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諸行無常の響きが心に染みる今日この頃、また一つ、ハワイのローカルに愛され続けた歴史的なお店が静かにその幕を閉じる。カリヒ地区に位置する「タマシロマーケット」が、今月末の2026年4月30日をもって、実に80年以上にわたる事業に終止符を打つことを発表した。この閉店は、単なるお店の閉鎖以上の、地域の歴史と文化の一区切りを意味するものだ。

タマシロマーケットの歴史は、1913年に14歳の沖縄出身の少年がサトウキビ農園で働く移民労働者としてハワイに渡ったことに始まる。その後、1941年にハワイ島ヒロで最初のタマシロマーケットを開店し、1946年の津波で店を失うという苦難を経験した。

その困難を乗り越え、1954年にオアフ島のカリヒ地区で再出発。魚市場に近い立地を活かし、新鮮な魚介類に特化した店舗として、地域住民の厚い支持を得て三世代にわたり営業を続けてきた。ピンク色の外観と巨大なカニの看板は、長年ローカルの目印として親しまれてきた。

タマシロマーケットは、特にハワイ名物の「ポケ(ポキ)」が美味しいと評判の店として知られ、新鮮な魚のマヒマヒなども購入できるローカルスーパーとして人気を博していた。カリヒ地区は、昔ながらのハワイグルメを楽しめる場所としても知られており、タマシロマーケットはその中心的な存在だった。

しかし、三代目のガイ・タマシロ氏とサイラス・タマシロ氏が高齢を理由に引退を決意し、閉店が決定した。 寂しいニュースだが、80年以上にわたり、新鮮な海産物と人々の笑顔を提供し続けたこの店は、日系移民の歴史と、地域に根ざしたビジネスの温かさを伝える象徴として、その名を刻むことになるだろう。


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