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ラジオがクリスマスの1ヶ月以上前から24時間毎日クリスマスソングを流しているように、テレビも12月前から連日クリスマス映画を放映している。クラシック映画から現代物まで毎年のお決まりの年中行事のようだ。

私が大好きなクリスマスソング(Have Yourself a Merry Little Christmas!)を先日紹介したが、この歌はクリスマス映画の古典の一つ「Meet Me in St. Louis」の中で、ジュディ・ガーランドが初めて歌っている。映画の為に作られた曲が、その後何人もの大歌手達に歌い継がれて今ではクリスマスソングの定番となっている。

この映画の背景は1904年のセントルイス万博前が舞台となっている。1944年11月28日の公開で、クリスマス前のアメリカで大ヒットしてアカデミー賞の4部門にノミネートされた。アメリカで公開された時は戦時中で、日本では「若葉の頃」の邦題で1951年の公開となった。

この映画が公開された80年前のクリスマスは、日本は太平洋戦争で「一億玉砕」と悲壮感を帯びて本土決戦が考えられていた戦争末期の頃だ。戦時下の日本は庶民の娯楽の一つでもある映画も統制を受け、映画館では嘘の白黒の戦況ニュースを見せられていた。この豪華なアメリカ映画とは別世界だ。日本が戦争に負けるのも当然だった。先日久しぶりに「Meet Me in St. Louis」を観てそんなことを思った。

主役のジュディ・ガーランドは、1939年ミュージカル映画「オズの魔法使」で主役ドロシーを演じて、人気スターとなった。アメリカのクリスマスを知るにはクラシック映画がおすすめだ。毎年クリスマス当日は、1946年「It's a Wonderful Life  「素晴らしき哉、人生!」が放映されるのがアメリカだ。


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