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2021年4月、家宅侵入をし3人の警官に殴りかかった男(29)が警官に射殺された事件を紹介したことがあるのを覚えているだろうか。南アフリカやってきた黒人男性は事件の3ヶ月前に妻の故郷であるハワイに移住してきた。

男は元ラグビー選手で身長175cm、体重100kg 以上もある体格のいい男だ。 ヌアヌ地区の住宅地で夜8過ぎ、男は見知らぬ民家に侵入して、まるで招かれた客のようにイスに腰を下ろし住民と会話を始めた。住民は見知らぬ男が突然入って来て驚いた。

住民は男を退出させたものの、男の行動は理解できないものだった。住民は恐ろしくなり、男が出て行った後に911(警察)に電話をした。強盗容疑の通報で現場に駆け付けた警官2人が、現場付近の車両にいる男を見つけた。警官が職務質問をすると男は車から降り、1人の警官に向かって歩き出した。

他の警官が止まって伏せるように命令すると、男は突然、その警官に向かい殴りかかった。馬乗りになって何度も警官を殴る男を引き離すと、3人目の警官が現場に着いた。3人目の警官がスタン銃を使用して、銃を発砲した。依然として男は抵抗をして、発砲した3人目の警官に突撃し何度もパンチを繰り出した。

最初に駆け付けた警官が発砲しても男のタックルとパンチを止めることはできなかった。警官の1人が3発を発砲してやっと男の動きを止めることができた。警官の1人は数か所の顔面骨折、脳震とうなどで入院するほどの重傷を負い3年半経った今も治療中だ。2人の警官も裂傷や打撲などの怪我をした。

敷地内に無断で入った見知らぬ侵入者に銃を向けることが許されているのがアメリカだ。男が住民によって射殺されても文句が言えない国がアメリカである。ましてや、警官に暴力を振るうなどは問題外だ。警官の指示に従わなければ、業務執行妨害となる。家族がいくら男を擁護しようと、法治国家で法を破ることは許されるものではない。

事件後、南アフリカ人の家族が500万ドル(7.5億円)以上の賠償を求めてホノルル警察(ホノルル市)を相手取って民事訴訟を起こした。ホノルル市は 3年間にわたる検討と調停を経て 150万ドル(2.25億円)の和解金を遺族に払うことを決めた。

これに対して、ホノルル警察署長と警察組合は警官3人の取った行為は正しく正当防衛であったことが明らかにされたにも関わらず、市が裁判で戦うのではなく和解に至ることに憤っている。和解案を8対1で暫定承認していた市評議会は、さらなる検討のために最終決断を延期することにした。

ホノルル警察の憤りは正しく、違法行為を行なった者の家族に市民の巨額な税金を払うことはどう考えても理解に苦しむ。見当違いなBLMや警察解体の抗議運動が起っているのは、民主党の勢力のある州である。このハワイ州も真っ青の民主党が支配する州だ。伝統的なアメリカの価値観を否定するのが民主党だ。

来月に迫った大統領選は、違法移民に手厚く税金を与えるキャンセルカルチャーのハリス/ウォルツと、伝統的なアメリカのトランプ/ヴァンスの戦いだ。民主党が目指す政治は、犯罪者にやさしい国民をバカにした腐敗した社会主義だ。


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