楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

カリフォルニア

カリフォルニアの悲劇(乱射と山火事)

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ハワイに引っ越してくる前にしばらく住んでいた所だけにカリフォルニアの事件に心が痛みます。今の私の心は上の写真のように雲が被い晴れません。

1990年カリフォルニア生まれの男は高校を卒業するとカリフォルニア州立大学に進みますが、すぐに退学して18歳で海兵隊に入隊しました。翌年ハワイ州オアフ島にあるカネオヘ海兵隊基地に配置されます。そして、19歳でハワイ生まれの女性と結婚しました。

2010年から2011年にアフガニスタンに配置され、マシンガンを扱う任務に着いています。射撃の教官として沖縄での駐留経験もあります。結婚は長く続かず2013年に離婚しています。男は幼い頃から怒ると何をしだすかわからない気性を持っていました。

母親と2人暮らしの男は今年になって母親と大声で口論しているのを隣人が目撃しています。拳銃を発砲する音も聞いています。男は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っていたそうですが、ポロ競技と魚釣りが好きだった男を狂わせたのは何だったのでしょう。

カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のサウザンドオークスで水曜日夜、男は200人が楽しむカントリーウェスタンのレストランバーで銃を乱射して12人を殺害しています。被害者は18歳から54歳の男女でほとんどが20代の若者でした。

サウザンドオークスはベンチュラ郡のある街で隣のサンタバーバラ郡に住んでいたころは、ロサンゼルスの行き帰りに国道101号線沿いのレストランなどによく立ち寄った場所です。目を閉じるとサウザンドオークスの緑の街が浮かんできます。

ベンチュラ郡の国道101号線が今朝から通行止めになるほど、カリフォルニアの山火事が酷くなっています。隣接するロサンゼルス郡にも拡大した山火事は有名人が住む高級住宅地マリブも火の海に飲み込んでいます。

天気予報専門テレビは、カリフォルニアは7月から雨が降らなく異常に乾燥している危険な状態を伝えています。火の勢いが激しい山火事から逃げ送れて、燃えた車から5人が遺体で見つかっています。すでに少なくとも9人が亡くなったようです。

乱射事件と山火事で亡くなった方々の冥福をお祈りします。



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カリフォルニアの大火事

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ちょうど1年前、ハワイに引っ越す前に住んでいたカリフォルニア州のサンタバーバラを訪れていました。そのサンタバーバラに今、避難命令と避難勧告が出ています。私が住んでいた海が見える街の小高い地域近くまで避難勧告で、火の手が近づいています。

ロサンゼルスから国道405号線と国道101号線をサンフランシスコに向かって車を走らすと、1時間半ほどでサンタバーバラの美しい町並みが見えてきます。今回の山火事が発生したベンチュラはロサンゼルス寄りで車で30分です。

12月4日にベンチュラ郡で発生した山火事(トーマス・ファイヤー)は勢いを弱めることなく海岸線を走る国道101号線沿いを北上しているのです。サンタアナと呼ばれる乾燥した強風がその被害を広めています。最大時速80マイル(分速35m)の強風が被害を大きくしています。東京都23区の2倍の広さが消失しています。1分でフットボールの広さを燃えつくす火の勢いです。

現在8000人以上の消防士が消火活動にあたっていますが、32歳の消防士が一人亡くなっています。鎮火のめどはなく、今も燃え続けています。画像の有名なサンタバーバラ・ミッション近くまで迫っているそうです。被害はさらに大きくなり、火の勢いはサンタバーバラ市内まで届きそうです。

この地域はアボガド、レモン、みかん、イチゴなどの産地で、多くの農産物の被害も多大です。昨年のカリフォルニアは洪水注意報が出る雨が多い珍しい冬でした。2週間も続く山火事が収まるのはいつでしょう。火の海に飲まれて住む家をなくしたカリフォルニアの被害者の気持ちを想うといたたまれません。1日も早く鎮火するように祈ります。


   
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J・F ケネディがハネームーンで泊まったホテル

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また山火事が

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カリフォルニアでは10月、サンフランシスコの北部のワインで有名なナパ周辺で大規模な山火事が発生したばかりです。44人が犠牲となり、8900棟が焼失したカリフォルニア州として過去最悪の被害となっています。

今またカリフォルニアで山火事が発生しています。今日のトップニュースです。州知事は非常事態宣言を出しています。ロサンゼルスから州道1号線か国道101号線をサンフランシスコに向かって車を走らすと、1時間ほどでベンチュラの町が海岸線に見えてきます。

さらに20分ほど海岸線を走れば、私が以前に住んでいたサンタバーバラに着きます。興味あるアンティークショップにスリフトストアが何軒もあって、ベンチュラにはよく行ったものす。アメリカ人は「ベントゥーラ」と発音するベンチュラを、ちょうど1年前に訪れたばかりです。
 

ベンチュラのあるベンチュラ郡で山火事が発生し、5日現在で約47500エーカー(200平方キロ)、約150棟を焼失しています。約2万7000人もが避難して、3500人の消防士が消火活動にあたっています。鎮火のめどはなく、今も燃え続けています。被害はさらに大きくなり、山の勢いはサンタバーバラまで届きそうです。

カリフォルニアはサンタアナと呼ばれる局地風が吹くのが有名です。サンタアナは秋から冬に、南ロサンゼルス盆地に吹く高温で乾燥した風です。サンタアナが毎年のように山火事がを発生させます。昨日からの時速80マイル(分速35m)の強風が被害を大きくしています。

避難勧告が徹底して死者は出ていませんが、一瞬に火の海に飲まれて住む家をなくしたカリフォルニアの被害者の気持ちを想うといたたまれません。被害がこれ以上大きくならないように祈ります。20℃を切って寒いと言っているハワイの私たちの恵まれた環境に感謝します。



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カリフォルニアの大雨

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1200年来の深刻さとも言われた6年に及ぶ記録的な干ばつが嘘のように、カリフォルニアのこの冬の雨は異常な量の雨が降っています。今日の全国ニュースではカリフォルニアの暴風雨の被害を告げています。

私が12月に訪れたカリフォルニアの1週間の滞在で、1日中雨が降る珍しい雨嵐がカリフォルニアを襲っていました。ローカルの人は恵みの雨だと人々は喜んでいました。

青い空が象徴のカリフォルニアがこの冬はカリフォルニアらしくありません。アメリカ最大の高さ245mを誇るカリフォルニアのダムが崩壊の危機にあります。その周辺の約20万人勧告を受けました。

私が住んでいたカリフォルニア州サンタバーバラも昨日からの暴風雨で大きな被害を受けています。空港は冠水して閉鎖され、海岸沿いを走るロサンゼルス行きの鉄道(アムトラック)も遮断されています。倒木や地滑りによって送電線が切れ、1時間に1インチの雨が降った地域もあったようです。
 
15年ぶりの暴風雨のようですが、全くカリフォルニアらしくありません。ちょうど1週間前のハワイの悪天気のようです。ハワイも来週はまた寒冷前線の影響で風と雨の日があるようです。地球温暖化はさまざまな地域で人々の生活に影響を及ぼしています。



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ハワイよりも高い空

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フリーウェイの国道101号線を制限速度の時速65マイル(105Km)で走行してもまったくスピードを感じません。私の車を何台も追い越していく。軽く75マイル(120km)は出ているでしょう。

広大なカリフォルニアではスピード感がありません。狭いハワイではあまり経験しないことです。ハワイのフリーウェイの制限速度はせいぜい時速55マイルです。アメリカ本土にいるとハワイの狭さを忘れてしまいます。

オアフ島のコオラウ山脈にぶつかった海上からの空気が上昇して低い雲を形成します。ホノルルの上空にはそんな低い雲が流れてきます。空が低く感じられるのは狭い島の特性かもしれません。

空が低く感じられるだけでなく空の青さも違うように見えます。湿度があるハワイと違ってカリフォルニアの空気は乾燥しています。空気中に湿気がないぶんクリアでよりブルーに見えるのでしょう。


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ポール&マイケルの撮影現場(セイ・セイ・セイ)

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マイケル・ジャクソンが住んでいたネバーランドがカリフォルニア州サンタバーバラ郡にあったのは良く知られています。スキャンダルではサンタバーバラ裁判所に出頭して多くのファンが彼の姿を見ようと集まったものでした。マイケルは、」サンタバーバラ市の中心地から40分ほどの人里離れたネバーランドで動物たちと静かに暮らしていました。

ビートルズのポール・マッカートニーは世界に別荘を持っていますが、このサンタバーバラ市に隣接する大豪邸が点在するモンテシトにも彼の別荘がありました。故ジージ・ハリソンが人生の最期をそこで過ごしたとされています。

1980年代にマイケル・ジャクソンとポール・マッカートニーの距離がとても近かった時代がありました。1983年には「セイ・セイ・セイ(Say Say Say)」が共作されて、大ヒットして6週連続で週間ランキング第1位を獲得しました。そのビデオ・クリップが2人の住まいのあるサンタバーバラ郡で撮影されました。

サンタバーバラ市から国道101号線を車で1時間少し北上すると人口1890人の小さな村ロス・アラモスがあります。その村の目抜き通りに1876年に建てられた木造2階建ての古いユニオン・ホテルが建っています。馬車で移動していた時代の建物で、ホテル前に立つとまるでタイムマシーンでその時代に戻ったように見えます。

2人の大ヒット曲「セイ・セイ・セイ(Say Say Say)」がロス・アラモスのユニオンホテルで撮影されたのです。現在も古いまま保存されているのには驚きます。2人のファンならば、見逃せない観光スポットになることは確かでしょう。



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大富豪のハーストキャッスル

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ハワイには大富豪の邸宅(ドリス・デュークのシャングリラ)がホノルル市に寄贈されて一般公開されていますが、そのドリスのシャングリアの100倍以上もの規模の大邸宅がカリフォルニアで一般公開されています。

1941年の名作映画「市民ケーン」のモデルとなった大富豪の大邸宅がセントラル・カリフォルニアにあります。昨日のピスモビーチから車で1号線を1時間ほど北上するとその大邸宅に行けます。現在はカリフォルニア州に寄贈されて博物館として一般公開されています。

大富豪ウィリアム・ランドルフ・ハースト(1863-1951)は、1919年にセントラル・カリフォルニアのサンシモンにある太平洋を望む丘の頂上に自宅を建築する決心をします。当時の著名なサンフランシスコの建築家ジュリア・モーガンに設計を依頼します。ジュリア・モーガンはホノルルのダウンタウンにあるカフェ・ジュリアがあるYWCAの建物の設計を手がけています。

1919年に始まった建設は28年の長い年月をかけて1947年に完成しました。大富豪の贅をつくした豪邸には世界から集められた値の付かないような高価な絵画やアンティークの調度品で埋め尽くされています。大英博物館にあるような3000年前のエジプトの遺跡からの美術品がさりげなく庭に飾られています。

160室もの部屋がある豪邸の内部には書斎、図書室、映画館、遊戯室、美容室、食堂などはもちろんのこと、テニスコートや屋外&屋内ブールが存在します。動物好きでライオンやトラ、キリンまでいる動物園まで備えています。

世界一のプールと言われるネプチューン型屋外プールのタイルの一部は、1世紀から3世紀の古代ギリシャやローマの神殿や遺跡から買い集めたタイルを使用しています。長さ104フィート(約32m)、深さは3~10フィート(1~3m)あり、温水プールで更衣室だけでも17あります。ローマ風の屋内プールは、長さ81フィート(25m)、深さ10フィート(3m)あり、すべてベネチアングラスの特注タイル張りで中には金箔が入っているものもあります。

32年前に始めて訪れた時は丘の頂上まで車で行けましたが、今は丘のふもとにあるビジターセンターで車を止めチケットを求めてガイド付き専用ツアーバスでキャッスルまで行くようになっています。自由にキャッスル内を見学できた以前とはずいぶん違っていました。知人は50年以上前にこの2つのプールで泳いだことがあると言いますから時代の経過を感じます。

ハワイのドリス・デュークのシャングリラを訪れていない人は、まずシャングリラを訪れてください。そうすれば、その100倍以上の贅が尽くされたハーストキャッスルを連想できるでしょう。


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ピスモビーチの神秘な蝶

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カリフォルニアの暖かい気候と美しい自然に惹きつけられるのは私たちだけではありません。海沿いの暖かいピスモビーチには、毎年約3万5千匹もの蝶が、寒いカナダから渡り鳥のように渡ってきて冬を過ごします。

ビーチは夏に観光客でにぎわいますが、10月下旬から2月の冬の時期はこの神秘な蝶を見にやってっ来る人が絶えません。私の今回のピスモビーチの訪問も神秘な蝶が見たかったからです。カリフォルニアに住んでいて今までに何度もビスモビーチに来ているのに、全く興味がなかったのです。

ピスモビーチの桟橋から1号線を南に1マイル(1.6km)も行かない「モナークバタフライ・グローブ」という海沿いのユーカリの木立が蝶たちの冬を越す場所になります。交通量の多い1号線沿いによくもこんなに多くの蝶が集まるのか驚きます。

早朝は枯れ葉だらけの木立のように見えますが、朝の陽射しが当たりだすと鈴なりの眠っていた蝶がオレンジ色に輝き羽を羽ばたかせます。枯れ葉のように見えたものは全て蝶が重なり合っていたのです。空を舞う無数の蝶の壮観な光景はこの世の風景とは思えません。感動以外の何物でもありません

ピスモビーチにあるこの木立は毎年3万匹の蝶の住みかとなります。この蝶はオオカバマダラ(モナークバタフライ Monarch butterfly)と呼ばれ、カナダなど北アメリカの各地で涼しい夏を過ごした後、8月から9月になると南を目指します。冬でも温暖なカリフォルニア、フロリダ、遠くはメキシコまで冬を越すのに移動します。

うまく気流に乗って1日100マイル(160km)、ハワイからカリフォルニアほどの距離(4000km)を移動します。6週間ほどの寿命のない蝶と違ってこのモナークバタフライは6ヶ月も生きますが、この個々のピスモビーチの蝶は来年にはピスモビーチに戻ってきません。その子孫たちがDNAに刻まれた驚異のGPSを駆使して戻ってくるのです。

10cmにも満たない蝶が大移動するのは本当に驚きます。大自然が残るカリフォルニアですが、いつまでも蝶たちが戻ってこれる環境を維持していくのが私たち人間の役割です。



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ピスモビーチ・カリフォルニア

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サンタバーバラから北に国道101号線を50マイル(80km)を行くと、人口8千人ちょっとの美しいビーチで有名なリゾートタウン、ピスモビーチがあります。

カリフォルニアで気軽にサーフィンができるビーチとして人気があります。サンタモニカやサンタバーバラのように木製の桟橋(ピア)がビーチにあって、夏には観光客でにぎわいます。冬の今は静かなビーチです。

当地で採れるアサリを具にしたクラムチャウダーがピスモビーチの名物です。ビーチ近くでは一番人気の行列のできるスプラッシュカフェ(The Splash Cafe)で熱いクラムチャウダーをいただきます。

冬の今カリフォルニアはハワイと2時間の時差があります。ハワイより2時間早い日の入りを見ながら、日が沈む方向にあるハワイが少し恋しくなりました。



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アメリカのデンマーク村ソルバング

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ロサンゼルスから北に国道101号線を車で2時間ほど北上すると海岸線沿いに人口9万人の街サンタバーバラがあります。私がハワイにやってくる前にいたところです。

このあたりの海岸線の地域は、夏涼しく冬温かい地中海性気候のため、アメリカのリビエラと呼ばれています。サンタバーバラから更に101号線を北に40分くらいドライブするとデンマーク村のソルバングに行けます。

デンマークからの移民たちが住み着いた人口5千人ほどの小さな町ですが、この地域の人気の観光地の一つになっています。デンマーク風家屋に風車、児童文学者のハンス・クリスチャン・アンデルセンと人魚姫の銅像が村のシンボルになっています。

150近いお店が軒を並べベーカリーショップにはデニッシュが食べられ、レストランではデンマーク料理が食べられます。デンマークの輸入雑貨店などには、もちろんロイヤル・コペンハーゲンのイヤープレートなどが販売されています。

ロサンゼルスからのんびり1日観光できる距離にある場所なので、カリフォルニアの海岸線をゆっくりドライブしながらやって来れます。今日はソルバングからのアップになります。



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