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ホノルルのチャイナタウンの象徴であるウォー・ファット(Wo Fat)の建物は、1882年に起源を持ち、2度の火災を経て1938年に現在のアールデコ様式の建物に再建された。かつては300人以上を収容できる広東料理レストランや社交スペースとして賑わったが、1994年のレストラン閉店後は経営者が変わるたびに短命に終わり、その後は中華系スーパーマーケットとして利用され、やがて荒廃していった。

7年前、ウォー・ファットの建物は1000万ドル(約14.5億円)を投じてブティックホテルに改装されることが発表された。当初は2020年の完成を予定していたが、工事は大幅に遅れている。外装工事は2年前に完了し、建物の外観は見違えるほどきれいになったが、内装工事は4年以上進んでいない状況だ。2年間放置され、軒の上には雑草が生い茂っている。

現在のところ、1階にはレストラン、バー、カフェが入り、2階以上には約20室のホテルが計画されている。しかし、工事の遅延により予算は大幅に増加していると推測するのは容易だ。ホノルル鉄道の開通が遅れていることも、内装工事を中断してホテル開業を先送りする要因となっているのかもしれない。

ホノルルのチャイナタウンはコロナ以降、多くの店舗が閉店して活気を失っている。アンモニア臭が漂い、ホームレスが街に横たわるなど、5年前とは大きく状況が変化している。鉄道のスカイラインがダウンタウンまで開通し、チャイナタウン駅が活性化のきっかけとなることが期待されている。しかし、それはまだ先の話だろう。ウォー・ファットの建物の進展は、チャイナタウンの将来を占う上で重要な鍵となるだろう。


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