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ホノルルのダウンタウンから火が消えた日。毎週火曜日はロスはシニアの日(55歳以上)で10%割引となっていた。健康のため火曜日にはダウンタウン周辺を歩くことにしていた。広い店内を様々な商品を眺めながら、時にこれと言った商品に出会えるのが嬉しかったものだ。

昼前にダウンタウンに行くといつもとは違う風景で、まるで週末の夕方のダウンタウンのように人の姿がない。学生たちの笑い声が聞こえなく、アロハシャツのビジネスマンらの姿はなく、買い物を抱えた人たちの姿もない。ここはかつてハワイで一番栄えていた場所だ。

ダウンタウンの中心で25年近く営業していたロス(Ross dress for less)が閉店した。ダウンタウンの店舗が次々に閉店してきたこの数年、暗いダウンタウンに人を惹きつけてきた最後の小さなロウソクの火が消えるように1週間前の金曜日にロスが閉店した。取り去られた看板の店舗を見ると、悲しくなって涙が出そうになる。

23年ダウンタウンに住んできて、こんな寂しい姿を見るとは思いもしなかった。ダウンタウンもチャイナタウンも空店舗だらけだ。何の魅力もないダウンタウンになってしまった。毎日オフィスで働く人たちや買い物をする人たちで街には活気があった。生物に死があるように、ダウンタウンの街が死んでしまうようなことを誰が想像できただろう。

来週20日には旧ウォルマートにピックルボールの室内レンタルコートがオープンの予定だ。6つのコートに飲食店が数店入居するそうだ。ピックルボールが、火の消えたダウンタウンに、再び火を灯すことができるだろうか?

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