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数ヶ月前に久しぶりに観た80年前の名画『若葉の頃(Meet Me in St. Louis)』を思い出した。映画は戦時中に制作されたもので、物語の背景は1904年のセントルイス万国博覧会となっている。セントルイスの市民は誰もが万博の開催を楽しみにして、開催前にはその気持ちが歌になって市民たちが歌っている。

120年前のセントルイス万博は、世界から注目を集め盛大に開催され60ヶ国が参加し、会期中1969万人が来場して大成功に終わった。海外旅行が一般的でなく客船で旅する時代の万博である。世界的なイベントの少ない前世紀の万博が人気があったことは簡単に想像できる。

世界の事が瞬時にわかる今の時代、万国博覧会が今も開催されていることに驚く。時代は大きく変わった。今日本で話題になっている大阪万博は、開催が近づいているのにいまだに完成していないパビリオンが多いようだが大丈夫なのか?政治家や役人たちの利権が絡む大イベントで、成功しようが失敗しようが関係なく、笑いがとまらない人も少なくないだろう?

妹が日本の実家を整理していたら、私が購入した絵葉書を見つけたそうだ。送られた写真を見て55年前の大阪万博を思い出した。世界は1ドル=360円の固定相場制で、誰もが世界旅行できる時代でなかった。アメリカ館の月の石を見るのに長い列に並び、ソ連館では巨大ロケットに感動した。大阪万博は6422万人の総入場者数を記録した。

間も無く始まる大阪万博に、人々は何を期待して行くのだろう? 55年前の感動に匹敵するものを今の万博に期待できるのだろうか?

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