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ホノルルからノースショアへ行くカメハメハ・ハイウェイ99号線を下っていくと、ハレイワの町に入る前に左手にいつも高い煙突が見えていた。青い海に寄せる白波とあの煙突が見えてくるとノースショアに来たといつも感じたものだ。

今は長く地域のランドマークとなってきた煙突が無くなって半年以上経とうとしている。高い煙突は1901年に建設されたワイアルア製糖工場のものだ。9万個以上の煉瓦と金属で出来た30m以上ある煙突は長く地域のシンボルとしてワイアルアの風景となってきた。

1996年に工場が閉鎖されても20年以上地域のシンボルとして煙突は保存されてきたが、120年以上の間に腐敗が進み安全のために昨年ついに煙突が撤去された。現在は土台のおよそ10mの煉瓦部分などが残されているが、遠くハレイワからも見えた煙突の姿は今はない。

1941年12月7日の日本海軍による真珠湾攻撃には、オアフ島上空に入って直ぐに零戦の搭乗員たちがワイアルアの高い煙突を目撃したはずだ。歴史的な価値のあるものがハワイからどんどん無くなっている。ワイキキには無機質なガラスとコンクリートの高層ビルが増え続けている。

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