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ハワイ大学の南に広がるモイリイリ地区には、「ハワイ日本文化センター」があり、キングストリートとベレタニアストリートが交わる三角地帯には朱色の立派な日本の鳥居がある。この地域抜きにはハワイの日系人を語れない。

モイリイリは古くは日本からの移民が初めて住みついた日系人街として知られ、広島出身の移民も多く、広島商工会議所から寄贈された宮島の厳島神社の鳥居のレプリカが2001年に建てられた。100年以上前にはこの地域の住民の80%が日系人だった。

1893年この土地に初めて住みついたといわれる移民の中に柏原キハチさん夫妻がいた。モイリイリは米が作られる水田が広がる地域であることを知ったのは、モイリイリのコミュニティセンターの壁に飾られていた水田で農作業をする日本人の姿を写した古い写真を見たからだ。

上の写真を見るとどこにでもある昭和の日本の田植え風景に見えるが、遠方に椰子の木が何本か見えるのが大きく違っている。右側の上に見えるのはきっとダイヤモンドヘッドの裾野に違いない。

日本からの移民たちは、日本から米を持ち込んで日本式の田植えで日本の米作りをしたのだろう。自分たちの食べる米は食べ慣れている日本米が一番だ。今では想像もできないハワイの風景だ。

*モイリイリにある厳島神社の鳥居の大きさは実際の半分だが、ホノルルと広島の友好を示して広島の方向を向いている。

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