5年前に大谷翔平がピッチャーとして初登板したオークランドとのゲームをよく覚えている。日本での期待に対して、アメリカの期待はさほど大きくなかった。ピッチャーか打者の一つに専念した方がいいだろうとか、アメリカではどちらも通用しないとまで言う人もいた。
5年前の初登板の第一球からドキドキしてテレビ観戦していた。まるで、自分の息子がマウンドに立っているような不思議な気持ちだった。ストライクとボールがはっきりして今のように安心して見られるような快投ではなかったが、要所で三振が取れてメジャー初勝利で初登板を飾った。投手大谷翔平のドラマの始まりだ。
メジャー初勝利、初安打、通算100号本塁打を記録した思い出深いオークランド球場で節目の10勝を成し遂げた。ゲンのいい球場でのメジャー5年目で初の10勝をマークしたことになる。これで翔平の今シーズンは「10勝&25本塁打」を達成した。1918年に「野球の神様」ベーブ・ルース(13勝&11本塁打)以来の、104年ぶりとなる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業を達成した。打線がまともなチームならとうに達成していただろう。
昨年同様に主要メンバーが抜け、投手として勝ち星を積み重ねるのは簡単ではなかった。3連敗中だったが、どれもチームが普通に打っていれば勝ち投手に慣れた3ゲームだった。先週エンゼルスからフィリーズにトレードされた投手は翌日に、5回で4点を取られても勝ち投手になっている。翔平の今年の調子ならば、すでに15勝できていてもおかしくないだろう。
世界の強者が競うこの世界で、二刀流を続けていくことはスゴイことだ。ケガのリスクを避けるためにも毎日のストイックな自己管理が必要だ。彼ほどの才能と二刀流を続けるのには才能だけでなく、タフな精神力も必要とされる。
残りの登板数はこのペースでいくと9ゲームとなるので、ベーブ・ルースの13勝を超えるのは時間の問題だ。現在157の奪三振は、簡単に200を超えるだろう。大谷翔平は今、メジャーの神の偉業に並んでその上を目指そうとしている。これからも、更に勝ち星と本塁打を積み重ねていく大谷翔平を応援していこう!
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アメリカでベーブ・ルース選手再来の象徴に日本人が上り詰めました。
観客席にも多数の日本人らしい顔が映ってましたが
応援の甲斐があって良い土産話になるでしょう。
>アメリカではどちらも通用しないとまで言う人もいた。
一般人のコメントなら兎も角、どこを見てるのやら。人種差別的発言でしょう。
初めの頃大谷さんがホームランを打った場面で解説者は「やるじゃないか」的な笑い声を。
そのあとの打席でも出たホームランにアナウンサーともども呆れたのか驚いたのかしばし沈黙。
それにしてもこんな天才的で努力を惜しまない
素敵な日本人がアメリカで開花してくれるとは。
大昔の米・野球界だったら大谷さんは入団だって
不可能でしょう。ジャッキー・ロビンソン入団が問題視され彼が受けた壮絶な虐めの歴史など。
大谷さんは時代にも恵まれました。
42番は永久欠番番号ですが大谷さんがどんな歴史的快挙を遂げても17番の永久欠番は無理かも?
tigger
がしました