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全日空(ANA)は毎日2便のフライング「ホヌ」成田ーホノルル便を来年1月より減便することを発表している。現在週に14往復あるフライトが10往復に減便される。毎日2便のホノルル路線が始まったのは昨年12月だから、わずか1年余りでの減便となる。日本航空(JAL)の格安航空ジップエア(ZIPAIR)も10月27日から来年3月24日までハワイ便の運休を決定している。

コロナ禍で落ち込んだ日本から観光客の回復は、ハワイの物価高に円安の影響からなかなか立ち直れないでいる。2019年と比べると2倍以上の旅行費用が必要になる今、日本からハワイを訪れる人たちが増えないのは当然かもしれない。

ハワイ州観光省が月曜に発表した統計によると、ハワイ諸島への訪問者数は前年比6.4%増の81万9152人となった。昨年の8月にはマウイ島ラハイナで大火事が発生し、ハワイ全体の観光客が減少したことによる増加だ。

ラハイナの災害の影響は強く、8月の観光客数はオアフ島では前年8月よりわずか1%増加し、モロカイ島では6%、ラナイ島では1.2%、カウアイ島では8.7%、ハワイ島では6.2%減少している。日本からの8月の観光客数は17%減少だ。

8月の日本からハワイへの航空便の市場は、コロナ以前の2019年の45%にしか回復していない。日本航空会社の減便からも観光客の戻りは予想以上に遅く、世界の現状を考えれば2019年の数まで戻ることはないのかもしれないと悲観的になる人もいる。世界はこの4年で大きく変わった。ハワイも例外ではない。変化した世界に対処していくしかない。


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