッシュが本格化します。「民族大移動」とも言われる帰省シーズンは1ヶ月以上続き、故郷に帰る出稼ぎ労働者など延べ31億5000万人が移動する大イベントです。


ホノルルのチャイナタウンは、春節前の週末に街をあげて春節を祝います。今年は今晩と、明日一日がチャイナタウンが一年で一番にぎやかになります。獅子舞(ライオンダンス)の太鼓と爆竹の炸裂する音でにぎわっています。


6時、チャイナタウン商工会のあるヌアヌ通りとキング通りの交差点に何十という獅子が集まります。水仙クイーンと商工会のお偉いメンバー方が春節祭りの宣言をすると、爆竹が炸裂して獅子が舞い始めます。

このビルの一階には、私がハワイに引っ越して以来お世話になっている銀行があり、毎年プライベート・パーティに参加させてもらっています。ハワイでよく言われる、オハナ(家族、仲間)の精神があふれた気持ちのいい銀行です。チャイナタウンの獅子舞を一番最初に見られる一等席です。


店頭の入り口には、2500連発の爆竹が用意されます。爆竹は「魔除け」の意味があり、爆竹の炸裂するすさまじい音に驚いて悪魔が逃げるとされています。幸運をもたらす獅子が舞います。勇敢にも、爆竹の破裂するのも物ともしません。

爆竹が終わると、獅子が店内に入ってきます。神妙に備え付けの神さまの前では、大人しくお参りします。そして店内を隈なく舞い、福をもたらしてくれます。銀行と言えどカウンターの中でも獅子は舞います。そしてクライマックス。店内に用意された、天井につるされたレタスを食べます。獅子の中の大人が肩車をして、レタスを口にします。


中国の春節の獅子舞は、春節青菜と呼ばれています。青菜(レタス)と一緒に、ご祝儀がしこまれています。獅子が好物の青菜をとれることは、念願成就の意味や財を成すなどの意味もこめられています。唐獅子牡丹のように獅子は牡丹(植物)を食べるようです。


お供え物には、みかんが見られます。これは、中国では春節になると柑橘系のみかんなどを飾る風習があるからです。みかんなどの柑橘系は中国語で「橘子」と書き、この「橘」の俗字が「桔」で「吉」を意味するので、縁起のいい植物とされています。特に金柑は、中国語で「金橘」と書くので、金+吉で、金運を意味します。


レタスを口にした獅子は、店を出るとまた2500連発の爆竹と格闘します。獅子舞は激しい運動のため、数分交代で何人もの人が獅子を舞います。獅子は幸運をもたらしてくれるので、みな獅子にお祝儀を出します。獅子は巧妙にできていて、瞬きもします。耳を動かすこともできます。尻尾だってイヌのように振っています。役者です。チャイナタウンの獅子舞はご祝儀が好物です。


お店によっては、5000連発の爆竹を10個以上炸裂させるお店もあります。今晩は、何十万発の爆竹が炸裂するのでしょう。午後6時から9時まで、爆竹と獅子舞の太鼓の音がチャイナタウンに響きまました。鼻腔が火薬臭くなる春節を迎える一番の夜が終わりました。

明日は、今年の主役ドラゴンのパレードに、マウナキア通りが終日ブロックパーティになります。もう一日、ホノルルのチャイナタウンの春節を楽しみたいと思います。



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ハワイで気になる日本語




2012年の新年からハワイでは新たな法律が生まれました。シビル・ユニオン法という、同性愛カップルの婚姻が認められる法律が1日から導入されました。


新年になると同時に4組のカップル(男1:女3)が婚姻届を出しニュースになっていました。33年間一緒に生活している女性のカップルは喜びいっぱいにインタビューに応えていました。男性のカップルもこれ以上の幸せはないと応えていました。


最近気になる日本語があります。ハワイの日系人の戦前の日本語ではありません。現在の日本で使われている日本語です。


そして先日、こんな記事を目にしました。


「こんにちは。28歳 独身の女性です。

最近、結婚した夫婦が相手の事を「相方」と呼んだり、付き合っている恋人の事を「相方」と呼んだりしているのを聞きます。実はすごくそれが不快なんです・・・。


私は女性なので、結婚をしたら相手の事を外では「主人」と呼びたいです。家では何て言っても構わないと思いますが、外ではそうしたいと思ってます。まだ日本では「主人」と呼ぶのが大人のマナーなのではないかと感じております。(良い単語がナカナカでないので)


ジェンダー的に「嫁」「主人」「家内」のような単語は問題があるのは分かりますが、「相方」より人の前で話すならふさわしいように思います。もし、時代にそぐわない呼び名が嫌なら「パートナー」とかもっと別の表現があるように思います。


「相方」って響き(昔は遊郭の女性の事を客が「あいかた」と呼んでいたようです)がすごく嫌で不快感を感じるのって私だけなんでしょうか?

うまく説明出来ませんが、すごく嫌な気持ちになってしまいます。
共感して下さる方がいると嬉しいです。 」


最近ブログでもこの「相方」という表現をよく目にします。関西系の若い人たちが軽い乗りで呼ぶのかと思いきや、日本全国で使われているのには驚きです。「相方」と言う日本語の使用に不快感を感じるのが私だけでなかったのは、少し救われた気がします。


新しい言葉の使い方に対してどう感じるかは、その人の環境や価値観によって大きく変わるものだと思います。人によって感性はそれぞれ違うので、正しいとか誤りだとかの問題ではありません。私には、一生使う機会のない単語かもしれませんが、今の日本では流行の言葉使いの一つのようです。


言葉は時代と共に変わるものです。これから大多数の人が使用すれば、その言葉は正しい表現になっていくのでしょう。私もいつか、日本からの観光客の人に、「この人は古い日本語を話している」と思われたりする日がやってくるのでしょう。


シビル・ユニオン法によって、ワイキキなどのビーチで見られる新婚さんの写真撮影も、異性愛のカップルだけでなく、同性愛のカップルをこれから見かけるでしょう。そのような同性愛カップルは日本語のような複雑な言葉の表現に煩うこともなく、お互いを「パートナー」と呼ぶのでしょうね。




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ハワイで見かける光景



ハワイで時々見られる光景にヘリコプターを使っての作業があります。


昨日、隣ビルの屋上にある空調機器を変換するため、道路閉鎖をして作業が行われました。交通規制のために警官が何人も出ての、大掛かりな作業でした。


この数年にダウンタウンでは時々、ヘリコプターが大活躍するこんな風景を見ることがあります。古い高層ビルの屋上から、ヘリコプターが古い機器を下ろし、そして新しい機器を上げるのが私には珍しく、つい仕事を中断して見物です。


ヘリコプターのパイロットの顔の表情まではっきり見える距離です。手を伸ばせばメインローターに触れることができるように見えます。ビルの谷間をヘリコプターは慎重に地上にある機器を吊り上げていきます。一つ間違えれば、メインローターがビルに触れるかもしれない危険な作業です。パイロットの表情は真剣そのものです。地上で交通整理する警官も見上げて、作業を見守っています。


ビルの谷間にメインローターの大きな音が響き渡ります。パイロットには慣れた作業でしょう。わずか30分ほどで、事故もなくその作業は終わりました。パイロットの硬い表情が緩んで、手を振って現場から離れていきました。


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