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世界が驚くほどの速さで変化している。昨年末には、ハワイで111年続いていた邦字新聞(ハワイ報知)が廃刊になった。紙の活字を読む時代は過去のものとなりつつある。本屋が潰れ、新聞社が潰れるのも当然かもしれない。

アメリカには大都市にも人口数万の小さな町にもローカル新聞がある。時代と共に現在は、新聞社が毎日のように潰れている。この20年にアメリカに存在した600の新聞社が廃業に追い込まれた。ハワイにも14年ほど前には2紙の新聞が競合していたのが、2紙が統合されて現在はハワイの唯一の日刊新聞(Honolulu Star-Advertiser)となっている。

そのホノルル・スターアドバタイザー紙も購買者を減少させながらも、昨年から紙面数をカットしながらも何とか経営を続けてきた。長年に渡り新聞を読み慣れてきた者には、薄っぺらな読み応えのない新聞紙に不安を覚えてきた。先週ホノルル・スターアドバタイザー紙は、巨額の負債のため裁判所の監督下で再建に入ったことを明らかにした。

ホノルル・スターアドバタイザー紙は、2014年よりカナダの会社に売却統合され経営されてきたが、経営の悪化によって裁判所の監督下となった。再建のための新聞社売却は3月には完了することになっている。14年前にすでにカナダ会社の支配下になったハワイの新聞だったが、他社に売却後もハワイの新聞は存続するようだ。

今日はアメリカの有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」がニュース部門の20%に当たる115人の解雇を発表した。大手の新聞社でも収益が減少しているようだ。ハワイの新聞も毎年購読者が大きく減って、経営が困難になっているのは想像に難くない。ホノルルのローカル新聞の将来は決して明るくないが、いつまでもハワイの現実と真実を私たちに伝えてほしいものだ。


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