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冷蔵庫のない二週間の原始生活がやっと終わった。と思う。時間指定のない配達日だった昨日は、どこにも外出できない一日だった。朝一番で配達されたらよかったが、もちろん希望は、はかなくも破られ、新しい冷蔵庫がやってきたのは、配達制限時間を過ぎた5時過ぎ。その間、一度の連絡もなし。配達だけでもストレスが溜まる。

丸六年使用した冷蔵庫が冷えがないと感じて二週間、本当のストレスの連続であった。すぐに新しい冷蔵庫の買い替えをしたものの、新しい冷蔵庫が古い冷蔵庫よりも冷えないボロだったのだ。ただの白い箱だった。

太平洋の離れ孤島のハワイの冷蔵庫は長い旅を経てやって来るのだ。アメリカのほとんどの電化製品は、中國を始めとするアジア製である。アジア諸国の工場からアメリカ本土に送られ、そしてアメリカ本土から全国に届けられる。日本では考えられない過程を経て太平洋の小島ハワイに送られて来る。

家電量販店の苦情を読んでみると、さまざまな苦情が書き込まれている。新品なのに動かない家電、ドアなど製品に大きな凹みの傷がある家電、休暇を取って配達を待てど何の連絡もなく翌日を迎えた人などの厳しい苦情が寄せられている。ハワイで家電を買うには覚悟が必要だ。

二度の引き取りと二度の配達には二週間を要した。配達から24時間経った今、新しい冷蔵庫はしっかり冷えている。今朝起きて冷蔵庫が冷えていて、思わず飛び上がりたくなるほどだった。当然のことに感激さえする。日本でこんな経験をする人はほとんどいないだろう。

冷蔵庫の扉を開けると、そこには久々の冷気が広がり、その瞬間、日常のささやかなありがたみが心に沁みた。冷蔵庫がない生活は不便だったが、それは同時に、新たな発見と工夫の連続でもあった。物を大切にすること、そして日常のあらゆる便利さに感謝することを学んだ、貴重なストレスいっぱいの二週間であった。


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