楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

2011年08月

ノースショア・ワイアルアの廃墟



先月のハレイワの歴史ツアーで一番気になったのが、ワイアルアにある廃墟でした。最近になり観光客の人気スポットにもなっているワイアルアのソープ・ファクトリーがあります。その背後、ワイアナエ山脈の裾野に向って行きます。


普段は通行禁止になっているのでしょうか。車一台がやっと走れる道路の入り口には古い鉄門のゲートがあります。道路の両脇には、人の背丈以上の雑草が生い茂っています。突然、目の前に広がる風景が変わります。


今通り過ぎた、あのソープ・ファクトリーの砂糖キビ工場がまだ活躍していた頃、ワイアルア一帯には砂糖キビが栽培されていました。カウアイ島で1835年に始まった砂糖キビ産業が、このオアフ島のワイアルアでも興ります。日本を含めた世界からの移民が低賃金で働き生活する話は、映画にもなっているので知っている人も少なくないでしょう。


あのソープ・ファクトリーの煙突が遠くに見える距離にその廃墟は存在しました。教会を中心に砂糖キビ畑で働く移民たちの掘っ立小屋同然の家が存在し、小さな集落が存在していました。ワイアルアにこんな廃墟が存在することは思ってもいませんでした。


幹線道路からゲートのある道を入ってしばらくすると、草木の中にレンガの塔が2本立っているが見えてきました。聖ミカエル教会 ( St. Michael's Church ) の廃墟です。更に近づき、廃墟の前で歴史ツアーのガイドの説明を受けました。教会の周りには、見捨てられたような墓石が草木の中に見られます。


時代の移り変わりと共に、砂糖キビ産業が衰退していきます。かつて人が住んでいた所が廃墟になっているのを見るのは忍びない思いがします。60代のガイドのおばさんは、時代背景の説明だけで教会については何も言及しませんでした。私が「教会は焼け落ちたように見えるけれど、火事だったのか」と問うと、「そうかもしれない、私はわからない」と。


見ようによっては、巨大な古代の謎の墓石のようにも見えます。、近寄ると、何か訴えかけるような感覚があります。1900年になってすぐに焼け落ちたらしい教会について、ネットで捜してみましたが資料が見当たりません。


検索してこの教会についてヒットしたものは、不思議な作り話のような話だけでした。この近くで、150ポンド(60kg)を越える野ブタを仕留めた3人の男は、ブタを南京袋に入れて町まで運ぶことにしました。棒につるした南京袋を担いでいたところ、この聖ミカエル教会の廃墟の前にさしかかると、袋が突然軽くなります。3人が南京袋の中をのぞくと、中にいたブタが消えていました。3人は教会を見上げて、怖くなって逃げ去ります。


ハレイワの歴史バスツアーでは、何枚も写真を撮りました。同じように撮った写真の1枚が、昼に撮ったにもかかわらず、日が暮れた夕暮れのように真っ暗です。教会の敷地に設けられていた墓地の写真です。洋式の墓石の中に、一際目立つ日本のお墓にあるような墓石にカメラを向けた4枚の中の1枚です。今まで、何年も写真を撮ってきましたが、こんな写真は初めてです。この地には目に見えないエネルギーが存在して、画像を暗くしたのかもしれません。不思議な体験でした。


この教会の廃墟については、機会があれば調べ続けてみたいと思っています。調べていけば、ちょっとした物語が書けそうです。

* Kemoo Cemetery

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カウアイ島砂糖産業黄金期



今日は、ハワイが52年前にアメリカ合衆国の50番目の州になった記念の日です。ハワイでは、祭日になっていてダウンタウンの官庁街とビジネス街はどこもお休みで静かです。


ハワイがアメリカ合衆国に認定された1959年のハワイは、大きな転換期を迎えていました。アラモアナ・ショッピン・センターが誕生した年です。ハワイはかつて、砂糖キビが基幹産業で、長くハワイの経済を支えてきました。1835年にカウアイ島で始まった砂糖キビ栽培も、ハワイのいたる所にあった砂糖製糖工場も、今はカウアイ島とマウイ島でしか見られません。


プランテーションの黄金期には、カウアイ島の砂糖キビ農場の地主ゲイロード・ウイルコックス氏の大邸宅が、1935年にキロハナに完成します。カウアイ島では、過去においても現在も一番高価な邸宅になっています。当時は、カウアイ島の経済と文化の中心がこここにありました。


当時の贅を尽くしたこの大邸宅には、本土サンフランシスコから取り寄せた家具や調度品が並びます。当時の砂糖キビ産業全盛期の家主の生活ぶりがうかがえます。現在は、大邸宅が博物館として一般公開され、庭を囲むようにテーブルが並ぶ屋内のレストランやギフトショップが利用できるようになっています。


当時の砂糖キビ産業(プランテーション)の一部を知ることができるよい場所です。底辺の一日数十セントの安い賃金で働く移民の生活によくスポットが当てられますが、移民たちの頂点に立つ人の生活を知ることはハワイの歴史を知る上では貴重な存在です。


かつて26000エーカー(東京ドーム2260個分)あった砂糖キビ農園にある大邸宅のキロハナ・プランテーションは、105エーカー(東京ドーム9個分)の敷地をもっていました。その広大な敷地に、2007年に砂糖キビ鉄道が再現されました。昔は、オアフ島でもハレイワからホノルル港まで鉄道が砂糖を運んだように、このカウアイ島でも再現された鉄道のように、このキロハナから港まで鉄道が敷かれていたのでしょう。


現在はキロハナのカウアイ・プランテーション鉄道に乗って、広大な大邸宅の敷地のさまざまなテーマ園を巡ることができます。40分と4時間ツアーがあり、列車に乗って自然を親しむ、ちょっとしたテーマパークのような施設になっています。


キロハナは、ハワイ語で「最高の」「優れている」という意味になり、まさに当時の最高の砂糖キビ・プランテーションだったのがうかがわれます。機会があれば、一日かけてゆっくり過ごしたいと思います。


Kilohana

3-2087 Kaumualii Highway
Lihue, HI 96766


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ロイヤルハワイアンホテルと映画俳優



先日、ロイヤル・ハワイアン・ホテルを愛し35年以上住んでいたハリウッド女優のストーリーを紹介しました。今そのホテルで、ある写真展が開催されています。


旅客機が飛ぶ以前、客船で世界を旅行した時代に、この老舗ホテルを利用した多くのハリウッド映画俳優がいました。その映画スターたちはマトソン社の豪華客船に乗って、マトソン社の建てたロイヤル・ハワイアン・ホテルに宿泊しました。マトソン社秘蔵の写真が、大きく引き伸ばされてホテル1階海側のコロネット・ラウンジで見られます。


1939年の名画「風と共に去りぬ」のクラーク・ゲーブルは、4度目の結婚のシルヴィア・アシュレーとのハネムーンでロイヤル・ハワイアン・ホテルに来ています。ロイヤル・ハワイアン・ホテルに息を引き取るまで35年住んでいたドリシー・マックカイルの若い20代のウクレレを抱える映画のスチール写真もあります。この作品は後に、日本の映画監督の巨匠、小津安二郎によって「浮草物語」としてリメイクされています。


ロイヤル・ハワイアン・ホテルは、ホテル自体が博物館のようです。ホテル内のいたる所でこの種の写真を見つけることができます。2階以上の客室の廊下には常時、歴史を感じさせる写真の数々が展示されています。今回の展示されている写真も、ほとんどが廊下にさりげなく掛けてあったりするものです。


今日のトップ画像のような貴重な調度品も、ホテル内で見ることもできます。1927年2月のロイヤル・ハワイアン・ホテルのオープニングで使用された食器類です。カリフォルニアから5日かけてやっと着いたハワイ。、ロビーも客室も天井が高くなっている贅沢な造りになっているのは、狭い船のキャビンにうんざりした人への気配りです。


コロネット・ラウンジでの写真展は、今年いっぱいまで見ることができます。かつてホテルのロビーを歩いたハリウッドスターたちの面影もある老舗ホテル。優雅に豪華客船で船旅した古き良き時代を偲ぶことができます。ホテルまで足を延ばす機会があれば、一度のぞいてみるのもいいでしょう。


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虹の木に緑ゲッコー



ハワイには多くのユーカリの木があります。その一つにレインボー・ユーカリ(Rainbow Eucalyptus)、別名ペインティド・ガム・ツリー(Painted Gum Tree) と呼ばれるユーカリの木があります。名前のように絵の具で色を塗られたようです。この世のものとは思えませんが、虹の多い楽園ハワイには、よく似合うユーカリの木です。


我が家の近くにもその色鮮やかなユーカリがあります。そのユーカリにいるゲッコーと遭遇しました。グリーン・アノ−ルと呼ばれる別名アメリカ・カメレオン。名前の通り、周囲の環境や気分によって薄キミドリ色から暗褐色まで体面を変化させることができるゲッコーです。


突然目の前に現れたレインボー・ユーカリにいるゲッコーと視線が合いました。喉を大きく膨らませているので、きっとオスに違いありません。私に対して威嚇しているのでしょう。「おい、何か用か?ここはオイラの縄張りだ、出て行け人間野郎!」そんな声が聞こえてきそうです。


陽だまりなど、暖かいところが好きな緑ゲッコーはめったに見かけませんが、茶ゲッコーは毎日のように出くわします。ハワイでは幸運のシンボルとしてかわいがられいます。コナ・ブリュワリーのビール会社のトレードマークにもなるほど親しまれています。蚊やハエを食べてくれるので、私たち人間にはありがたい存在です。


このゲッコーにとって怖い存在が鳥たちです。ハワイのどこにでも生息する白いアマサギが草むらなどでエサを漁っている様子はよく見かけます。先日ダウンタウンのど真ん中にあるバンクオブハワイの植え込みで、アマサギがゲッコーを口にくわえ一気に飲み込む場面を目撃しました。ゲッコーもおちおち日光浴することもできません。


色の鮮やかなレインボー・ユーカリにたたずむグリーン・アノ−ルは、絵になります。空を見上げたら大きな虹を見つけることもできます。一年中色に恵まれたハワイはやはり楽園だと思えます。


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チャイナタウンでお粥(3)



チャイナタウンでお粥(Rice Soup)を食べる三軒目のアップです。


チャイナタウンのカルチャルプラザの中にある飲茶のお店「大班点心(Tai Pan Dim Sum) で、お粥を食べてきました。このお店は以前は、小さなお店でしたが、2年ほど前に隣のテナントの壁を取り除き大きなレストランに変身しました。いつも朝から、繁盛しています。


以前に何度か飲茶を食べたことがありますが、お店が倍になる前のことですので、ずい分前です。普通の飲茶でたいした印象もありませんでした。場所柄、ほぼ99%がチャイニーズ系のローカルがお客さんになっています。午前10時前ですがよくお客さんが入っています。


肉系が苦手なので、私がオーダーするのは一貫して海鮮粥(シーフード)です。久しぶりにメニューを見ると、ビーフ、ポーク、魚の粥はありますが、海鮮(シーフード)粥はメニューにありません。確か以前はあったはずです。ジャスミン茶のポットを持って注文を取りに来たお姉さんに「海鮮粥はないの?」と聞くと、「ご希望なら、海鮮粥出しますよ」と面倒くさそうに応えます。海鮮粥は、今は常連客用の裏メニューになっているようです。


白身の魚、エビ、貝柱にショウガとネギの薬味の入った海鮮粥(5ドル75セント)を美味しくいただきました。海鮮粥は、どのお店でもハズレはないように私は思います。当然ながら、値段によって具の量が決まっているようです。一人では十分の量で、夕食まで持ちます。


ここまで来たら、プラザ内に備えてある観音様にお線香を上げていきます。今日もしっかり目覚め、美味しく食事ができたことに感謝してカルチャルプラザを後にしました。チャイナタウンのお粥の食べ歩きはまだまだ続きます。


大班点心(Tai Pan Dim Sum)

100 N. Beretania St. #167
(808) 599-8899


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ロスがオープン!ワイキキが変わる



ワイキキは11月10日から始まるエイペック(アジア太平洋経済協力会議 Asia Pacific Economic Coorporation APEC)のため、カラカウア通りをキレイにしています。工事も峠を越えて来たでしょうか?


環太平洋各国の要人とそれぞれの国の報道陣を迎えるのに、ワイキキがお化粧されています。ワイキキの中心シーサイド・アベニューにある何本かのヤシの木が伐採されてしまいました。何十年という年月をワイキキで生きていたヤシの木は、見るも無残な姿です。育ちすぎたヤシの木は歩道を狭くして、見栄えもよくないと当局は判断したのでしょう。すぐに、そこにヤシの木があったのかも忘れてしまうほどキレイに整備された歩道ができるのでしょう。


クヒオ通りにあったプレートランチのワゴントラックがあった広場が、整然としています。1ヶ月ほど前、ある日を境に突然に色とりどりのランチワゴンのトラックが消えてしまいました。もうガーリック・シュリンプがクヒオでは食べられなくなりました。どこへ行ったのでしょう。ヤシの木同様、これもエイペックの犠牲者でしょう。


アバクロンビー・ハワイ知事の「ホームレスを減らす90日間」が昨日終了しました。ワイキキあたりのホームレスは一掃されたのでしょうか?ワイキキでは200人以上のホームレスを救済シェルターや低所得者向けの住居などに入居させることに成功したと言っていますが、90日が終わっても継続してほしいものです。これはエイペック向けのハワイのお化粧の一環として終わって欲しくないと思います。


待ちに待った人も多いでしょう。ワイキキのシーサイド・アベニューの映画館跡にできるロスがついに10月にオープンします。工事はエクステリアもキレイにされ、内装も終盤を迎えています。ダウンタウンのロスのレジには「ワイキキにロスがオープン」の告示があります。レジのお姉さんによると10月オープンが決定されたそうです。さすがに、ロスのオープンは11月のエイペックに合わせてのオープンではないでしょう。


11月のエイペックが終わると同時に開始されるのが、延びに延びていたワイキキ・ビーチの修復工事です。ビーチに砂を増やす工事です。たくさんの観光客が訪れる年末年始までには、広いビーチが復元されることを願ってやみません。


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ハワイのグランド・キャニオン(カウアイ島ワイメア・キャニオン)



いつだったかはっきり覚えていません。5年か6年ほど前のこと、日本からハワイに帰る飛行機の中から、眼下に見えるこの世のものとは思えない鮮やかな赤褐色と緑の島を見ました。高度がかなりあったので、カウアイ島なのかどうかは分りません。


ハワイに最初に植物を運んできたのが渡り鳥だったと言われています。ハワイに人が初めて来たとき、すでに2000種類以上の植物が繁殖していたと言われています。豊富な雨に恵まれた緑豊かなカウアイ島は、渡り鳥によってもたされたものでもあります。


カウアイ島のほぼ中央の1598mのワイアレアレ山頂は、年間12000mmという世界でも有数の降雨量を記録する場所として知られています。雨がせせらぎになり、そして川がゆっくり何百万年もかけ大地を浸食して谷を造ります。グランドキャニオンに負けない太平洋のグランドキャニオン、ワイメア渓谷を誕生させました。山と谷底の高低差は1000メートル以上あり、自然が見せてくれる雨の彫刻の美しさに言葉を忘れます。


赤褐色の岩肌に、植物のさまざまな緑が目の前に広がります。誰もが息を呑み、自然の美しさとその迫力に圧倒されます。ハワイのどの島にない自然の美しさがあります。訪れる時間帯によってさまざまな顔を持つ大渓谷です。私が訪れた正午過ぎは、目を凝らしてみると谷の底まで陽が射していました。

陽が傾くと、陰が織り成す陰影が風景をより立体的に目に飛び込んでくるそうです。次回訪れる時は、少し時間をずらしてみようと思います。雨が降るとこの深い渓谷のところどころで白い滝が見られるそうです。雨の日も悪くないかもしれません。


展望台からさらに車を進めていくと、有名なナパリの垂直に切り立つ崖の展望台に行けます。そこは次の楽しみに取っておきましょう。まだまだ自分の知らない世界がハワイにはたくさんあります。時間をかけて、ハワイの島々が魅せてくれる楽園を楽しみたいと思います。


以前に飛行機の中から見たこの世のものとは思えない鮮やかな島は、一体どこだったのでしょう。ワイメアキャニオンを見て、私はあの飛行機からの風景を思い出しました。今私は、あの美しい島はカウアイ島だったのだと深く信じて疑いません。


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ハワイの大型会員制量販店サムズクラブ



商売には大きな類似した2つが存在して、ともにうまくビジネスを展開している場合があります。代表的なのがコカコーラにペプシコーラでしょうか?


アメリカの会員制の倉庫型卸売りチェーンにも、2つのビジネスが全国展開しています。コスコ(日本ではコストコ)とサムズクラブがあります。偶然にも、昨日はコスコ、そして今日はサムズクラブ(ウォルマート系列)に行く機会がありました。コスコは日本にも9店あり、以前と違ってその名前を知る人も多くなっているようです。


2つの店舗はどう違うのでしょうか?コスコはコカコーラであり、サムズクラブはペプシコーラのような存在でしょう。倉庫のような店舗の品揃えも価格も似たり寄ったりですが、金曜昼のコスコと土曜昼のサムズクラブの客入りを比べたても、圧倒的にコスコに軍配が上がります。サムズクラブが店舗数が多いのにもかかわらず、アメリカ国内の会員数もコスコが6000万人に対して、サムズクラブが4700万人となっています。1階のウォールマートにはたくさんの客が入っているのに、土曜の昼のサムズクラブは客もまばらです。大きな倉庫店舗がさらに大きく感じます。


細かく商品比較をしたわけでありませんが、一般的な人気をみればコスコの方が買い物しやすい環境にあるようです。私もコスコにはよく行きますが、サムズクラブにはめったに行きません。ハワイのサムズクラブの買い物客の押すカートの中を見ると、コスコの半分も入っていません。そしてお馴染みのレジ外のホットドックも、サムズクラブはコスコほど人気がありません。全く同じように販売されている飲み物付きのホットドッグはコスコが1ドル50セント、サムズクラブは1ドル80セントになっています。


週末の客入りの現状を見る限り、アラモアナSCのウォールマート建物の3階にあるサムズクラブは経営を続けていけるか少し不安になります。基本に大量消費を前提に成り立ってきたアメリカ経済でしたが、今の借金だらけの世界の国々を考えると、近い将来大きな修正を余儀なくされる時期が訪れることになるでしょう。


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マカデミアナッツが不作



ハワイの冬から春にかけての雨が作物の生育にも影響しているそうです。


果物ではマンゴー、ハワイ名物のマカデミアナッツが例年になく収穫が悪いようです。スーパーのマンゴーはほとんどが中南米産です。私の大好きなマカデミアナッツ・チョコのセール価格が、7月から1ドル99セントから2ドル19セントと値上がりしています。たかが20セントですが、販売価格からしたら10%の値上げです。


久しぶりにカパフルのマラサダを食べました。1個90セントになったのはいつからでしょう?マラサダは雨とは関係がないはず。原料の小麦、砂糖が値上げされているのでしょうか?ここ数年行くたびに10セント値上がりしています。これも毎回10%以上の値上げになります。1ドルを越えるのも時間の問題かもしれませんが、手頃感が遠のいていく気がするのは私だけではないはずです。


2ドル19セントになっても、やはりマウナロアのミルクチョコレートに包まれたマカデミアナッツは止められません。このマカデアナッツ・チョコはセールになったら必ず口にするものですので、また今後も変化があったらアップしていきましょう。


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ハワイ秋の気配



長くハワイで生活していると、日本のような明確な四季ではありませんが、それなりに四季を感じるものです。空の雲の高さ、コオラウから降りてくる風の爽やかさ、太陽の傾き、風の香り、八百屋に並ぶ野菜や果物など、毎日の生活の中からも季節の移り変わりを感じるものです。


今朝のヌアヌの谷から降りてくる風は、私の五感に秋の訪れを告げるものでした。ブログを記するようになって3度目の夏ですが、確かこの時期に同じような季節感を紹介したことを思い出しました。


偶然にもちょうど一年前の8月11日に、次のように書いています。


『秋の気配を感じたのは、去年はいつだっただろうか?

去年のブログをチェックしてみる。去年は8月15日、今年は昨日9日。朝の空気の中に秋の気配を感じた。今年は一週間早い秋の訪れ。私が、空気の中に一番季節の変化を感じるのが、この夏と秋の境。人は、一年中夏のハワイに四季は存在しないと思うが、ハワイで生活していると確かに四季は存在する。もちろん、日本のような明確な四季ではないけれど、肌を射す太陽の光や、山や海からの風の中に、微妙な変化を感じとることができる。

昨日の朝の空気は、まさに子供の頃に感じた夏の終わり、長い夏休みが終わる感覚を呼び覚ます秋の空気だった。猛暑だった日本の夏はどうなのだろう?すでに山間では、秋の気配を感じられる頃だろうか。

暦を見てみれば、7日が立秋。猛暑が伝えられる日本と違って、今年のハワイの夏は涼しい過ごしやすい夏だった。ハワイにも確かに秋は訪れようとしている。 』


月曜の8日が今年の立秋でした。日本はまだまだ暑いようですが、ハワイは秋の気配が感じられる季節になってきました。まったく日陰だったラナイ(バルコニー)にも10cmほど陽が入ってきました。ダウンタウンの空には、夏には見られない筋雲が高い空に見られました。薄い雲は尾を引いたように長く伸び、静かに流れていました。秋の雲です。


自然の営みは着実に夏の終わりに近づき、秋を迎えようとしています。暑い日本にも、「天高く馬肥ゆる秋」が早くやってきますように!


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