少し前のこと、ワイキキのピンクパレス、ロイヤル・ハワイアン・ホテルで見た印象に残る光景がありました。
早朝、ビーチタワー1階のラウンジで新聞を読んでいると、2、3人の人がコーヒー片手にラウンジにやってきました。みなそれぞれのPCを立ち上げて、銘々に何かをチェックしているようです。そして間もなく、さらに人がラウンジに集まってきました。壁のコンセントから複数の電源が取れるように延長コードが用意されます。みな、同じように薄型のPCが見られるよう用意しています。テーブルの上、膝の上に用意されたPCの蓋の裏はみなアップル社のリンゴのロゴが光っています。
きっと本土からのIT関係の会社の人たちでしょう。外見と話し振りから、みな20代〜30代の常識をわきまえた人のようでした。残念ながら、すぐにその場を離れなければならなくなり、その後の展開を傍観することができませんでした。
その集団を見て、私は昨年観た映画「ソーシャル・ネットワーク」を思い出しました。2010年、米雑誌フォーブスが発表した「世界で最も若い10人の億万長者」の第1位に25歳の最年少でランクインした「フェイスブック」の創立者マーク・ザッカーバーグを描いた映画です。
フェイスブックは、まだ5年の若い会社ですが、時価総額は500億ドル(約4兆2000億円)と評価されています。この額は、米メディア大手のタイム・ワーナーやインターネット大手のイーベイ、ヤフーに並ぶ規模であることには驚きます。サイト閲覧者数は昨年の調査では、グーグルを抜いています。
世界中で利用する人は5億人を越え、今や6億人近いともいわれます。世界人口が69億人ですから6億人は、すごい数です。地球上の10人に1人が利用する日が来る日は時間の問題です。
映画「ソーシャル・ネットワーク」は、今日おしくもアカデミー賞作品賞を逃しましたが、今またフェイスブックが注目されています。今年になって、チュニジアやエジプトで、情報交換のためにフェイスブックが大きな役割を果たしています。大規模デモやストライキを呼びかけ、社会を変える道具になっています。
私が先日目撃した、ロイヤル・ハワイアン・ホテルのラウンジに集った10人以上の宿泊客は、本土からのこれから「フェイスブック」以上の企業になる人たちだったかもしれません。
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「フェイスブック」の創立者マーク・ザッカーバーグ