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大学フットボールで最も優秀なキッカーに贈られる「ルー・グローザ賞」の最終候補3人が先月末に発表された。その一人に、ハワイ大学の日本人選手が選ばれている。全米大学体育協会(NCAA)1部上位カテゴリーFBSで現在FG成功25回は同率トップ。成功率は100%を誇る。受賞者は明後日12日に発表される。

 千葉県の幕張総合高校卒業後、大学受験に失敗し2年間、東京のモートンズ・ステーキハウスでアルバイトしていた松澤寛政(マツザワ・カンセイ)は自分の将来について苦悶していた。そんな息子を見かねた父親が「日本の外で起きていることを、自分の目で見て来なさい」とだけ言い、二週間の旅行費用を渡した。

松澤寛政はアメリカ西海岸を選んで、サンディエゴ空港に降り立った。自分一人で西海岸の街を歩き、自分が想像したアメリカとは随分違う、日本では考えられないことがアメリカにはあることを実感した。サンフランシスコで、NFLのフットボール試合を観戦した。 そこで彼は「NFL選手になりたい」と強く思った。

その時、松澤寛政はすでに20歳になっていた。もちろんフットボールの経験もない、高校時代にサッカー選手としてサッカーボールを蹴っていただけだ。「自分ができるのはボールを蹴るキッカーだ」と確信し、帰国してネットで楕円型のボールを購入して近くの公園で一人ボールを蹴る毎日が始まる。

YouTubeにあるプロの有名キッカーたちの映像が彼のコーチだ。 オハイオのコミュニティカレッジ(短大)でフットボールを始め、2023年にハワイ大学に編入してキッカーとして活躍するまでになった。2年目となる24年シーズン 、ついにレギュラーキッカーになった。今シーズンの松澤寛政は26本フィールドゴールで25本を成功させ、52ヤード(46.8m)が最長ゴールだ。

昨年のカリフォルニア大学フレスノ校戦では、残り15秒でキックを決めて勝った。ハワイ大学フットボールチームの背番号17番はフィールドキックを連続して3本決めヒーローとなった。今季の開幕戦では残り3秒で38ヤード(34.7m)のフィールドゴールを成功させ、名門スタンフォード大学を破り初戦を逆転劇で締めた。

「日本人初のNFL選手」これまで、何度も言われ続けた日本選手の、アメリカンフットボールの最高峰、米プロフットボールリーグ入りの夢が実現されようとしている。100年を超えるNFLの歴史の中で、未だに公式戦でプレーした日本選手はいない。 NFL挑戦を目指した日本人選手少なくないが、やっと日本人初のプロフットボール選手が誕生しそうだ。カンセイ・マツザワの夢の実現は近い。

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Kansei Matsuzawa kick vs. Utah State



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