いまアメリカ国内で話題になっているのが、 ハワイ州のメディケイド不正捜査部門が“ほとんど成果を出していないのではないか’’という疑惑と、その結果としての制裁だ。国が全州で調査したところ、ハワイ州は最も悪質なものの一つだという。
メディケイドとは、低所得の大人・子ども、 妊婦、高齢者、障害のある人たちが、所得条件や細かいルールにより医療サービスがカバーされる制度である。メディケイドにより、診察、入院、処方薬、検査、手術などの費用の自己負担額が大幅に軽減されるか、ゼロになることが多い。
不正に申告しても簡単にメディケイドを利用できて、医療費をほぼタダで利用している人が多いのがハワイのようだ。アメリカの医療費は高額と言われているが、そのメディケイドでの高額の医療を負担しているの我々の税金である。
連邦政府の監察局によると、ハワイ州の「Medicaid Fraud Control Unit(MFCU)」について 2022年から2025年までのあいだ メディケイド詐欺について一件も刑事起訴・有罪判決がなかったそうだ。この部門には多額の連邦補助金が出ている。2026年6月4日、連邦政府はハワイ州のMFCUを「認定取り消し」とし、連邦資金の打ち切りを決定している。
交通違反の取り締まりをする警官が、給料をもらいながら取り締まりをしないでいるようなものだ。これでは無法地帯に等しく、違反者はやりたい放題だ。「 不正を取り締まるはずのハワイ州の部署が、仕事をしていないのでは」という問題が、いまアメリカ国内の大きなスキャンダルになっているのだ。
長く一党独裁(民主党)のハワイ州(ブルーハワイ)はアメリカ50州で一番税金の高い州である(下の図参照)。現在の鉄道建設のように監視システムが機能しないハワイ州、これからも税金一位の位置は揺るぎないものであろう。

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