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真珠湾攻撃といえば、日本海軍機動部隊による空襲がよく知られている。しかし、空からの攻撃に先立ち、海からの特殊潜水艦「甲標的」による攻撃も行われたことを知る人は多くはない。

真珠湾攻撃には、特殊潜水艦が5隻投入された。 潜水艦にはそれぞれ2人乗りこみ、合計で10名の搭乗員が攻撃に参加した。 5隻の搭乗員10名のうち、9名は戦死し、日本国内では「軍神」として讃えられた。

真珠湾攻撃における特殊潜航艇(小型潜水艦)の攻撃開始時間は、ハワイ時間12月7日午前2時半からとされている。航空機による攻撃が早朝午前7時55分に開始されるよりも、およそ5時間以上前の深夜のことだ。

特殊潜水艇の主な目的は、真珠湾内に侵入し、湾内に停泊しているアメリカ海軍艦船に対して魚雷攻撃を行うことだった。潜水艇は航続距離が短く、操縦性も悪かったため、5隻すべてが帰還できなかった「特別攻撃」であった。1隻の潜水艇も真珠湾に到達できなく、駆逐艦に撃沈させられたり行方不明となった。

この5隻の潜水艇の内1隻が、羅針儀の故障で航行不能となり海に脱出。しかし、艇長は海に飲まれ亡くなり、少尉は単独で漂着したオアフ島北ベローズビーチ付近でアメリカ兵に捕らえられた。少尉は太平洋戦争における日本人捕虜第一号となった。

上の画像はベローズビーチに上がった特殊潜水艦である。背景にはラニカイのモクルア島(双子島)が見える。攻撃後に潜水艇が上がったまさにその場所に行ってみた。背景のモクルア島の位置を参考にすれば、ワイマナロ湾に面した軍施設があるベローズ・フィールド・ビーチパークであることがわかる。

80年以上経った今も、そこには戦争とはかけ離れた、エメラルド色の静かな海の風景がある。


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