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ハワイは、先の大統領選挙でカマラ・ハリスに投票した人の割合がバーモント州に次いで2番目に高かった州だった。ハワイは長く民主党の勢力が強いことで知られている。しかし、今回はそんなハワイでも民主党が支持を落とし共和党が躍進している。時代は変わるのだ。

地元新聞ホノルルスターアドバタイザーの紙面は、選挙結果がわかった今でも、ドナルド・トランプに対する怒りで満ちている。メディアリサーチセンターがまとめた数字によると、選挙前のカマラ・ハリスに関する報道は肯定的が78パーセント、否定的がわずか22パーセントだった。それに対し、トランプに関する報道はその逆で、肯定的が15パーセント、否定的が85パーセントだった。メディアの偏向報道を如実に示している。

トランプ次期大統領が今週、情報機関を統括する国家情報長官にトゥルシー・ギャバード(43)元連邦下院議員を起用する意向を表明した。2020年民主党の大統領予備選でジョー・バイデン、カマラ・ハリスと共に出馬したのがハワイ出身のトゥルシー・ギャバードだった。当時はカマラ・ハリスよりも実力と人気があり大統領選の有力候補としてメディアを賑わした。アメリカ初の女性大統領に一番近いのがトゥルシーだ。

トゥルシーは元民主党員であったが2022年に民主党を離脱した。民主党はかつての国民のための民主党ではなくなり、真の意思決定をするのはバイデン大統領でもハリス副大統領でもなく、民主党のエリート、軍事産業の複合体の受益者、国家安全保障の高官たちからなる金にまみれたグループだという。

トゥルシーは 、2002年に21歳でハワイ州議会下院議員に当選、当時全米で最年少の州議会議員として就任、その後2013年アメリカ合衆国下院議員を4期務めた。同時多発テロ事件を機に、2003年軍に入隊し2004年から2005年にイラクに、2008年から2009年にクウェートに派遣され中佐に昇進している。彼女は軍人出身で愛国心が強くスピーチも上手いので、これまでの経緯から指名は当然のことだろう。

トランプの女性登用は、真に実力ある人物を男女関係なく任命する事のようだ。バイデン政権でボロボロになったアメリカを立て直すのは大変だ。トランプ前政権は政治キャリアがなかったため、共和党内にも民主党寄りの敵が多く孤軍奮闘した。 今回は前回の失敗を踏まえて盤石の体制で挑む。

ハワイ州民主党のメイジー・ヒロノ上院議員がトランプのトゥルシー・ギャバード選出を猛烈に批判しているのが滑稽だ。 「ドナ・トランプは我が国を破滅させることだけを真剣に考えている」



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