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アラモアナセンターの1階にセンターステージがある2階周辺の一土地には、世界の高級品を扱うブランドショップが並ぶ。シャネエル、ルイヴィトン、カルティエ、プラダ、エルメス、グッチ、ティファニー、アルマーニ、ロレックスなどの豪華な店舗が集中している。

アラモアナで長く営業を続けることはそのブランド力を示すことでもある。人気の衰退と共に姿を消していくブランドショップも少なくない。コロナでアラモアナセンターもずいぶんと変わった。以前は確か英国のバーバーリーが店を構えていたところに、新たなお店がオープンした。向いはスイスの高級時計のロレックスだ。

地味な店づくりで華やかさもない。中央の階段のような棚にはバッグが数えるほどしかない。午前中に前を通ることが多いが、客どころか店員らしき人の姿もない。アラモアナセンターのほとんどの店舗が営業しているのに、ここが営業しているのかもわからない。バッグ屋さんらしきことはわかるが、なんとも不思議なお店だ。

世界の高級ブランドと言えば、商品のロゴに特徴があり誰が見てもブランドを認識できる。そして、そのロゴを付けた安物の偽物が出回るのもブランド商品の宿命だ。高級ブランドにとってロゴは大切な象徴だ。ロゴの付いていないブランドは、そもそもブランドではないと考えられている。

1937年イタリアのミラノにおいて創立されたバッグ会社が「ヴァレクストラ」だ。選び抜かれた上質な素材と決して飽きないシンプルなデザイン、そして卓越した職人技で造り上げたのがヴァレクストラだそうだ。ロゴの力を借りなくても、ヴァレクストラの存在を示すバッグである。ロゴで主張しなく、暗に気品と高級感で存在を示すのが「クワイエット・ラグジュアリー」を象徴するヴァレクストラだ。

バッグのお値段は一般庶民が考える値段とは1ケタも違う。平均40~50万円という価格だ。 派手なロゴはなくても、この商品の良さがわかる人だけに支持される不思議なお店がヴァレクストラだ。顧客にはグレース・ケリーやジャクリーン・ケネディの名前もある。ハワイにはさまざまな人がいるから、きっとこのお店も本物がわかる裕福層の人たちに支持されている敷居の高いお店なのだろう。


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