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81年前の12月7日は真珠湾攻撃の日だった。その夜、ハワイの人たちは闇に紛れて日本軍が島に上陸して侵略するのではないかと怯えた。しかし、冷静に考えれば、国力の大きな違いから日本がアメリカとまっとうに戦ったら負けるのはわかっていた。戦いを始めるのも奇襲攻撃しか手段はなかった真珠湾攻撃だった。

日本は、第二次大戦中に中国大陸や朝鮮半島など東南アジアや太平洋地域の多くを占領した。占領地域では日本占領貨幣を発行している。The Japanese Government と印刷されたこの紙幣は、占領地の現地通貨と取り替えるためのものだ。

日本軍は真珠湾攻撃後にハワイに侵攻し占領するつもりでいたのだろう。実際にはハワイで使用されることはなかったが、大日本帝国政府発行のドル紙幣も準備され発行されていた。この紙幣は、占領地の現地通貨と取り替えるためのものだ。画像の10ドル、100ドル紙幣はハワイの博物館で見ることができる。

ハワイで展示されている10ドル紙幣の絵柄にはバナナやパイナップル、ヤシの木など南国の風景が描かれている。いかにもハワイらしいドル紙幣だ。この絵柄はドル紙幣だけなく、インドネシアなどの南アジア諸国の紙幣も同じ図案で利用された。

81年前日本は本気でハワイを占領できると思っていたのだろうか。日本が発行したドル紙幣の存在を知る人は多くはない。


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