楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

2011年10月

ある夕食の光景

 

カリフォルニアでは、よく「イン・アンド・アウト・バーガー(IN-N-OUT)」を食べていました。お店には、電子レンジも冷凍庫も、調理済みの食べ物を保温するオレンジ色のヒートライトもありません。食材はすべて新鮮なものばかりを提供してくれる、アメリカ西海岸で人気のあるバーガー店です。「ベスト・バーガー」チェーン部門と「ベスト・サービス」部門で1位に選ばれた、顧客満足度でも最高点を獲得している西海岸で人気のバーガー店がハワイにないことは残念です。

人には嗜好があります。ファーストフードのハンバーガーと云えば、私にとってバーガーキング。ハワイにもおいしいハンバーガーを出してくれるバーガー店もありますが、食指が動くのは食べ慣れた、気軽に食べられるバーガーキングです。

マグドナルド、ジャック・インザ・ボックス、ウェンディーズ、カールス・ジュニアなど数々のチェーン店がありますが、我家は気軽に食べられるバーガーキングを贔屓にしています。

若い頃は、ワッパー(Whopper)を食べていましたが、ここ数年前からは、レギュラーサイズのワッパーが食べられなくなり、一回り小さいワッパー・ジュニアを食べています。今の私たちにはちょうどの大きさで、このワッパー・ジュニアのセット(4ドル49セント)を食べています。バーガーキングのワッパーは、レタス、オニオン、トマトが入ったバランスのいいハンバーガーで飽きもしないで30年も食べ続けています。

お店のマネージメントなどは、マクドナルドと比べるとずい分劣りますが、私は気軽に食べられるバーガーキングが、このワッパーを提供してくれる限り通い続けることになるでしょう。

1週間に一度はお世話になっている、ベレタニア通りのバーガーキングの隣席の老夫婦が気になりました。少し前、パーキングで時間をかけて車外に出る夫人の手をとっている老人の姿がありました。トヨタの赤いピックアップ・トラックは2人にピッタリです。

表情から判断すると、2人は80歳前後の日系人のようです。男性が何度も席を立ち、小まめに夫人のお世話をしています。2人にはまったく会話がありません。黙々と口にはこぶチッキンバーガー。ゆっくりコーヒーをすすります。男性はまた席を立ち、コップに水をついで持ってきます。

老人たちの夜は早いのでしょう、一般の夕食には少し早い4時過ぎです。ゆっくり2人は食事をして、岐路に着くのでしょう。サンドイッチにコーヒーの夕食、何も言葉を交わすもない夕食ですが、この2人にはもう会話も必要ないのでしょう。2人の80年の人生が垣間見える気がしました。

おじいさんは、ベッドに横たわる前に独り言のように、おばあさんに呟くでしょう。
「ばあさん、今日も何事もなくってよかったなぁ・・・」
私は、30年後もバーガーキングでワッパー・ジュニアを食べているのでしょうか?

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チャイナタウンでハワイ・ファイブ・オー撮影(2)




2週間前、チャイナタウンでCBSテレビの人気連続ドラマ「ハワイ・ファイブ・オー」の撮影がありました。昨日、今日とまた撮影隊のトラックがマウナケア通りに止まっていました。


近くのビルの中で撮影があるのでしょう。今朝、トラックから撮影用のプロップ(小道具)が、チャイナタウンのある部屋に運び込まれていました。プロップのトラックが先陣で、セットが組まれているようです。ここは、チャイナタウンのビルの裏にある時間が止まったような空間です。チャイナタウンの私の好きな空間の一つです。このビルの2階は、新進のアーティストたちのスタジオがあります。とても味のある空間です。ワイキキからは想像もできない別世界です。


今年になって、マウナケア通りにある闇賭博場で一人の男性が殴り殺されました。その現場に近い場所で、ハワイ・ファイブ・オーの番組で出演する悪人がたむろする場所としては、とても現実味のあるロケーションです。アクション場面では、2階からの転落シーンもあるのでしょうか、スタント用のクッション・マットも運び込まれています。


今週月曜のテレビ放送は、ちょうど6週間前にダウンタウンの銀行前で私が見た撮影が放送されました。クライマックスは、銀行前での悪人たちとの銃撃戦です。ゲストスターのウィリアム・ボールドウィンがダウンタウンのハワイ銀行の前で射殺されるのがエンディングでした。CBSの番組サイトで何度も見直してみました。画像には現場似ないものがあったりします。後に画像がCG処理されているようです。先週は「イージー・ライダー」のビーター・フォンダ、「奇跡の人」のパティ・デュークがゲストで出演していました。


今日のロケ現場のストーリーは2週間前のロケと繋がりのあるものなのでしょうか?ロケの準備が終われば、近くに本格的な撮影隊がやってくるはずです。チャイナタウンには、撮影に適したロケーションがまだまだ何箇所もあります。撮影現場に遭遇したならば、またレポートしたいと思います。


追記:20日(木)ナイトシーンの撮影

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ラビット・アイランド(うさぎ島)に想う

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昨日の画像の中にもあるワイマナロ・ビーチから見える、かつてウサギがたくさんいた通称ウサギ島、ラビット・アイランド(マナナ島)で思い出したことがあります。

ワイキキにプリンセス・カイウラニ・ホテルがあります。ホテルの名前の由来は、ホテルのある一帯は、かつてカイウラニ妃が住んでいた広大な場所でした。

ハワイ王朝の崩壊に、最後まで王朝の復活に奮闘したハワイ最後のプリンセス、カイウラニ妃(1875~1899)の23年の短い生涯の伝記映画「プリンセス・カイウラニ」があります。2007年から撮影が始まった映画は昨年封切られ、ハリウッドの本格的な映画でハワイでも話題になりました。

映画は、オフフ島のイオラニ宮殿やイギリスで撮影されていました。。その映画の中で、カイウラニ妃が大好きな乗馬をする場面があります。また、海に入っていく場面など、何度かスクリーンに映るのが、このワイマナロ沖に浮かぶウサギ島でした。映画の予告編のオープンニングにも出ています。ワイマナロ・ビーチは、この映画が撮影された場所でもあります。

砂糖キビ産業が盛んだった頃、おびただしい数の蒸気機関車がハワイの各島を走り回っていました。このワイマナロにも、WSC(Waimanalo Sugar Company)と云うワイマナロ砂糖会社が砂糖キビ畑からビーチまで蒸気機関車を走らせていました。100年以上も前の古い写真に写る蒸気機関車の後方には、確かにワイマナロ・ビーチとあのウサギ島が見えます。

静かなワイマナロ・ビーチで、目の前の青い海を楽しむのもいいでしょう。でも、歴史を少し知ると、さらに楽しくなるワイマナロ・ビーチです。

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ワイマナロビーチ



ハワイは、やはり海です。観光客でいっぱいのワイキキのビーチでもいいのですが、時々こんなビーチでのんびりしたいものです。

東回りのドライブならば、シーライフ・パークを過ぎて少しするとワイマナロの町に入っていきます。人気のカイルア、ラニカイのビーチの東に位置するワイマナロ・ビーチは、ほとんどがローカルの人が楽しむビーチになっています。ワイキキやカイルアのビーチと違って、ここは人口密度の低い、のんびりできるビーチです。

ここからは、右手には、ウサギ島(マナナ島)にマカプウ岬の灯台も見えます。顔を左に向けると、ラニカイの沖に浮かぶあの双子島のモクルア島の横顔を見ることができます。

誰が作ったのでしょう。ビーチには、流木にヤシの葉を掛けたちょっとした日陰ができる空間があります。ビーチパラソルを持ってこなくても、この日陰で腰を下ろしてゆっくりできます。ほとんど人のいない週末のビーチに横になり、本を開いている若い男性が一人います。一日ゆっくりこのビーチで過ごすのも悪くありません。一年に一日くらい、そんな日があってもいいでしょう。

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ココクレーター植物園



今までオアフ島にある4つの植物園を紹介していましたが、ハワイカイにあるココ・クレイター内にある植物園を紹介していませんでした。ずい分前に1度行ったことがありますが、久しぶりに訪れてみました。これで、オアフ島にある5つの植物園のすべてを紹介したことになります。

およそ10万年前に出現したココ・クレイターは、オアフ島の最後の活火山の一つでした。火口に冷たい海水が流れ込み、噴出したのは溶岩ではなく、火山灰が噴出しました。灰が幾層も重なり、ついには固い水成岩になります。

1958年、ココ・クレイターは開発の手が伸びないよう、植物園として保存されることが決定されました。200エーカー(東京ドーム18個)の広大な敷地のうち60エーカー(東京ドーム5個)には、暑く乾燥した天候に適した植物が集められています。

入場は無料で、サンライズに開園、サンセットに閉園となっています。今の時期ですと、門衛のおじさんによると、朝6時半頃には入り口をオープンしてくれるそうです。クレーター内は静かで、鳥たちのさえずりを聞きながら、風に運ばれてくる花々の甘い香りに酔ってしまいます。

園内を一周すると2マイル(3.2km)ほどになり、ゆっくり歩いて2時間ほどの時間がかかります。のんびり花を見ながら、立ち止まって写真を撮っていたら、2時間では足りないでしょう。入り口を入ってすぐにある、さまざまな種類を集めたプルメリアの木々が並ぶ「プルメリアの森」が人気があります。街で見かける一般的なプルメリアとは違った種類のプルメリアの数々を見ることができます。

ゆっくり写真を撮っていると、「プルメリアの森」だけでも、あっという間に1時間が経ってしまいます。「プルメリアの森」は、植物園全体の6分の一にしかすぎません。弁当とドリンクを持って、一日かけてゆっくり回るのが一番でしょう。奥に進めば、乾燥植物の代表である、サボテンの数々が見られます。

時間の余裕のない一般観光客のみなさんには、「プルメリアの森」だけでも行く価値のある植物園なのかもしれません。花の盛りは夏ですが、数は少なくなりますが冬でもプルメリアは見られます。東回りのドライブの途中、あるいはハナウマ湾へ行かれるついでに、少し寄ってみるのもいいかもしれません。

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ハワイの朝焼け



ここ2、3日のハワイは少し蒸しています。クーラーの効いた部屋から外に出ると、むっとした湿った空気が体を包みます。

毎日、朝に夕に束の間の自然の光が見せてくれる、幻想的な空のショウを楽しんでいます。空が赤く染まるのは夕方だけではありません。ハワイは朝焼けもきれいです。夏の空と違って秋の空は、朝焼けがとても幻想的です。空の模様が刻々と変わって行きます。夕空の淋しい気持ちと裏腹に、朝の空はすがすがしくエネルギーに満ちています。

忙しい毎日を送っていると、時間の経つ速さに驚きます。すでに週末。週末も、しなければならないことがたくさん待っています。どんなに忙しくても、朝夕、少しの時間でも空を見上げて、幻想的なショウを鑑賞する余裕を持ちたいものです。

ハワイでは、少し早起きをして散歩をしながら、朝日を迎えるのもいいと思います。夕暮れの思い出だけでなく、さわやかな早朝のハワイもきっといい思い出になるでしょう。

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ワイキキにロスがオープン



1週間前、やっとオープンした、ロス(Ross Stores)のワイキキ店。カリフォルニアを中心に全米27州で980店以上の店舗を持つ「オフ・プライス・デパート」の業界3位のお店です。

デパートやさまざまな専門店で売られている有名ブランドものが、時に信じられない価格で買えるので人気あるお店です。デパートや専門店と比べると30%~70%も安くなっているオフ・プライス・デパートです。アメリカにはこの種のオフ・プライス・デパートが何種類もあります。ロスはその一つにすぎません。最近、ロスのテレビ・コマーシャルをよく見かけます

全く同種のオフ・プライス・デパートのお店に業界2位の「マーシャルズ(Marshalls)」があります。東海岸を中心に全米42州で750店舗展開する「マーシャルズ」のテレビ・コマーシャルもよく見かけますが、ハワイには店舗が1店もありません。90年代には、ハワイにも店舗があったのに今はなくなっています。同業者には、他に高級感のある「ローマンズ(Loehmann's)」もありますが、これもハワイにはありません。残念なことに、頻繁にテレビ・コマーシャルしている業界1位のTJ Maxx さえも、ハワイにはありません。

知らないうちに、オアフ島にはいたるところでロスがオープンしています。ついにワイキキの一等地にも店舗を持って、ハワイではオフ・プライス・デパート市場は、ロスの一人舞台です。消費者としては、たくさんの選択肢があることはうれしいことですが、ハワイには選択肢がありません。テレビコマーシャルを見ていて、ハワイにないお店やレストランが出てくるたび、ハワイは本当に離れ島だと感じます。

ロスのワイキキ店は、以前映画館があったワイキキのど真ん中の一等地。何度もここで映画を観たことがあります。ワイキキ店は、さすが観光客のお客さんが多いようです。ここには、英語の案内の他に日本語表示があります。ワイキキで商売するのなら、当然日本からの観光客をターゲットにしないわけにはいけません。

ワイキキに住む、車をもたない人にとっては、歩いていける場所にあり、便利になるでしょう。ワイキキにこのお店が出現したことによって、影響を受けるお店があるはずです。デパートのメイシーズは影響を受けるでしょう。ABCストアさえ影響を受けるかもしれません。

洋服、靴、インテリア用品、キッチン用品、バス用品、旅行カバン、よく捜せば、ドレッシング、ソープ、クッキー、コーヒーなども見つかります。ロスは何が販売されているのか分らない、また1点ものの製品があったりします。1点ものは、躊躇したら終わり、翌日行くと必ず売れています。ロングスで30ドル以上で販売されていた全く同じキッチン用品が、10ドル以下で買えるなど、「宝を探す」ようなショッピングが楽しいお店でもあります。

他のお店とちがって、このワイキキ店は店内が明るく、買い物もしやすそうです。購入すればパーキングが2時間まで無料になるので、必ず購入する予定があるのならば車で行くこともできます。朝8時から夜11時まで営業しているので、ほとんど営業時間を気にすることもないでしょう。

ワイキキ店のレジに並ぶ長い列を見ていると、やはり日本人観光客が多いようです。ダウンタウンにあるロスで、何を買うという目的もなくぶらりとのぞいてみるのが私の生活のリズムになっていますが、たまにはワイキキ店をのぞいてみようと思います。

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ハワイの高校にサーフィン



ハワイの風景の一つに、青い海でサーフィンする人たちの光景があります。ハワイ州は先週、サーフィンをハワイ州の高校の公式スポーツとして正式に認定すると発表しました。

もちろん、アメリカではハワイが初めです。ワイキキのデューク・カハナモク像前で、ハワイ州のニール・アバクロンビー知事や、女子サーフィン世界大会で何度も優勝経験を持つハワイ出身のカリッサ・ムーアなどが出席し、正式発表が行われました。

サーフィンは2013年春より、州内の高校での公式スポーツ競技として本格的に導入され、バスケットボールや野球、フットボール、水泳等のスポーツ競技と同じように、高校対抗サーフィン大会などが実施されます。

少し波の立つビーチを見ていると、さまざまな人たちがサーフィンを楽しんでいるのを見かけます。下は5歳くらいから、上は70をとうに超えた人とハワイは本当にサーフィンが盛んです。今まで、高校の正式スポーツでなかったのが不思議なくらいです。

去年まで、オバマ大統領も通ったプナホウ高校の高校生だった19歳になったばかりの世界チャンピョンのカリッサ・ムーアは、10代でさまざまなタイトルを取っています。敵なしの今一番旬なサーファーです。今年度、14年ぶりにアメリカに(30年ぶりにハワイに)女子ワールド・ツアー・チャンピョンをもたらしました。

カリッサは、15歳で女性としてサーフィン史上初めて男性の大会へ出場したり、最年少で世界大会で優勝するなど、今までにない記録を残しています。4人姉妹の長女で、妹たちもカリッサに負けないサーファーを目指しています。

ハレイワ・アーミー・ビーチにあるベンチで、のんびり腰掛けて海を見ていました。なだらかな小波が押し寄せています。ビーチには小さな子供連れの家族の姿が見られます。サーフィンを楽しむ人の中に、おそらく10歳前だと思われる少女の姿がありました。

短い波ながら、彼女はうまく波を捕らえてしっかりサーフィンを楽しんでいます。飽きることなく、何度も何度も波に乗っていました。ハワイには、歩き始める前から水に親しみ、歩くのを覚えるように波に乗り始める子供たちがいます。

高校の公式スポーツにサーフィンが認定されたことを機会に、ますますハワイ出身のサーファーの活躍が期待できるでしょう。ハレイワのビーチで見かけた少女も近い将来、世界チャンピョンのカリッサ・ムーアに負けないサーファーになるのかもしれません。

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オアフ鉄道の廃墟

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オアフ島エバにある非営利の「ハワイアン・レイルロード・ソサエティ」には、鉄道の一部が保存され日曜には列車に乗ることもできます。またオアフ鉄道(OR&L)の古い蒸気機関車が保存されて、公開されています。

先週にハレイワのビーチに淋しく置きざらしになっていた鉄の塊が、本当に列車の車輪であるのかを確かめてきました。古い錆びた車輪が、一箇所にいくつも集められています。確かに、車輪の内側が、ハレイワで見た車輪と同じ形状をしています。ハレイワの鉄の塊が、かつてオアフで活躍した蒸気機関車の車輪に間違いありません。

敷地内の停車場に放置されている車両は、屋外博物館の展示物になっていますが、風雨にさらされて朽ちるのを待つだけの鉄のクズになっているのが残念でなりません。廃車となって、長い年月朽ちるのにまかせ放置されているのでしょう。赤錆が、歴史を生き抜いてきた列車たちが流す涙と血が混ざった物のように思えます。貨車の側板は半分朽ちて、まるで鉄枠がガイコツのように見えます。

オアフ鉄道の博物館となっていますが、博物館とは程遠いお粗末な施設です。私には列車たちの淋しい墓場のように思える屋外博物館でした。列車の運行を除いては、子供たちにとって夢を与えてくれるような場所ではありません。

子供たちにとって、人気の「機関車トーマス」のように、列車たちは感情を持つ生き物になっています。この博物館を訪れる子供は、ジャンクヤードの朽ちていくトーマスとその友達の列車たちを見て、どう思うのでしょう。また、「機関車トーマス」はこの車両たちを見てどう思うのでしょう。

カリフォルニアにある列車博物館には、オアフ鉄道(OR&L)の客車が屋内博物館で展示されています。これから生まれてくる子供たちのためにも、オアフ島で走っていた蒸気機関車の雄姿を見せられるよう、せめて3台の蒸気機関車だけでも朽ちないよう屋内展示されるようになればと思います。夢を持ってワクワクしてやって来る子供たちを見て、そんなふうに感じたオアフ鉄道の一日でした。

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1889年製オアフ鉄道第一号車「Kauila 6」

1890年ハワイ製の第一号車「Ewa 1」1947年まで運行


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オアフ鉄道の旅(ハワイアン・レイルロード・ソサエティ)



オアフ島エバにある非営利の「ハワイアン・レイルロード・ソサエティ」には、鉄道の一部が保存され日曜には列車に乗ることもできます。またオアフ鉄道(OR&L)の古い蒸気機関車が保存されて、公開されています。先週のハレイワの車輪のブログで予告したようにエバに行ってきました。

長い間廃墟となった停車場に放置されていた列車を、1970年愛好家たちが見かねました。彼らはボランティアでこつこつ時間をかけ、路線と列車を直しました。列車は、彼らの手で線路の上を動くようになりました。そして、手造りの列車営業が始まりました。トロッコのような手造りの客車は、背中合わせの板張りのベンチです。貨車に乗せられたれたような乗り心地は、快適なものとは程遠いものですが、時代を感じるにはぴったりです。100年前の砂糖キビと人を積んでを走っていた蒸気機関車の時代を、ひととき感じることができます。

オアフ鉄道は、1889年ホノルルーアイエア(パールハーバー)間の鉄道が開通して、1897年にはハレイワまで延びています。きっと1890年過ぎには、すでにこの辺りを黒い煙を吐きながら、蒸気機関車が走っていたのでしょう。現在は、煙の出る蒸気機関車ではありません。ガソリンで走る1944年製のディーゼル車がトロッコのような客車を引っ張っています。週に2回だけ、日曜の午後1時と3時だけの営業です。4両の客車には、一回につきおよそ100名が乗車しています。思ったより人気があるようで、ほぼ満員です。

単線なので、方向転換ができません。行きは、ディーゼル車が後ろから客車を押しての出発です。見た目は列車がバックしての運行です。エバの原っぱを抜けると、新しいカポレイの住宅地が右手に見えてきます。時速24kmと自転車の速さで、開発中の住宅地を抜けて列車は走ります。

カポレイのコスコ、スター・アドバタイザー新聞社の横を通り過ぎコオリナのゴルフ場の中を抜けると、タイムシェアの高層ビルが左手に見えてきます。8月にオープンしたディズニーのホテル「アウラニ」の裏を通って行きます。コオリナを過ぎるとすぐ左手に海が見えてきます。マカハのHECO(ハワイ電力)前にあるカヘ・ポイント・ビーチパークまで片道45分の鉄道の旅でした。 折り返しは座席の交代をしますので、海側山側のどちらの景色を楽しめます。今度は機関車が客車を引いて、来た道を戻ります。

道中マイクで車内放送による説明があったのでしたが、オープンの1両目の客車に乗ってしまったのでディーゼル音にかき消され、ほとんど説明が聞けなかったのが残念でした。これから乗る人は、先頭のディーゼル車から離れた後方の車両に乗られた方がいいでしょう。

昨日の13時からの運行には、2組の日本人観光客が目に付きました。おばさんグループの一人は、禁止されているのにもかかわらず、乗車中に立ち上がり身を乗り出して写真撮影をされていました。英語による禁止事項の案内が理解できなかったのでしょう。危険なことです。もう1組は、杖をつく高齢の親をつれての乗車でした。こちらは、夫婦でプロ並みの大きなカメラで激写されていました。

ハワイのガソリンの値段は、高値止まりして安くなりそうもありません。列車運営もガソリンの高騰はありがたくはないでしょう。乗車料が最近、10ドルから12ドルに値上げされたようです。私にとって、12ドルでも安いと感じる90分、約20km(往復)のオアフ鉄道の旅でした。

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