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世界で魅了したビーチボーイズのブライアン・ウィルソンが先日亡くなった。1960年代にカリフォルニアで兄弟3人と従弟、友人との5人が集まって結成されたザ・ビーチ・ボーイズの数々のヒット曲を作曲した中心的存在だったのがブライアン・ウィルソンだった。ビーチ・ボーイズを知らない人でも、彼らの曲は一度は聞いたことがあるだろう。

天才と言われた音楽才能に恵まれたブライアンは、歴史に残る数々のヒット曲を生みだした。当時世界的にヒットした同世代のビートルズにも大きな影響を与えている。ビートルズのポール・マッカートニーは、1966年のアルバム「Pet Sounds」のブライアンの「God Only Knows(神のみぞ知る)」に対して、「今まで聴いた中で最高の曲だ」と最大級の賛辞を述べている。そして、この曲に触発されポールは名曲「Here There and Everywhere」を作曲した。

アルバム「Pet Sounds」は、ボーカル以外はすべてプロのスタジオ・ミュージシャンたちと共に、ブライアンが一人スタジオに篭って作成した。実質的にはブライアンのソロ作品だと言われている。多くの音楽評論家が最良のポップ・アルバムやロックの名盤と評価し、音楽雑誌「ローリングストーン」は、「オール・タイム・グレイテスト・アルバム500」でビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」に次ぐアルバムに選出している。

ブライアンの1966年のアルバム「Pet Sounds」は50年周年記念を迎え、最後のワールドツアー・コンサートが2016〜17年に世界で開催された。ブライアンはこのコンサートで引退を宣言し、ホノルルでも彼の最後のコンサートには大勢のファンが集まった。世界の伝説の人物の最後になるコンサートでは、ブライアンがステージに登場するだけでスタンディング・オべーションだった。

すでにブライアンの2人の弟が亡くなっていて、今は天国で彼らに再会していることだろう。ドラッグで長く廃人同様になりながらも、ブライアンは復活した。世界の音楽史に残る偉大なソングライター、ブライアン・ウィルソン、感動をありがとう!彼の音楽は永遠に残るが、一つの時代が終わった寂しさがある。

動画は最後のワールドツアーの東京公演のもよう。

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