
15年前に私のブログにコメントを頂いたのをきっかけに、実際にハワイで何度もお会いしたご夫婦のご主人Hさんが若くして亡くなられた。昨日今日に知ったお二人の訃報は、誰にも訪れる「生者必滅」の厳しい現実と命の儚さを感じずにはいられない。お二人のご冥福を心よりお祈りいたします。
次の文章は水彩画家のOさんの、ある日のブログで私のお気に入りの一つだ。タマとOさんが天国で寄り添う姿が目に浮かぶ。水彩画と文章は無断で使用しましたが、きっと許してくださるでしょう。
『 私の名前はタマ。この家の主人が付けてくれた。この家へ来てもう12年に成る。その前は野良猫家族の一員で、主人の友人の裏庭に暮らしていた。 生まれて数ヶ月後、その友人が家を売りメキシコへ移住する事に成り、私はこの家へ貰われて来た。
他に兄弟が4匹居たが、主人は私を選んだ。その理由が、他の子猫は虎猫だったのに私だけが真っ白に黒のスポット、そのデザインが気に入ったのだとか。絵描きの主人らしい話しだ。
猫の運命はまったく分からないものだ。一番人見知りする私が気に入られたのだから。他の兄弟達がその後どうなったのか、私にはまったく分からない。
主人にはどうやら慣れたものの、郵便配達人や客が来る度ベッドの下へ逃 げ込んでいた。主人の他に私の姿を見たものは居ないのではないだろうか。 身を低くして逃げる姿が可笑しいと、主人は笑ったものだ。
猫の12歳は結構な歳。最近スクリーンドアから外を覗いている事が多い。 主人はその姿が可愛いと写真に撮ったりスケッチしたりしている。この12年間に絵のモデルは数えきれない程やった。
実は、私がどうして外を眺めているのか主人は知らないのだ。動物的感と言うものなのか、分かるのだ。もうすぐあの青い空に向かって飛び立つ日が 来るのを。
9月のある日、その日が来た事を知った。ドアの外には抜ける様な青空が 広がる。その真ん中に1つだけふんわりと小さな雲が浮かんでいた。それをじっと見ていると、私の身体が白い光に包まれた。
言葉では言い尽くせない 幸せな気持ちが身体に溢れる。老いた身体に感じる疲れや痛みもすっと消え た。そして、私はドアの前から9月の陽光の中を静かに登り始めた。
ふと下を見ると、主人がドアの前に立っている。私は心の中で叫んだ 「ご主人様長い間ありがとうございました」 それが聞こえたとでも言う様に、主人は真っ白な小さな雲を見上げていた。 「さようなら」 白い光にやさしく包まれ、私は登り続けた。』

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