芥川賞を受賞した作家の本を読んでいたら、ハワイ島の草原に蛇がいる描写があった。この作家はきっと、ハワイの事情をよく知らなくハワイは日本のように蛇が存在する土地だと疑わずに描写したに違いない。この本の読者は、ハワイには蛇がいると思っているだろう。世界にはハワイに蛇がいると思っている人は決して少なくない。
大陸から遠く離れた太平洋の火山列島のハワイには独自の生態系がある。ハワイ州の島々には外来種である蛇はいない。絶滅危惧種の在来鳥をはじめ、多くの小動物や鳥類の卵に脅威を与える蛇をハワイの自然生態系を守るために厳しく規制しているのだ。蛇をペットして持ち込み飼育することも厳しく禁止されている。
そんなハワイ州で蛇が見つかってニュースになった。ハワイ島ヒロで本土から輸送されてきた生木のクリスマスツリーを積んだコンテナから生きた蛇1匹が見つかった。ツリーはオレゴンかワシントン州あたりで伐採されハワイにやって来た。クリスマスツリーのコンテナ内で蛇を見つけた作業員はびっくりしたに違いない。
植物検疫検査官は、到着したクリスマスツリーやリースの入ったコンテナを開けて検査を行っているようだが、コンテナ内のすべての品物を時間をかけて丁寧に検査するだけの時間と人員がないと述べている。コンテナに蛇が紛れ込むのは滅多にないことだろうが、ハワイ生態系を守るためには厳しいチェックが必要だ。
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