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ウォルターとグウィンはともに今年67歳だが、それぞれボビーとジュリーの偽名で35年以上も長い間生きてきた。先週金曜日2人は、オアフ島のカポレイの自宅でFBI(連邦検察官)に逮捕された。

裁判所の記録によると、2人は1955年に生まれで、テキサス州の高校に一緒に通い、1977年から1979年まで一緒にテキサスの大学に通い、最終的に1980年に結婚している。夫婦は1987年に何らかの理由でテキサス州の家を差し押さえになり家を失った。

そして、同年すでに亡くなっている乳児のテキサス出生証明書の記録を違法に取得し、それぞれ2人は死んだはずの「ボビー」と「ジュリー」を不法に生き返らせ、翌年に再び夫婦として生活を始めた。

生き返ったボビーは1994年にハワイの沿岸警備隊に入隊している。その時のボビーは27歳のはずだったが、実際の年齢は39歳だった。入隊年齢の制限は31歳だったので、よく上手く就職できたものだ。ハワイでの行動が残っているのは現在1994年以降で、それ以前の7年間は不明である。

ボビーは、2016年まで国を守る沿岸警備隊で22年の勤務を終えて引退している。ボビーは、電子機器に非常に熟練していて、航空電子工学の電気技術者であった。その後は、沿岸警備隊での仕事を買われ、請負業者として真珠湾の航空基地で働き続けた。

ボビーは、冷戦時代にソビエト圏のルーマニアに住んでいたことがあると友人に話している。自宅からは元ソビエトのスパイ機関であるKGBのユニフォーム姿の1980年代に撮られた2人のポロライド写真が押収され、また見えない字が書けるインク道具、暗号の文書、本名と偽名以外の郵便物、ハワイの軍基地の地図などが見つかっている。

もちろんハワイだけでなく、アメリカの全国のニュースにもなっている。まるでスパイ映画のような事件に驚く。個人情報の盗難など3つの罪で有罪判決を受けた場合、2人は最大22年の懲役になる。これからどんなことが明かされていくのか、興味津々だ。


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