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ダウンタウンからノース・キングストリートを西に進むと、右手に新鮮な魚介類やポキを販売するピンクの店舗が見えてくる。そこから50m先に進むと左手に古い存在感のある建物が建っている。1901年に建てられた当時の最新施設を誇るパラマ消防署である。

ハワイにおける初めての地中海ロマネスク様式のイギリス製レンガ造りの消防署は、その後25年間ハワイの消防署のモデルとなった。しかし、細部に渡るデザインなどにおいてこのパラマ消防署に勝る建築様式の消防署は生まれなかった。そんな貴重な古い消防署の建物がパラマ消防署だ。

高さ23mの火の見櫓は長い消火ホースをぶら下げて干すことができ、入り口は初めての電動で開閉できるようになった。緊急時に、消防隊員が次々と棒につかまって、するりと階下に下りて出動していく滑り棒が設置された初めての消防署でもあった。

1965年まで消防署として活躍した古い建物は、その後1981年まで事務所として使用されたが、今は固くドアを閉ざしている。1901年と言えば、ワイキキでモアナホテルが建設された年でもある。


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