楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

パリ

ノートルダム大聖堂を想う

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この季節は学生たちは新学年が始まり新鮮な気持ちで真新しい教科書を開いているはずです。大学に入ってフランス語の勉強を始めました。初歩のどの教科書に載っているのがパリ市街の説明でした。「セーヌ河岸にノートルダム大聖堂があります。Il y a Notre-Dame près de la Seine...」

昨日の大聖堂の火災は、信じられないショックと共に大学1年生の4月の新鮮な気持ちがよみがえった一日でした。パリがパリであり続けてきたその風景にセーヌ川があり、その河岸にはノートルダムがあるのがパリの姿です。パリに住む人だけでなく、世界のパリを愛する人たちにとってそのショックは計り知れません。

ノートルダム大聖堂の尖塔が燃え落ちる瞬間は、誰もが胸の締め付けられる思いをしたことでしょう。当時は改修工事が行われており、その足場付近から出火した可能性があるそうですが、世界遺産としての防火対策は十分だったのでしょうか?

日本にはたくさんの木造の古い文化財があります。日本も文化財の防火対策は対岸の火事では済ませられません。奈良の東大寺大仏殿や京都の清水寺の防火対策は大丈夫なのか気になります。

ハワイには誰もが簡単にアクセスできる文化遺産があります。フランスや日本ほど古くはありませんが、ハワイの歴史の重要な建造物がたくさんあります。イオラニ宮殿が焼け落ちる姿は想像もできません。ノートルダム大聖堂の惨事は二度と起こしてはいけません。

*画像は5年前のノートルダム大聖堂



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パリの焼き栗売り

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晩秋のパリでは、「マロン・ショー、マロン・ショー!」という売り声が聞こえてくる。フランスの晩秋から冬の風物詩の一つ、焼き栗屋の路上売り。

セーヌ河左岸のサンジェルマン・デ・プレは、1930年から戦後にかけて、パリの文化の中心となった。そのサンジェルマン・デ・プレにある古い教会の前で、風景に馴染んだ焼き栗を売るおじさんがいる。

おじさんは、年代物の改造オートバイにドラム缶を乗せ大きな鍋を置き栗を焼いている。フランスが貧しかった時代、クリスマスのご馳走というと、量を増やすために栗を詰めた七面鳥と決まっていた。 素朴な焼き栗をほおばると、年配の人たちには懐かしい記憶がよみがえってくる。古新聞に包んでくれた焼き栗をコートのポケットに入れ、身体を暖めて岐路につく。

マロニエの葉が散ると、パリはどんよりとした日が続き長い寒い冬が訪れる。冷房の効きすぎた寒いハワイの室内で焼き栗を食べたら、きっとパリの寒さを感じることができるだろう。

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ハワイから本屋がなくなる(Shakespeare and Company)

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読書家にとって、書店というのはいつの時代も好奇心を駆り立て、精神的な拠り所となる空間になっています。

インターネットの普及で多くの人々が電子書籍を利用するようになり、書籍の販売数が激減しています。全米各地で多くの書店が閉店しています。

オアフ島カハラモール内にある全米最大の書店チェーンである「バーンズ・ノーブル」が、今月12月31日で閉店します。これで、オアフ島で書店らしい書店は、アラモアナSCの「バーンズ&ノーブル」だけになってしまいました。時代の移り変わりとはいえ、活字好きにはとても寂しいニュースです。

パリのセーヌ河を挟んでノートルダム大聖堂の見える通りに「シェイクスピア・アンド・カンパニー」書店があります。文学好きにはたまらないパリの特別な文学スポットです。1919年にアメリカから移住してきた女性が始めた英語専門の書店です。本を販売するだけでなく貸し出しもしていた図書室として多くの人に利用されてきました。

ノーベル文学賞作家アーネスト・ヘミングウェイの心の支えとなった伝説的な書店です。パリでの作家修業時代、お金のなかった若き日のヘミングウェイはこの書店で本を何冊も借りて読んでいました。ヘミングウェイのパリ文学修業に欠かせない場所になった書店でした。 ヘミングウェイだけでなく、当時のこの書店には、スコット・フィッツジェラルドに、T・S・エリオット(ノーベル文学賞作家)、ウィリアム・フォークナー(ノーベル文学賞作家)、アンドレ・ジッド(ノーベル文学賞作家)など世界からやって来た作家、詩人、芸術家が集いました。パリで一番小さな書店は、すぐにパリで一番有名な書店になっていきます。

第二次世界大戦の1941年ナチスにパリを占領され閉店しましたが、1951年に二代目の書店がオープンしました。文学の香りが今も色濃く漂う、本好きが集まる店内は、天井まで所狭しと並んだ本棚の本に囲まれ心地よい空間が広がります。所々に置かれた椅子では、未来の文学者たちが腰掛けて時間を忘れて本を読んでいます。二階に続く赤い絨毯は歴史を物語るようにきれいに中央が擦り切れています。さりげなく置かれた店内のピアノで誰かがモーツアルトを弾いています。

電子書籍がさらに進んでも、パリのこの貴重な空間はなくなってほしくありません。書店や図書館の本に囲まれた空間に満足感を抱く私は、これからも電子書籍を利用することはないでしょう。


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大道芸人は

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ワイキキの目抜き通りカラカウア通りには、夕方から数々の大道芸人が街行く人を楽しませてくれる。旅先でふれるちょっとした瞬間が一生忘れられないものになったりする。

パリの大道芸人はがっかりさせなかった。メトロ(地下鉄)のサンミッシェル駅から透き通ったソプラノ・サックスの音色が聞こえてきた。シューベルトの「アベマリア」を60がらみの男が演奏していた。その光景はまるで映画のようで、急ぐ足を止めてしばらく音色に耳を傾けてしまった。

先日の「愛の南京錠」のセーヌ河にかかる歩行者専用の橋、ポン・デ・ザール(芸術の橋)では、バイオリンとアコーディオンの二人が恋人たちの語らいの時間の演出をしていた。パリらしい音色のアコーディオンが街頭で聞けるとは思っていなかっただけに、嬉しい出会いだった。

曲が終わり、「 Bonjour, La vie un rose, s'il vous palit !」とリクエストをしてみた。日本でも「バラ色の人生」としてさまざまな歌手によって歌われている、フランスを代表するエディット・ピアフの名曲だ。パリのセーヌ河にかかる橋で聴く名曲に、エディット・ピアフの波乱に満ちた人生に想いを馳せると感傷的になる。

パリで聴くアコーディオンの音色は、やはり特別なものがある。わずか3分ほどの時間でも、私にとっては一生忘れる事のない旅の思い出になるだろう。


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愛の南京錠

London^Paris 1245セーヌ河で永遠の愛を誓う二人。橋の欄干の一部に南京錠をかけて、男は何か言葉を発しカギを宙に投げた。二人はセーヌ河の流れに消えていくカギをいつまでも見つめていた。

この20年ほどに、ヨーロッパを中心に世界各地で見られるようになった「愛の南京錠(Love Padlocks)」。

パリでは、セール河にかかる歩行者専用の橋、ポン・デ・ザール(芸術の橋)に恋人たちが群がる。ルーブル美術館とフランス学士院の間にかかるポン・デ・ザールは、鉄製の欄干のフェンスが「愛の南京錠」のかっこうの場となっている。セーヌ河にかかる他の橋のように気ぜわしく行きかう車両もなく、橋にはゆっくり休めるようにベンチまで備え付けられている。

景観や環境を損ねるだけでなく、安全性にも問題があることから、2010年に撤去作業が行われた。すっきりしたポン・デ・ザールは、すぐに世界から訪れる恋人同士の名前で刻んだ南京錠で装飾されることになる。若い恋人たちがエッフェル塔を見ながら愛を語るセーヌは、やはり絵になる。



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ハワイの道路標識も

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ハワイにもこんな楽しい道路標識があればと思います。

モンマルトを歩いていると、観光客の集団をガイドしている人がある道路標識を指差して説明しています。足を止めて、英語のガイドを少し聞いていました。

世界にある道路標識は、単純な図形で一瞬に交通ルールを伝える使命があります。その道路標識をアートに変えてしまったフランス人がいます。フランス生まれの自称、Sticker Urban Artist(ステッカー・アーバン・アーティスト)のクレ・アブラハム(Clet Abraham)は、現在イタリア・フィレンツェにアトリエを構え、現代アートのアーティストとして注目されています。

パリの街を歩いていると、時々彼の作品に出会います。昨日アップしたサン・ジェルマンのお店の前の道路標識に気づきましたか?進入禁止の道路標識が、荷物を背負う人になっています。作者は、道路標識がその本来の意味を失わないように配慮しながら制作しているそうです。通行人が道路標識を見て、笑顔になるようにとの願いが込められています。

道路標識は公共物です。標識をアート加工することは、当然ながら違法になります。ステッカーを貼る現場が見つかれば、器物破損の罰金で400ユーロ(約5.5万円)が徴収されます。数ある街の彼の作品が存在することを考えると、当局も害のない犯罪として大目に見ているのでしょうか?

芸術の街パリにはよく似合う道路標識のアートです。このアート道路標識、ハワイでも見られることがあるでしょうか?

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ハワイでマカロン

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フランスの洋菓子の代表の一つマカロン、パリのマカロンの老舗「ラデュレ(LADUREE)」のお店の一つが、滞在したサン・ジェルマンのホテル近くにありました。

ショーケースには色とりどりのマカロンが並んでいます。奥のお茶が飲めるサロン・ド・テには、多くの女性客が至福の時を楽しんでいます。朝早くから夜まで、客足が絶えません。私の前のパリのマダムは、さまざまな種類のマカロンを24個お買い上げ。

卵白と砂糖とアーモンドを使ってオーブンで焼きあげた菓子で、直径数センチの半円形をしてます。焼き上げた柔らかなニ枚の生地にクリームをはさんだ様々な色のフレイバーのマカロンは、パリの風景の一つにもなっています。


表面はサクッとした歯ざわりで、中はしっとりしたクリームです。外側の生地とクリームが口の中に広がり、上品な甘さが舌を通して脳を刺激します。自然に頬が緩みます。これがまた紅茶によく合うのです。サロン・ド・テ(ティーサロン)でマカロンをいただくのもいいものです。

今調べてみて、このラデュレ(LADUREE)が東京、大阪、名古屋にあるのには驚きました。また、日本全国でもマカロンが食べられるようです。セブン・イレブンなどのコンビニを始め洋菓子屋でも特色ある日本製のマカロンがいただけるようです。

「和食」が無形文化遺産になる日本は、すばらしい食文化を持っています。日本には、マカロンに似た名前の和菓子のマコロンがあります。アーモンドではなくピーナッツをベースにマカロンを独自に日本で発展させた和菓子です。食べだすと止められません。

ハワイでは、ホノルル・コーヒー・カンパニーが数年前からマカロンを販売しているようですが、私はまだいただいていません。機会があれば、パリで食べたマカロンを思い出してハワイのマカロンをいただきたいと思います。


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パリの新名所アメリのカフェ

DSC07807映画「アメリ(Le Fabuleux Destin d'Amelie Poulain )」が、2001年に公開されてからモンマルトの新名所となった、アメリが働いていたカフェ。

画家ゴッホが住んでいたアパルトメントのすぐ近くにあり、世界からこのカフェを訪れる人が絶えません。


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ココシャネルが愛したカフェ

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20年以上ホテルリッツに住み、毎日通い続けたアンジェリーナのお気に入りのテーブルでカフェを飲む、ココ・シャネルの日常がパリにはあります。

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モンマルトルの丘より

DSC07733モンマルトルは 市内を一望できる パリでもっとも高い丘。

Mont des Martyrs (殉教者の丘) が その名の由来になっています。

この丘に建つ白亜のサクレ・クール寺院 ( Basilique du Sacré-Cœur ) は、サクレ・クール =「 聖なる心臓 」( 聖心 / 清き心 )を表わす、
日本でもよく知られた ロマネスク・ビザンティン様式のバジリカ聖堂です。日本でもヒットしたフランス映画「アメリ」でも登場しました。

右側には、ジャンヌ・ダルク像が鎮座します。




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