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1880年香港島のフランス人牧師によって発見された1本の木が原木で、香港植物園で増殖され、その後広範囲に埴栽されるようになった紫紅色の花の木がある。

香港特別行政区の紋章や旗、かつてコインにもデザインされていた花は、香港を代表する花となっている。 学名はバウヒニア・ブラケアナ、別名「ホンコン・オーキッド・ツリー」と呼ばれ、ここハワイでも一般的に見られる花の木だ。

花がオーキッド(蘭)のようだが、ランではないようだ。葉っぱの形が羊のひづめのようで、日本では「羊蹄木(ヨウテイボク)」とも呼ばれているそうだ。この木は11月から3月にかけ真冬に開花する。

ホノルル・ダウンタウンのフォート・ストリート・モール沿いには、「ホンコン・オーキッド・ツリー」が何本も植えられていて満開になっている。一年を通じて部分的に見られるホンコン・オーキッドも、一斉に咲くと街が違って見えるから不思議だ。

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