日本航空の機長が、滞在先のハワイで社内規定に違反して飲酒をし、乗務予定だった便などあわせて3便に最大18時間の遅れが出ていたことが分かりました。 日本航空によりますと、現地時間の先月28日、ハワイのホノルルから愛知県の中部国際空港へ向かう便に乗務する予定だった機長が体調不良を訴え、前日にホテル内で飲酒したことを認めました。
これにより機長の乗務が取り止めとなり、ホノルル発の3便に最大で18時間の遅れが生じ、およそ630人に影響がでました。 日本航空は度重なる飲酒トラブルなどを受け、去年12月に国土交通省から行政指導を受けていて、再発防止策の一環として滞在先での「禁酒」を社内規定で定めていました。(9月3日配信のニュースより)
2025年9月10日、日本航空は、8月28日(現地時刻)に発生したJL793便[ホノルル発、中部(名古屋)行き]に乗務予定だった運航乗務員1名(機長)によるアルコールに関する不適切事案に対して、国土交通省より行政指導(厳重注意)を受けました。(日本航空ホームページより)
旅客機には搭乗者数以上の人々の人生が絡んでいる。楽しく旅行を楽しむ人たちだけが利用するわけではない。旅行先で亡くなった人のエンジェルフライトで、遺体は到着後すぐに葬儀場に向かい、葬儀場には多くの人が列席している場合もあるだろう。あるいは、危篤の親族に1秒でも早く会いたいと悲しい気持ちでフライトを待つ人もいるだろう。
そんなフライトが、一人の機長の愚かな飲酒で予定通りに飛ばなくなる。ありえない事だが、どういうわけか日本航空は忘れた頃に、飲酒問題が繰り返しが行われている。会社はステイ先での飲酒を厳禁としているのにも関わらず、機長が飲酒に及んだのは大きな問題だ。パイロットの飲酒問題は一向に無くならないのはどうしてか。
日本航空は、2010年1月に戦後最大の約2兆3000億円という巨額の負債を抱え「会社更生法」の適用を申請し、事実上の倒産となった。その後、多額の税金が投入され法人税が免除されるなどの優遇措置で再建された。再建されたこの15年の間に、親方日の丸の甘い会社体質がまた元に戻ってきたのだろうか。パイロットの甘い職業意識がそれを表していて、同じことがなん度も繰り返される。
パイロットの勤務は不規則で、そのうえ時差もある国際便は、それらに対応して眠らなくてはならない。体調管理は必須だ。多くの人の命を預かるストレスも相当なものがあるに違いない。しかし、それに対する高額の報酬を受けているはずだ。
ワイキキで海を見ながら若いフライトアテンダントらと食事すれば、誰もがお酒の一杯も飲みたくなるだろう。滞在先でのパイロットの「禁酒」が社内規定で定められていたのにもかかわらず、飲酒する自己を抑制できないパイロットに、人の命を預かる資格はない。 日本航空が再発防止に向けて全社を挙げて取り組むのならば、パイロットの即解雇だけでなく高額の罰金刑を課すしかないだろう?
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