ワイキキビーチの端から端まで3mの有刺鉄線で作られた鉄条網が張り巡らされている。ビーチからのアクセスは限られた門だけとなって、今のように自由に海に入ることが許されなかった悲しい時代があった。
1941年12月7日の帝国日本海軍による真珠湾攻撃後、ハワイは戒厳令が敷かれ夜間の外出は禁じられた。当時ハワイの人口の35%を占める日系人移民の行動は厳しく制限され、日本と強い関係があると推測された日系人2000人が強制収容所に連行された。
開戦直後は、いつ日本軍が海から襲ってくるかもしれないと多くのハワイ住民が恐れた。日が暮れると特にその恐怖が増したそうだ。アメリカ軍幹部の中には、日系人が日本軍のハワイ上陸に協力するのではないかと恐れる人物もいた。
今のハワイからは想像もできない時代が確かに存在していたことを過去の一枚の写真は私たちに教えてくれる。ダイヤモンドヘッドの姿は変わらないが、ハワイは大きく変わっていった。

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